上り詰める清盛と後白河の確執…大河「平清盛」第32回予告動画と前回のあらすじ-NHK
8月19日(日)、NHK大河ドラマ「平清盛」は第32回「百日の太政大臣」を放送、武士にとって未曾有の権力を手に入れた清盛(松山ケンイチ)の前に後白河上皇(松田翔太)が立ちはだかる。大納言の地位まで上り詰めた清盛だったが、娘婿が摂政に就き怖いもののいない状態でついには内大臣にまで昇進する。一方伊豆では、源頼朝(岡田将生)が豪族の娘・八重姫(福田沙紀)との間に子が宿った事が明らかになるが、それが更なる悲劇の契機となってしまう。
■第31話「伊豆の流人」
13歳で伊豆の蛭ヶ小島に流された頼朝はいつしか18歳に成長していた。家人の藤九郎(塚本高史)と共にひっそりと暮らす頼朝を、地元の豪族である伊東祐親(峰竜太)は厳しく監視していた。その頃朝廷では二条天皇(冨浦智嗣)にも子が誕生し、後白河上皇と滋子(成海璃子)の間に生まれた子が世継ぎになることも困難となってきた。後白河はこの頃から仏教への帰依を強め、深く系統していく。何かにすがるかのような後白河に対し、清盛は蓮華王院(三十三間堂)を寄進する代わりに嫡男の重盛を公卿に昇進させることに成功する。清盛の弟である頼盛(西島隆弘)の出世は遅く、母・池禅尼(和久井映見)は病の床で不憫な身の上の頼盛と、栄華を極める平家一門の将来を案じるのだった。
その頃、伊豆の伊東祐親は内裏警護のために京へ行く事となるが、その間に祐親の娘・八重姫と頼朝は親交を深めていく。京では後白河上皇と二条天皇の対立が激化していた。二人の間を取り持とうと清盛に進言した重盛は逆に叱責され、頑なな清盛の姿が修羅に見えると妻の経子(高橋愛)にその心境を打ち明けた。そこへ二条天皇が病の床に倒れ、上皇による院政を防ぐために生後間もない赤子が六条天皇として即位することとなった。それを見守った後すぐに二条は崩御する。我が子の死に千人もの僧を引き連れて参内した後白河上皇に、清盛は一喝して僧たちを下がらせる。決意の上で後白河上皇と対立する態度を見せる清盛を間近で見て、重盛は父を支えようと決意するのだった。その後まもなく清盛に大納言昇進の知らせが届く。喜びに包まれる最中に、池禅尼が危篤の知らせが届いた。池禅尼は駆けつけた清盛には平家の行く末を託し、頼盛には密かに平家の地を絶やさぬように告げてこの世を去った。
大河ドラマ「平清盛」第32回は19日(日)、総合よる8時・BSプレミアム午後6時から放送。予告動画は公式サイト「あらすじ」で視聴出来る。
大河ドラマ「平清盛」
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