“イ・サン”の守護神にして実在の剣客「ペク・ドンス」の歴史背景と第1~3話あらすじ・見どころと特報動画
テレビ東京にて、ついに始まった朝鮮王朝を舞台にした歴史活劇「ペク・ドンス」!今回は、第1話~3話のあらすじと、ドンスが生きた時代を紹介…番組サイトには、特報動画と次回予告動画を公開している。
ペク・ドンスは、朝鮮王朝第21代の英祖と22代正祖の時代に生きた人物。この時代は、 丙子胡乱(변자호란(ピョンジャホラン・・・詳しくはこちらで紹介)の100年後。当時は北人、南人、老論、少論が政事をそっちのけで派閥争いをしていた。表党派の年表を開いて確認してみよう。当時英祖を推戴した老論(ノロン)が最大派閥だったが、英祖は激化する党争をなくすために、蕩平(タンピョン)策を推進し、党派に関係なく人材を登用しようとしていた。英祖は民の声にも耳を傾ける名君で、孫の正祖と2代で治世した約80年間は、王朝に新風を吹き込みさまざまな改革をもたらし、半島のルネサンスと呼ばれた輝かしい時代でもあった。
ところが、老論派は、ひそかに清と結託し、英祖の息子の思悼世子(サドセジャ)を謀反の罪に陥れようとする。
※朝鮮王朝の詳しい時代背景は「イ・サン」を2倍楽しむで詳しく紹介しているので、歴史背景に興味のある方は、チェックをお忘れなく。
■第1話あらすじ
ときは1743年、朝鮮王朝を第21代王、英祖の治世。英祖の息子の思悼世子(オ・マンソク)は、軍を掌握して勢力を伸ばす老論(ノロン)派を牽制しようと清の皇帝の石碑を斬りつける。老論派は清に対する大逆罪で世子を糾弾するが、世子の側近である忠臣であるペク・サグェン(オム・ヒョソプ)が自ら身代わりとなり斬首の刑となる。サグェンが処刑台に立った時、兄弟の契りを交わした仲間のキム・グァンテク(チョン・グァンリョル)が助けに駆けつける。グァンテクは英祖王から朝鮮の武芸を高めたと“剣仙(コムソン)”の称号を与えられた剣の達人であった。
サグェンには、身重の妻がいたが、何とか逃げ延びるものの、生まれた息子のドンスは四肢が曲がった体で生まれたのだった。
■第2話あらすじ
捕えられたグァンテクは、生後間もないペク・サグェンの息子ドンスの命と引き換えに利き腕の左手を切り落とされ解放されるが、老論派の重臣で捕盗大将デジュ(イ・ウォンジョン)は黒紗燭籠のチョン(チェ・ミンス)にグァンテクとドンスを始末するよう依頼する。チョンは断るが、グァンテクに恨みを抱くイン(大金を見たイン(パク・チョルミン)は自分が代わりにやると申し出る。デジュが自分たちの命を狙うことを警戒したグァンテクは、ドンスを連れて清に行くことに。チョンは旅立つ彼に命を狙う者がいることを警告する。その言葉通り、グァンテクは待ち伏せしていたインとその手下に襲われるが、覆面をした黒紗燭籠のチ(ユン・ジミン)がグァンテクを助け出す。
■第3話あらすじ
火事になった小屋に取り残された盗賊の娘ジンジュ(ユン・ソイ)を助けるためドンスが火の中に飛び込む。さらに二人を助けにフクサモ(パク・チュンギュ)が小屋に入り、二人を先に逃がした後しばらくしてフクサモもなんとか小屋から逃げ出す。サモが死んだかと思い心配したと泣きじゃくるドンス。ところが涙をぬぐうその手はしっかり動くようになっていた。自由に動くようになった手足が嬉しくて走り回り、これまでいじめられていた友達をやり込めるドンス。一方、目を覚ましたウン(ユ・スンホ)はショックのあまり父親の死にまつわる記憶が飛んでいた。
■見どころ
第1話は、チョン・グァンリョル、チェ・ミンス、オム・ヒョソプといったカリスマ俳優たちの演技とアクションとパク・チョルミンやイ・ウォンジョンの怪演に圧倒される。さすがの天才子役、ヨ・ジングやパク・コンテも少々かすむほど。大物俳優たちの熱演を堪能されたい。
また、この時代は多くの名作ドラマも生んでいる。「イ・サン」「トキメキ☆成均館スキャンダル」「風の絵師」などが同じ時代に舞台を借りている。表ドラマの年表(朝鮮王朝編)で同じ時代のドラマを確認してみよう。
ドラマ「ペク・ドンス」は、本日8時30分から9時21分まで、平日の毎朝月~金にテレビ東京にて、地上波初放送する。番組サイトでは予告動画が公開されている。
「ペク・ドンス」を2倍楽しむ
テレビ東京「ペク・ドンス」番組サイト
「ペク・ドンス」日本公式サイト
■作品紹介
・制作:SBS、2011年
・話数:全29話
・出演: チ ・ チャンウク、ユ・スンホ、チョン ・ グァンリョル、チェ ・ ミンス
・演出: イ・ヒョンジク 「スタイル」「ロビイスト」、キム・ホンソン 「夜叉- ヤチャ -」
・脚本:クォン・スンギュ
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