ファンフェ冤罪の証拠は李春城に!消奴部って?「広開土太王」第16~20話あらすじ、見どころと予告動画

2012年09月13日16時40分商品・CM
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天軍に正式な軍職が与えられようとしたその時に、ケヨンスによりファンフェが、李春城の副将時代の公金横領の罪で投獄されてしまった…第16話からは、ファンフェの冤罪を晴らすために、タムドクが動き出す!予告動画はTSUTAYA韓流通信のサイトで視聴できる。BS日テレ番組サイトには、相関図が公開されているので参考にどうぞ。

天軍からはトルビスとヨソッケ、中央軍からはヨンサルダとモドゥルを連れて自ら李春城へ証拠探しの旅に出るタムドク。これまでみごとな戦法でいくつもの戦を勝ち抜いてきたタムドクが、証拠探しの旅でもみごとファンフェの無罪を証明するのか?
ところがタムドクが活躍すればするほど、高句麗の王家は微妙に揺れていくのだった。

■第16話:李春城
やっとのことでファンフェの救った民が隠れ住む村を探し出したタムドクたちは、眼光鋭い男たちに襲撃される。そんな村人たちと戦いながらも決して武器を遣おうとしないタムドクを見て、村長が現れる。あくまでも白を切る村長だが、タムドクの「探してほしいと手がかりを遺した」と言う言葉にタムドクたちに心を開く。果たしてタムドクの言う手がかりとは?タムドクは、ファンフェの妻タリが書き残した目録を手に入れ、村民たちに真相究明のための協力を求める。しかし、これだけでは証拠として不十分。なんとか李春城でもっと確かな証拠を探し出そうと乗り込む。到着したタムドクは、城主カリョムの盛大なもてなしを受けるが、宴席でタムドクが急に倒れてしまう。
一方、後燕でスパイ活動を続けるケヨンス国相の息子コウンは、タムドクの殺害に失敗し、馬の世話係にまで落とされた元将軍の馮跋に近づく。
村民との戦いで武器を使わなかったり、牛に荷車を引かせ老人に道を譲ったりと、タムドクの優しさがたっぷり実感できるエピソードがたくさん登場する。また、コウンが馮跋相手に言葉巧みに近づき、うまくおだてる場面が面白いのでお見逃しなく。

■第17話:証言
タムドクの捜査に感づいた李春城主カリョムは、証拠隠滅のためにタリ村を襲撃する。大勢の村人が殺され、村長は幼い子供まで見境なしに殺害するカリョムの恐ろしさに、ファンフェを助ける手伝いは出来ないと言う。しかしタムドクは、村長を責めることはできない。ファンフェを助けることだけを考え、村人たちの安全に対する配慮が足りなかったと反省する。カリョムは、さらに兄で国相の側近カラジに協力を求め、ファンフェとヨソッケを脱獄犯に仕立て上げる。
李春城では、タムドクの追及に、カリョムは近隣の住民を集めて実情を問いただすが、住民たちはみんな城主の悪政を否定する。そんな時、タムドクがついにカリョムの悪行の証拠を見つけ出す。
正義感の強く血気盛んなタムドクは、たびたび感情のままに行きすぎ行動を起こす。先の後燕との大戦では、大将軍がその役を担ったが、証拠探しの旅では、モドゥルが引き受けている。この作品はタムドクをはじめ俳優陣の熱演が凄い。今回は、カリョムの兄カラジの目の演技に注目しよう。演じたのはオ・ウクチョル「朱蒙」「千秋太后」などにも登場している。

■第18話:命がけの行動
脱獄犯として処刑される寸前のファンフェの元に、タリ村の人々が駆けつけ村人たちが罰せられることを懸念し、必死の形相で帰れと言うファンフェ。しかし村長は、「人の道理を守りたい」と、王の前で3年前のことの顛末をつまびらかにする。国相派の消奴部の貴族たちは村人の証言を信用に足りないといい、タムドクを擁護する貴族たちは命を賭した証言に嘘はないと睨みあう。そこにタムドクが確固たる証拠を握って参上!李春城主カリョムの罪状が明らかになった。兄カラジは国相にすがりつくが、ケヨンスは法の下に厳しく裁いた。死罪の上打ち首となった弟を憐れみ、カラジはタムドクに激しい恨みを抱く。一方、後燕側の賠償金支払い拒否に対し、ケヨンス国相は自らご縁を訪れ、慕容垂と直談判に挑むのだった。
ファンフェの冤罪がはれ、天軍は中央軍とともに王宮を守る正規軍となり、ファンフェは天軍を率いる将軍となる。
自分が打ち出した街道整備の国家事業が招いた今回の事件の名誉挽回に、ケヨンス自らが後燕を訪れるが、その直談判の方法が凄い!見ているこちらが痛くなるような直談判をお見逃しなく。しかし、今回の事件で、ケヨンスとタムドクの間の亀裂はさらに深まり、弟を殺されたカラジのタムドクへの激しい恨みが、次なる事件を引き起こすことになる。

