義朝の死、そして頼朝の処遇に悩む清盛…ドラマ「平清盛」第28話予告動画と前回のあらすじ-NHK
7月15日、NHK大河ドラマ「平清盛」は第28話「友の子、友の妻」を放送、平清盛(松山ケンイチ)は親友である源義朝(玉木宏)を謀反人として処罰する立場にあった。そして残された嫡男・頼朝(中川大志)や妻の常盤(武井咲)の運命も清盛の手にあった。そんな中、常盤は牛若丸を出産する。
■第27話「宿命の対決」
京に入った清盛は信西(阿部サダヲ)のさらし首を目にするが、臨戦態勢で待ち受ける源氏をよそに兵を動かすことはなかった。それどころか信西亡き後、好き勝手に権勢を振るう藤原信頼(塚地武雅)に恭順の意を示すことを決めた。平氏を警戒し続ける源氏の軍勢は戦が起きない状況に苛立ち、戸惑う。そして源氏の武士たちに守られている信頼の下へ、清盛の使いとして家貞(中村梅雀)が訪れた。家貞は信頼に一門の名を記した名簿(みょうぶ)を差出し、信頼に従う意を見せた。義朝は清盛に対する警戒を強めるが、信頼はすっかり安心して喜ぶばかりだった。
その頃、日々宴に明け暮れる清盛の屋敷に、信頼に加担していた公卿の藤原惟方(これかた・野間口徹)と経宗(つねむね・有薗芳記)が訪れた。二人は信頼によって朝廷としての機能を成さない現状を嘆き助けて欲しいと訴える。一時は刀を振り上げ惟方らを恫喝する清盛だったが、自分の指図に従う条件で命を救う。戻った惟方らは、信頼に源氏の兵たちをねぎらうように意見し、気を良くした信頼は兵士たちに酒を振舞った。平氏の襲撃が久しく無い事で緊張感の切れていた平氏の武士たちは酒を飲み酔いつぶれてしまう。その隙を縫って平氏は軟禁されていた後白河上皇(松田翔太)と二条天皇(冨浦智嗣)を救い、清盛邸のある六波羅に避難させた。二人の救出が終わると、清盛は上皇と天皇が六波羅にいる事を触れ回らせ、信頼たちは逆賊となったことを宣言する。
信頼の失態に激しく怒った義朝は信頼を殴り倒すが、既に源氏も逆賊となっていた。そして二条天皇直々の声掛けで信頼と義朝の追討命令が出される。いよいよ平氏と源氏の戦が始まった。
各地において両軍はこう着状態となっていたが、合図を機に平氏軍が一斉に退却を始めた。それを追う源氏の軍勢は六波羅へ攻め入ろうとするが、賀茂川までやってきた源氏勢は対岸に平氏の大軍が揃っているのを見て罠にはまった事を知る。源氏の武士たちは平氏側の圧倒的な攻めにもろくも崩れ去り、とうとう清盛と義朝の一騎打ちとなった。激しい戦いの後、清盛が義朝に止めを刺す寸前まで追い詰めた。しかし清盛は義朝を殺さずに逃がすのだった。戦は平氏の圧勝で幕を閉じ、義朝は敗走する身となった。
<第28話みどころ>
逆賊の嫡男である頼朝の処遇を巡って、清盛と母の池禅尼(和久井映見)が対立する。清盛の救命を嘆願する池禅尼の申し出を断る清盛だったが、その胸中は複雑であった。後の世で、「頼朝を殺さなかったのが平氏最大の過ち」とまで言われる処遇について、清盛にどんな悩みと葛藤があったのかを読み解きたい。
大河ドラマ「平清盛」第28回は15日(日)、総合よる8時・BSプレミアム午後6時から放送。予告動画は公式サイト「あらすじ」で視聴出来る。第27回「宿命の対決」のオンデマンド配信購入期限は7月22日まで、210円(税込・視聴期間:購入後1日)で視聴出来る。NHKオンデマンドではお試し視聴も配信中、見逃し見放題パック(月額945円・税込)の対象となる。
大河ドラマ「平清盛」
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