孔明率いる蜀の連勝、追いやられる司馬懿…ドラマ「三国志Three Kingdoms」第85・86話みどころと前回のあらすじ-BSフジ

2012年07月30日09時34分ドラマ

7月30日、BSフジで放送の中国時代劇「三国志Three Kingdoms」は第85話「罵って王郎を殺す」、31日は第86話「空城の計」を放送、諸葛亮が率いる北伐軍が快進撃を続け長安に迫る。司馬懿は戦いに備えて増兵して対応しようとするが、これが元で叛意と取られて追放されてしまう。

<第85・86話みどころ>
ここからは諸葛亮(孔明)と司馬懿(仲達)の戦いを巡るドラマとなってくる。物語のクライマックスの中核を成す2人の知将が、稀代の英雄たち亡き後どう国を動かすのかいよいよ盛り上がりを見せる。後世にも響く孔明の智略冴え渡る作戦を心躍らせて堪能したい。

■第84話「出師の表」
魏・曹丕が司馬懿の策に基づき蜀を攻略するに当たり、呉と結ぶように使者を送ってきた。それに先立ち、諸葛亮に命じられた馬謖が使者として孫権に使わされた。孫権は様子を見て蜀と魏のどちらに加勢するか決めようとしていた。張昭の申し出により、鼎に油を入れて説得力の弱い使者を殺してしまうことにする。馬謖は入城して鼎を見てすぐに孫権の意図を察知した。馬謖の強気な態度と明朗な弁舌は孫権が気に入るところとなり、呉は職との同盟関係を優先させた。
これによって諸葛亮は魏からの四つの攻撃路を撃退し、最後の呉の攻撃も交わしたこととなる。魏では、曹丕がこの戦の敗因を家臣に問うたところ、孫権の裏切りが原因であるとの意見を受けた。これによって曹丕は呉攻略を計画し、自らが指揮を取る事を告げた。司馬懿は大勢の前で呉討伐に反対し、謹慎を命じられる。この戦は魏が明らかに敗北すると見ていた司馬懿にとって、これは一つの保身であった。司馬懿の予測どおり魏は敗北、そして曹丕は初めて自らが肺病を患い長く生きられないこと、それを曹操にも隠していた事をようやく司馬懿に打ち明けた。司馬懿が軍権を握った時、誰が司馬懿を制止できるのかという曹丕の問いかけに司馬懿は今後軍権を掌握することを一切放棄すると約束した。その言葉を聞き届けた曹丕は、司馬懿を大将軍に任命し、軍議に参加する事を認める。しかしその後まもなく曹丕は息を引き取る。司馬懿は帰宅すると、静シュに曹丕の死を告げる際に「そなたの主が死んだ」と知らせた。司馬懿は静シュが曹丕の密偵を兼ねていたことを見通していたのだった。
曹丕亡き後、その長男の曹叡が後継者となり帝位に就く。新帝が即位した途端、曹真や曹休は司馬懿の悪評を曹叡に吹き込み失脚、遠方へさせた。しかしこれは司馬懿の望むところだった。都に居続ければいつか殺害されることは見えていたからだ。

その頃、諸葛亮は曹丕が死んだこの隙に魏を征する北伐を開始するために文書をしたためる。これが後の世に名高い「出師の表」である。劉備が死去し既に4年、夷陵の戦いによる大敗からようやく蜀の国力も回復を見せていた。諸葛亮は劉禅に出兵を上奏するものの、李厳は反対の立場を取る。自らの意見を持たない劉禅は、諸葛亮にすべてを一任する。そして北伐についての任官が諸葛亮自ら次々と発表された。その中に自らの名が無い趙雲は反発する。既に五十歳を越えた趙雲を労わっての事だったが、先鋒を務めなければ頭を打って死ぬとまで言い張る趙雲に、諸葛亮は折れて先鋒を任せるのだった。

「三国志Three Kingdoms」は月曜から金曜の午後5時から放送。作品オフィシャルサイトでは予告篇とダイジェスト動画を公開中。

ドラマ「三国志」公式サイト
BSフジ「三国志Three Kingdoms」

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