第3部へ突入、頂点に立つ清盛と伊豆に待つ頼朝…大河ドラマ「平清盛」第31回予告動画と前回のあらすじ-NHK
8月5日、NHK大河ドラマ「平清盛」は第31回「伊豆の流人」を放送、平清盛(松山ケンイチ)に命を助けられた源頼朝(岡田将生)は伊豆の地で青年へと成長していた。都から遠く離れた伊豆で頼朝が権力と無縁の日々を過ごす一方で、清盛は手にした権勢で貿易を拡大するために港湾整備や瀬戸内海開削などを次々に推し進めようとしていた。
朝廷内では後白河上皇(松田翔太)と二条天皇(冨浦智嗣)の対立が続いていたが、清盛はどちらとも上手く関係を結んでいた。しかしあるきっかけで上皇と天皇の関係は更に悪化し、後白河上皇を阻む二条天皇はわずか2歳の子に譲位することを決める。新帝・六条天皇の後見人を頼まれたのは他でもない清盛だった…
<第31回みどころ>
ついに権力の中枢に近づいた清盛は、自らの理想を実現するために次々と革新的な事業を推し進めていく。自らの周辺も一族で固める清盛だが、幼かった清盛の子ども達も成長し、三男の宗盛に石黒英雄、四男の知盛に小柳友が新キャストとして登場する。一方、源氏の再起を胸に秘めた頼朝の様子も徐々に描かれていく。岡田将生演じる頼朝の周辺キャストも今後注目度が高まる。
■第30回「平家納経」
後白河上皇と滋子(成海璃子)の間には憲仁(のりひと)親王が誕生した。祝いの品として宋の珍しい品々を兎丸(加藤浩次)に命じて取り寄せる清盛だったが、到着が遅いと兎丸を叱りつける。兎丸は腹に据えかねて博多を京の隣に持ってこいと言い返すのだった。その頃讃岐に流されていた崇徳上皇(井浦新)は、民の世話を受けながらも歌を詠み写経する落ち着いた日々を過ごしていた。清盛の権勢が強まるにつれ、長男の重盛(窪田正孝)は父と共に参内する機会が増えたが、次男の基盛(渡部豪太)は宮中が苦手であるとして一歩退いた場所にいた。ある時、時子(深田恭子)の弟・時忠(森田剛)は基盛や教盛(鈴之助)を巻き込み、憲仁親王を次の帝にするため画策しようと動いた。しかしこれがすぐに二条天皇の耳に入り清盛は厳しく叱責される。清盛は怒り、三人の官職をすぐに返上するのだった。
讃岐では崇徳上皇が写経を弟である後白河上皇へ送り、贖罪の気持ちを表した。しかし後白河上皇は崇徳上皇に対する疑念からこれを破棄した上受け取りを拒否する。讃岐へは破られた写経が送り戻され、崇徳上皇は失望と動揺の只中にあった。そこへ折悪しくも、京の仁和寺で隠居していた息子の重仁親王が死去したという知らせも届く。度重なる不幸に、これまで何一つも思い通りにいかない人生を送ってきた崇徳上皇の恨みはついに頂点に達する。日本国の大魔王とならんと、崇徳上皇は一転して呪詛に満ちた日を送るようになる。崇徳上皇はついに物の怪のように成り果て、恨み言を血で綴りはじめる。
ある時、京で基盛が思いもよらぬ事故で命を落とし、清盛は心優しい次男の死を激しく悲しむ。これは崇徳上皇の怨念であると西行(藤木直人)が伝え、一門には動揺が走る。清盛はある日、一族で写経を行い厳島に奉納することを計画した。西行の言葉を真に受けるのかという批判も出たが、この機会に敵味方を問わず命を落とした者達の鎮魂を行いたいとする清盛の強い思いに、一族は総出で写経を行った。最上級の紙、塗料、絵師などを揃えて作られた経典の数々は、栄華を極める平家でしか作りえないものだった。ついに経典33巻は完成し、一同は海路で厳島へ向かう。その途中暴風雨に見舞われ、一行は経典を海に捨てて恨みを沈めるべきと主張するものも出たが、清盛は何としても経典を奉納する意思が強く、家人の盛国(上川隆也)も漁師の鱸丸であった頃に戻って船を操り荒波を渡った。やがて嵐が去り日が上ると、呪詛に満ちていた崇徳上皇は輝く日を前に平静の表情を取り戻し、やがて息を引き取った。清盛一行は無事に厳島にたどり着き、経典奉納の儀をつつがなく迎えた。嵐で気を失っていた兎丸も巫女の桃李と再会し、喜びのあまり泣きながらも盛を抱きしめる。そして嵐を乗り越えてきた清盛は妙案が浮かんだ。道中に見た福原の海を思い出し、「博多を京都の隣に持ってくるぞ」と興奮気味に呟くのだった。
大河ドラマ「平清盛」第31回は5日(日)、総合よる8時・BSプレミアム午後6時から放送。予告動画は公式サイト「あらすじ」で視聴出来る。第30回「平家納経」のオンデマンド配信購入期限は8月12日まで、210円(税込・視聴期間:購入後1日)で視聴出来る。NHKオンデマンドではお試し視聴も配信中、見逃し見放題パック(月額945円・税込)の対象となる。それ以前の過去放送は特選ライブラリとして配信中。
また、12日(日)はオリンピック放送のため放送休止となる。
大河ドラマ「平清盛」
NHKオンデマンド|大河ドラマ 平清盛
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