二世たちの愛と苦しみ…豆知識:女官の地位は?パク・シフ主演「王女の男」第5話あらすじと予告動画
首陽の企みで、スンユ(パク・シフ)と敬恵王女(ホン・スヒョン)の相性は「スンユが火で、世子が木」で、世子を殺す相性と発表された…さらに、スンユに振られた妓生が、スンユに不利な証言をしたため、スンユは絶体絶命に!番組サイトには、前回ダイジェストと第5話予告動画が視聴できる!見逃した回のある方は、【「王女の男」を2倍楽しむ】で、全話のあらすじと見どころを紹介しているので参考にされたい。視聴前にあらすじを知りたくない方は、「見どころ」と「豆知識」だけを先に読んで、「あらすじ」は視聴後にどうぞ。
絶体絶命のスンユのまえに王女が現れ、スンユを守ろうとした。王女は、王と世子、そして我が身を首陽から守ってもらうために、なんとしてもキム・ジョンソの息子のスンユと結婚しなければならなかったのだ。ところが、スンユは、王女のお付の女官から、「女官(だと信じる)セリョンが、王女を装っていたことが知れると極刑を免れない」と聞かされており、セリョンを守るために弁明しようとしない。
■見どころ
今回は切ない恋の始まりとなる回だが、ここからはスンユ、ジョン、ミョンの3人の男たちと、セリョンとキョンヘ王女2人の女たちの心の動きとそれぞれの友情にも注目しよう。この時代を舞台にしたドラマはこれまでにもたくさんあったが、「王女の男」がこれまでのドラマと大きく違うのは、その中心となっているのが、歴史を作った親たちの二世たちにあるところだ。そして、第5話が、5人の運命の分かれ道となる。今後、この5人がどう生きていくのか?大切なシーンばかりなので、見逃しのないように。
■第5話「婚礼の陰で…」
セリョンは獄中のスンユに会いにいくが、父、首陽(スヤン)が現れ、正体を明かせぬまま連れ出される。セリョンは父に、スンユが会った女性は王女を装った自分だったことを明かし、彼を救うよう頼む。首陽はなんとかすると答え、代わりに2度とスンユに会わないと約束させる。
王女も動き出した。首陽に「王女を装ってスンユと逢瀬を重ねたのはセリョンで、スンユはそんなセリョンにもてあそばれただけ。死罪にすべきはセリョンだ」と、脅したのだ。
スンユは女官だと信じているセリョンに罪が及ばぬよう弁明を拒み、このままでは極刑は免れない。父キム・ジョンソは、敵の首陽に息子の命乞いをする。父のおかげで放免されたスンユ。そんなスンユに父は何と声をかけるのか?
(C)KBS結局、王女の婿は、最終選考に一人残った冴えないチョン・ジョンとなった。力のないジョンでは、首陽から守ってもらえそうもない。ところが、ジョンは、かつて王女に会っており、一目でその美しさに心を奪われていた。その女性が王女だったことに運命を感じ、世子と王女を守ることを心に誓う。一方、父がジョンソを裏切り、首陽側に付いたことを知ったシン・ミョンは…。
■豆知識:女官とは
スンユは、セリョンが女官だと考えて、彼女に罪が及ばぬように弁明を拒んだが、女官とはいったいどんな立場の存在だったのだろうか。
女官とは宮女、内人などとも呼ばれた宮殿で働く女性たちで、尚宮の下にある地位の女性たち。尚宮はもちろん女官たちはすべて王のもの。最高位は側室。うまくいけば、王妃も…。だから、ほかの男との結婚はもちろんできないし、退職しても結婚できない。ただし、女官の下で働く下女(ムスリ)は、出退勤も結婚もできた。
もちろん王女を騙るのは、死罪に相当する重罪だが、スンユが相手をした女性が王の女=女官とあれば、罪はなおさら大きいというわけだ。女官(宮女)については朝鮮王朝豆知識の「◆宮女の身分」の項で詳しく紹介しているので、参考にどうぞ。
NHKBSプレミアム「王女の男」番組サイト
【作品詳細】【「王女の男」を2倍楽しむ】
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