仕掛けられた最後の罠、壊れゆくピダム「善徳女王」第60話あらすじと見どころ
ミシル一派は手を緩めない、次の罠を仕掛けてきた…ピダムを王にするため、かつてのアショカ王の仏像の話にちなんだ「木箱の中に手紙をいれた船を漂着させる」というトリックを考えた。YouTubeにて「善徳女王」の予告動画が公開中だ。
(※2011年5月、BSフジでの放送に合せて紹介したものです)
「善徳女王」は、2009年に韓国のMBCで放送された歴史ドラマ。新羅(シルラ)という古代韓国の王国を舞台に、韓国史上初の女性君主である善徳女王(ソンドク)の波乱に満ちた生涯を描いている。【「善徳女王」を2倍楽しむ】では、時代背景や人物紹介、全話のネタバレ(あり/なし)あらすじと見どころ、豆知識、イベント取材レポートなどまとめている。
屈阿火(クラファ)県の港に突如出現した謎の船。中から怪文書が出てきて、ソラボルはその噂で持ち切りになる。トンマンの元に届けられたその手紙には、「極楽浄土の仏の名を持つ者が神国の王になる」とある。極楽浄土では仏のことを曇と呼ぶ。つまり、この手紙は「ピダム(眦曇)が新羅の王となるべき」と読み替えることができる。
これは許すまじき罪であると、チュンチュは兵部の兵士らに船を作った者を見つけるよう命じ、自ら屈阿火県に向かう。聞き込みを進めるうちに、船大工の居場所を突き止めるチュンチュをヨムジョンが襲った。命を狙われたチュンチュは、ピダムを消さない限り、この先も後継者争いが続くことを予測し、無実だと知りながらすべての責任をピダムに取らせようとする。
一方ミシル派は、トンマンに忠誠を誓ったピダムを翻意させようと躍起になっていた。それにしても、産まれてすぐに捨てられ、父代わりの師匠からは忌み嫌われ、母とは名ばかりのミシルからは勝手に後継者とされ、せっかく実りかけた唯一の愛まで取り上げられようとしている。あまりにもピダムが哀れだ。
それでもトンマンだけはピダムを信じ続けた。トンマンは、ピダムをしばらくの間ソラボルから離れさせ、その間にことを片付けようとした。トンマンから渡された指輪を手に、おとなしく待っていればよかったものを、ピダムは何とか自分で片をつけようと動き出してしまった。彼は、まずはヨムジョンから始末しようと考えた。しかしこれこそが、どうあってもトンマンへの忠誠心を捨てようとしないピダムに、ヨムジョンが仕掛けた最後の罠だった。果たしてその罠とは…。この罠のせいで、ピダムはトンマンを疑ってしまった!60話最後の場面だ。壊れていくピダムが恐い
◇YouTube「善徳女王」予告動画
【作品詳細】【「善徳女王」を2倍楽しむ】