公卿となった清盛に持ち上がる新たな問題…大河「平清盛」第29回予告動画と前回のあらすじ－NHK

7月22日、NHKの大河ドラマ「平清盛」は第29回「滋子の婚礼」を放送、ついに武士で初の公卿の座に上り詰めた平清盛（松山ケンイチ）だったが、妻・時子（深田恭子）の妹・滋子（成海璃子）の婚礼を巡って一騒動が持ち上がる。二条天皇（冨浦智嗣）に滋子を入内させようと画策するものの、その前に滋子が身ごもってしまう。その相手を知り、清盛は頭を抱えてしまう…。

■第28話「友の子、友の妻」
敗走する源義朝（玉木宏）は、腹心の鎌田正清（趙たみ和）と共に正清の舅である長田忠致（長谷川公彦）を頼って落ち延びた。最初は温かく迎え入れる忠致だったが、義朝はそれが罠であることを察知する。捕らえられるよりはと意を決した義朝と正清は互いに刺し違えて絶命する。その知らせを受けた清盛は表情を変える事なく淡々と頼朝（中川大志）追討を命じる。藤原成親（吉沢悠）は義兄であるという理由で許されたが、藤原信頼（塚地武雅）は謀反の首謀者として斬首される。
翌年、頼朝は平氏に捕縛され幽閉の身となる。ある時、池禅尼（和久井映見）が頼朝を訪ねると、頼朝は亡き父や母、兄のために卒塔婆を彫っていた。その姿を見た池禅尼は清盛のもとへ出向き、頼朝の助命を嘆願する。亡き家盛に似ているという池禅尼の訴えにも清盛は拒否する。池禅尼はその日から断食をするものの、清盛は気にするそぶりを見せなかった。そのすぐ後、信西の最期を見守った西光（加藤虎ノ介）が清盛に面会し、頼朝の斬首を断固として主張するのだった。
その頃、平氏の目を逃れて牛若を無事に出産した常盤（武井咲）は清盛のいる六波羅へ出向く事を決める。三人の子どもを連れた常盤は、子どもの命だけは助けて欲しいと清盛に頭を下げに来たのだった。家臣の中には常盤を側室にすればよいという声も上がった。時子が怒るからという理由で話を反らす清盛に、それを伝え聞いた時子は食って掛かって怒るのだった。側室にすることで命を助けられると時子は訴えたが、友の妻に対しての処遇ではないと清盛は心情を吐露した。時子は、義朝は謀反人である前に友であった事を考えて処分を下すべきだと語りかけた。
頼朝の処分が下される日、清盛は頼朝に源氏の宝刀「髭切り」の太刀を見せる。髭切りを探すために義朝とはぐれてしまった頼朝は、清盛がそれを持っていた事に絶望し、早く斬首の刑に処するように訴えた。その頼朝の姿に亡き義朝を重ねた清盛は、義朝が亡き後一人で武士の世を切り開かねばならぬ重責を吐露する。そして頼朝に誠の武士の姿を指をくわえて見ているがいいと吐き捨て、流罪を言い渡すのだった。常盤も処分されることなく、幼子共々京で清盛の監視下ながら生かされることになった。頼朝は伊豆へ送られる身となった。そして清盛は公卿の座につき、これまでの歴史になかった武士による政治の第一歩を歩み始める。

大河ドラマ「平清盛」第29回は22日（日）、総合よる8時・BSプレミアム午後6時から放送。予告動画は公式サイト「あらすじ」で視聴出来る。第28回「友の子、友の妻」のオンデマンド配信購入期限は7月29日まで、210円（税込・視聴期間：購入後1日）で視聴出来る。NHKオンデマンドではお試し視聴も配信中、見逃し見放題パック（月額945円・税込）の対象となる。

大河ドラマ「平清盛」
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