治らない病と美雨に告げられない圭介の苦悩…ドラマ「ビューティフルレイン」第6話と前回のあらすじ(放送時間変更あり)-フジ
8月5日、フジテレビ系ドラマ「ビューティフルレイン」は第6話を放送、圭介(豊川悦司)が病気を抱えての生活に周囲の理解は徐々に得られてきたが、いつか治ると信じている美雨(芦田愛菜)に真実をどう伝えるべきか圭介は苦悩する。中村社長(蟹江敬三)は自分の口から圭介の事を他の社員に告げられなかったため、ついに宗田(でんでん)が隠し事をされている事に対して怒りをぶつけてしまう。一方、アカネ(中谷美紀)は拓哉(山中聡)との離婚を決意するが、拓哉は同意しない。拓哉との間に何があったのか、アカネは一向に口を開こうとしない。親に心配をかけたくないからこそ言えない事があると圭介に打ち明けるアカネは、美雨も自分と同じで圭介が思っている以上に心配しているのではないかと問いかけるのだった。
■第5話あらすじ
圭介が若年性アルツハイマーであると打ち明けられた中村だったが、楽観的すぎる父親にアカネは病の大変さを改めて訴えた。千恵子(丘みつ子)はアルツハイマーに詳しいアカネを怪訝に思うが、アカネは今時は常識であるとはぐらかす。圭介たちが仕事の間、美雨は千恵子たちと連れ立って商店街の福引に出かけた。そこで美雨はなんと一等の伊豆大島一泊旅行を当てるのだった。圭介を心配して旅行に行けるかどうか伺う美雨だったが、圭介は笑顔で旅行に行くと答えた。大はしゃぎする美雨。船の出発日は先に秋生(三浦翔平)が彼女と旅行に出掛けるために休みたいといった日と重なってしまったため、中村らは一杯奢るから圭介のために諦めてくれと説得する。圭介は主治医の古賀(安田顕)に旅行の事を伝えると、いくつか注意事項を伝えながらも楽しんでくるようにと答えるのだった。そして圭介が社長に病気の事を打ち明けたことを報告すると、古賀は、患者と親しい仲であればあるほど隠されている方がショックであるものだと語った。その夜中村は宗田と秋生を誘って飲みに出るものの、結局圭介の話を切り出せずにいた。中村は翌日から書店に通い、若年性アルツハイマーに関する書籍を何冊も買い求めて読み漁っていた。
いよいよ旅行の日が近づき、忘れ物の無いように圭介と美雨は互いにメモを読み上げ荷物を確認し、万全の準備で前日を迎えた。当日はガスの元栓が気になったり洗濯物を取り忘れたと思い込んだりで二度も途中で引き返す圭介だったが、なんとか無事に港までたどり着いた。ところが乗船口に来て、しまっておいた場所にチケットが無い事に気付く。荷物中をひっくり返してチケットを探すものの見つからない。已む無く乗船券を買いなおそうとするものの、シーズン中のために既に乗船券は売り切れていた。フェリーは出航してしまい、美雨はチケットを忘れた圭介を激しく批難するのだった。
打ちひしがれて二人が帰宅するのを知って驚く中村たち。チケットを忘れてしまったと圭介が告げる間、美雨は母親の遺影に父ちゃんは病気だから仕方無いと報告しにいった。しかし圭介が部屋に戻ると美雨が激しく泣いていた。乗船チケットが無かったのは美雨のせいだったのだ。一度仕舞ったチケットを遺影に見せるために鞄から取り出した美雨は、そのまま仏前にチケットを置き忘れていたのだった。そんな美雨を優しく抱きとめ、またいつか行こうと圭介は優しく声をかけた。美雨は父ちゃんの病気が治ってから行きたいと訴えた。答えられない圭介は、夏休みの思い出に花火をしようと美雨を誘う。事の次第を圭介が報告に行くと、中村は意を決したように圭介を呼び二人きりになって話を切り出した。圭介に打ち明けられてから本を何冊も読んだが、圭介のために何をしてあげればいいのかさっぱりわからないと心中を打ち明ける中村。うなだれて聞く圭介が次に聞いたのは、「とにかく一緒に頑張っていこう」という言葉だった。圭介が中村産業に来て8年、会社の中心的存在としてこれまでやってきた圭介を中村は息子のように思い、美雨は孫のように思っていたと語りかける。中村の言葉に、圭介は繰り返し礼を言うのが精一杯だった。その夜は、圭介と美雨の花火に中村と千恵子、アカネも揃って加わった。楽しく花火に興じる美雨は、ふと圭介に病気はいつ治るのかと尋ねた。何も言い返せないまま、周囲の大人たちには重苦しい雰囲気がただようのだった。
「ビューティフルレイン」第6話は5日(日)オリンピック番組編成によりよる9時55分から放送。予告動画はドラマ公式サイトで視聴出来る。また、ウェブ限定で各話のダイジェスト動画およびスペシャル動画も公式サイト内「スペシャルムービーコンテンツ」で配信中。フジテレビオンデマンドでは見逃し配信も実施、放送後の毎週水曜日に最新話を追加する。
ビューティフルレイン‐フジテレビ
ビューティフルレイン‐フジテレビオンデマンド
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