最終章「危急存亡」へ突入!蜀の存亡は孔明の手に…ドラマ「三国志Three Kingdoms」第84話みどころと前回までのあらすじ-BSフジ

2012年07月27日09時18分ドラマ

7月27日、BSフジの中国時代劇「三国志Three Kingdoms」は第84話「出師の表」を放送、これを以って第7部「危急存亡」が幕を開け、最終話まで残すところ12話となる。曹操の死で始まり劉備の死に終わった第6部の後は、更なる波乱が蜀を襲う。「泣いて馬謖を斬る」「空城の計」「死せる孔明、生ける仲達を走らす」など後世に残る逸話も多いクライマックス、武将たちの知と武のぶつかり合いはどこへ向かうのか、そして戦いを制するものは…歴史スペクタクルの大いなる結末まで怒涛の展開が待ち受ける。

■第82話「陸遜、連営を焼く」
劉備が軍を林に駐屯させた事を聞いて敗北を予見した諸葛亮は、少しでも損害を食い止めるべく馬謖を遣わし、味方の退路を確保するために魚腹浦(ぎょふくほ)に八卦の陣を敷いて待機させる。そして趙雲には敗軍を白帝城に誘導するように前線へ送り出す。連戦が続く中、何故諸葛亮が敗北を断言するのかわからないまま趙雲は出陣するが、決戦の場となった夷陵では、陸遜による火攻めがいよいよ行われていた。劉備が気付いた時には既に軍は大火に包まれ、逃げ惑う兵馬たちを目の当たりにし愕然となる。退却しか道のない劉備は失意のうちに白帝城へと急ぐ。追討軍を指揮する陸遜が魚腹浦まで来た時、諸葛亮の八卦の陣をすぐさま見破り通過するが、諸葛亮を高く評価する陸遜は警戒を強める。そこへ諸葛亮からという碁器が陸遜に届けられた。中にはセミとカマキリの死骸が入っているのみだと告げられた陸遜は、それが魏の襲撃により共倒れになる姿を示している事を察し、追討軍を退却させる。
陸遜が兵を退却させるとほぼ同じ頃、魏が荊州に20万の軍を送り込んだとの知らせが届く。魏の侵攻を想定していた孫権も前線まで足を運び陸遜と事後策の対応に追われる。しかし魏の大軍の前に呉軍だけでは限界があり、結局蜀との同盟を復活させるより他はない結論にたどり着く。孫権は今回の勝利で得た兵馬や兵糧を返すとして再び同盟締結に向けて諸葛謹を使者に派遣する。白帝城では満身創痍の劉備は臥せったままであり、成都から到着した諸葛亮に対し今回の作戦に対し意見を取り入れなかった非を詫びた。そこへ呉から諸葛謹が到着し、同盟を劉備に申し出た。大敗後のこの処遇はあまりにも屈辱的であるとして、劉備は怒りの余り血を吐いてしまう。しかし兵馬が戻ることは不幸中の幸いとして、諸葛亮はこの申し出を受けることにする。
意識を取り戻した劉備は息子・劉禅に自らが亡き後の国づくりについて問うたが、子どものように駄々をこねてばかりの劉禅を前に失望の色が現れる。劉備は次に蜀に入ってから得た軍師・李厳を呼び寄せる。李厳は優れた才知ながらも諸葛亮と不仲であることを案じていた劉備は、遺言として李厳に諸葛亮と力を合わせるようにと願い出るのだった。そして李厳もその言葉を受け入れ、深く頭を垂れるのだった。

■第83話「白帝城に狐を託す」
荊州は呉に奪われたものの、蜀と呉の同盟は成立した。死期を悟った劉備は改めて諸葛亮を呼び、かつてのように先生と語りかけながら今後を語る。自らが亡き後は劉禅を補佐して大業を成すために尽力すること、そして劉禅にその器がなければ諸葛亮が代わりに帝位に就き蜀を統治するように申し出る。そして劉禅には劉備亡き後は諸葛亮を父と仰ぐように言いつけた。いよいよ力を失う劉備は、最後に劉禅に史書の一節を暗誦するように命じるが、劉禅は全てを覚えていなかった。劉禅の不勉強を叱ろうと手を挙げる劉備だったが、その手は空しく崩れ落ちる。夷陵の戦での大敗を最後に、無念のまま劉備はこの世を去った。
劉備の死は呉と魏へ速やかに伝えられた。呉では孫権が小妹を弔ったばかりであり、劉備とわずか一日違いの訃報に驚きつつも自らを恨む劉備の死に安堵した。一方で歴戦の曹操・劉備を相次いで見送ることとなった孫権は万感の思いも抱いていた。その頃、魏では劉備の訃報は喜びを以って迎えられた。司馬懿は早速蜀を討つ好機として自ら蜀攻略の軍を率いさせて欲しいと曹丕に進言するが、曹丕はまたもやこれを退けて一族の曹真に軍を掌握させる。司馬懿はいよいよ曹丕から警戒されていることを実感する。
蜀では、来る魏の軍勢に対して既に諸葛亮がそれぞれ策を立てていた。自らの意見を持たない劉禅は全てを諸葛亮に任せるしかなく、単純に諸葛亮の智略に感嘆するのみだった。しかしここで呉に寝返られては不安があるとして、諸葛亮は再度同盟を確認するために馬謖を使者に立てて呉へ送り込むのだった。

「三国志Three Kingdoms」は月曜から金曜の午後5時から放送。作品オフィシャルサイトでは予告篇とダイジェスト動画を公開中。

ドラマ「三国志」公式サイト
BSフジ「三国志Three Kingdoms」


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