丹下家のお家断絶、千春との別離に典膳は…ドラマ「薄桜記」第3回予告動画と1-2回あらすじ-NHK

2012年07月26日16時15分ドラマ

7月27日、NHK・BSプレミアの時代劇「薄桜記」は第3回「口封じ」を放送、千春(柴本幸)の兄・龍之進(忍成修吾)に左腕を斬られた丹下典膳(山本耕史)は上杉家家老の千坂兵部(草刈正雄)の屋敷に匿われるが、左腕を切除することとなってしまう。今回の件で上杉家の家名を護るために丹下家がお家断絶を被ってしまう。粛々とそれを受け入れる典膳に離縁されても付き添っていた千春だったが、やがて二人は引き離されてしまう。

■第1回あらすじ
桜の頃、祭の夜桜を見に来ていた旗本の丹下典膳(山本耕史)は石段から足をすべらせた上杉家家老の娘・千春(柴本幸)を助けたが、二人は名も告げないまま別れるのだった。道場でも一二を争う剣豪の典膳は、ある日道場入りを志願してきた中山安兵衛(高橋和也)という男に目を掛け、見習いとして道場で世話をするように取り成す。その後典膳に縁談が振って湧き、言われるままに祝言を挙げることとなったが、その相手こそが千春だった。始めは自分が助けた娘と気付かなかった典膳だったが、祝言の途中で気がついたという千春と語らううちに、親の言いつけで結ばれた仲ながら二人は深い絆を感じる。典膳の母・ぬひ(檀ふみ)も千春を気に入り、幸せな新婚生活が始まった。
しかしその矢先、典膳は二年の大阪勤番を言いつけられる。夫婦になってわずか一ヶ月での別れに心は引き裂かれんばかりの典膳と千春だったが、典膳は大阪へ旅立った。千春は典膳の留守を守り、ぬひを立てて慎ましく暮らしていた。そんな折江戸に大火が起こり大騒ぎとなる。火事の混乱の中、千春へ思いを寄せていた長尾家に仕える瀬川三之丞(石垣佑磨)は千春を手篭めにしようと襲い掛かる。

■第2回あらすじ
大火の日以来、三之丞は千春を付け回すようになっていた。千春は断固として三之丞を拒絶するが、鬱屈した様子はぬひも気付いていた。それを隠して健気に振舞う千春だったが、ぬひは心労から卒中を起こして倒れてしまう。そんな様子は千春が不義密通しているという噂となって大阪の丹膳のもとへ伝わる。これが理由で早くも江戸へ帰される事になった典膳の心中は穏やかではない。ようやく帰宅する典膳だったが、話しかけようとする千春に挨拶回りを理由に典膳は会話を避け、寝所も別にすると言い渡す。何も言い返せない千春。周囲が腫れ物に扱うように典膳と接する中、とうとう千春は大火の日の出来事を告白する。そして三之丞に対して幼なじみゆえの油断があった自分の非も伝え、手打ちにして欲しいと典膳に申し出る。
しかし典膳は千春の実家・長尾家や縁談を紹介した上杉家の体面を重んじ、何より一度は愛した妻を世間の物笑いにされたくないという思いから自ら命を絶つことのないように千春に言いつける。そんな中、ぬひは病が治らぬまま他界してしまう。典膳は使用人に命じて狐を一匹用意させる。そしてぬひの葬儀の際、障子の陰できつねを斬り殺す振りをして、家に救っていた狐の物の怪を退治したと弔問客に訴えた。千春に近寄っていたのも男に化けた狐であったかと周囲は納得し、丹下家の狐の妖怪の話は噂となって瞬く間に広まった。これで千春に対する一応の潔白が整い、信じないものもこれが典膳の配慮である事を承知していた。
そしてぬひの四十九日を終え、典膳は千春に離縁を申し渡す。覚悟を決めた千春は、典膳と共に実家の長尾家に出向く。そこで千春の父・権兵衛(辰巳琢郎)と母・お菊(かとうかず子)は今更ながらの離縁に不服を申し立てる。そして更にそこへ典膳の仕打ちに立腹した龍之進が現れ、怒りのあまりに典膳を斬りつけてしまう。左腕からおびただしい血を流す典膳に千春は駆け寄り、必死で介護するのだった。

<第3回みどころ>
本来ならば千春の不義密通を理由に長尾家が断絶となってもおかしくないところを、千春を愛する故に典膳は全ての不始末を我が身に被る。この時代ならではの「筋」は現代人から見ると歯がゆくも思えるが、そこに現代ドラマでは味わえない悲哀や切なさが伝わってくる。左手を失った典膳がどうなるのか、その行く末が固唾を呑んで見守られる。

BS時代劇「薄桜記」第3回は27日(金)よる8時から放送。予告動画はドラマ公式サイト「次回予告」で視聴出来る。第2回「汚名」のオンデマンド配信購入期限は8月3日まで、210円(税込・視聴期間:購入後1日)で視聴出来る。NHKオンデマンドではお試し視聴も配信中、見逃し見放題パック(月額945円・税込)の対象となる。



薄桜記|NHK BS時代劇
NHKオンデマンド BS時代劇 薄桜記





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