■第19話:壁書事件
タムドクが王位を継ぐべきという張り紙が市中に張り出される。第1王子のタムマンは、カラジにそそのかされ、次第にタムドクに対して過敏な態度を取り始める。大叔父でもあるコム大将軍は2人の間を心配し、弓を使って兄弟の絆を大切にせよと戒める。ところが、カラジに命じて実際の張り紙を見たタムマンは、その内容に驚き、タムドクへの不信感を膨らませてしまう。天軍のファンフェたちも王子たちの間を心配し、天軍が正規軍になった礼にと、タムマン王子をささやかな祝いの会い招くも、それさえタムマンにとっては囲碁ことが悪い。しかし、酒店で豪快に酒を飲む女人を見かけ、それがケヨンスの娘と四だと分かり、タムドクとタムマンはつかの間和やかな雰囲気となる。
そんな中、コウンの商団に紛れ込んで高句麗に侵入した馮跋とソルドアンが、カラジに接近する。
大将軍に呼び出され、兄弟の絆について神妙に忠告を聞く2人の王子。「肝に銘じます」と言いながらも、タムマンの目が泳いでいるのが印象的。
これまで男ばかりの骨太のドラマ展開だったが、やっとトヨンの出現で、何やらラブラインの気配が感じ始めた。しかし、相手はケヨンスの娘。しかも、二人の王子の笑顔…。どうやらラブラインの方も波乱含みの展開となりそうだ。それにしても、トヨンに接する時のケヨンスのデレデレぶり!鬼の国相も娘には弱いと見える。


■第20話:汗血馬
タムマンは民たちの本当の声を聴くため、タムドクとお忍びで街に出て民の生活に触れる。タムドクの家来を装って民の声を聴くが、そこで見聞きするのはタムドクの評判ばかり。おまけに自分の不甲斐なさを実感してしまい、ついにはタムドクの言葉まで嫌味に聞こえてしまうありさま。そんな中、コウンは後燕の馮跋将軍に頼まれ、馮跋とソルドアンたちを高句麗に入国させる手伝いをするが、入国後、馮跋らは姿をくらましてしまう。果たして彼らが向かった先は?
一方、宮殿には、一日に千里(中国の単位で400km)も走るところから血の汗を流す馬=汗血馬が献上される。この馬を乗りこなすものは帝王になる気質を持つともいわれており、カラジにそそのかされたタムマンは、汗血馬に挑戦し落馬し負傷してしまう。ところが、タムドクは兄が汗血馬に安心して乗れるようにと、タムマンのためにこの馬をみごと手懐けてしまうのだった。
一度こじれてしまうと何をやってもうまくいかない。タムドクがもう少しうまく立ち回ればなんとかなっただろうが、目的はどうであれ、汗血馬を乗りこなしてしまったのだから、タムマンの立つ瀬は全くない。ところで、タムドクの乗馬のシーンだが、みごとな手綱さばきに驚いた方の多いのでは?イ・テゴンは、ドラマ「淵蓋蘇文-ヨンゲソムン」の撮影以来、1か月に2回ほどは乗馬を続けているとのこと。済州道に行けば必ず馬に乗るほど乗馬が好きだと、インタビューで答えたこともあるほど。今回は荒々しい乗馬だが、現代ドラマ「宝石ビビンバ」では紳士らしい美しい乗馬姿が見ることができる。

■豆知識:消奴部とは?
ドラマの中で、ケヨンスが「消奴部(ソノブ)」という言葉を何度か繰り返すが、この消奴部とはいったいなんだろう?これは、高句麗に実在した部族の一つで、ケヨンスたちが所属した部族の名前。今回は、高句麗に実在した部族について豆知識で紹介しよう。
卵から生まれたチュモンが高句麗を建てたという“建国神話”があるが、高句麗と言う国は、元々はいくつかの部族の共同体から国家に発展したようで、「新唐書」や「東夷伝」の高麗伝によると、4世紀の初めころまでは高句麗五部と呼ばれた5つの部族が貴族勢力として存在していた。その5つとは、「消奴部(ソノブ)、絶奴部(チョルノブ)、順奴部(スンノブ)、灌奴部(クァンノブ)、桂婁部(ケルブ)」で、初期は消奴部、後期は桂婁部から王が立てられたという。そして王妃は絶奴部から立てられた。各部が自治権を持ち、独自の外交を行っていたため、王といっても部族の代表といった程度の力しかなかった。これでは漢王朝の支配から領地を取り戻すのも大変。そこで、桂婁部出身の6代王の太祖大王が5つの部族をまとめ古代国家体制を整えた。
こうしたドラマの時代背景や、用語の解説などは、DVD BOXに封入されているブックレットにわかりやすく解説されている。

ドラマ「広開土太王」はBS日テレにて、月~金の毎夕4時から放送、予告動画はTSUTAYA韓流通信のサイトで視聴できる。

kandoratop 【「広開土太王」を2倍楽しむ】

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BS日テレ「広開土太王-こうかいどたいおう-」番組サイト
TSUTAYA韓流通信「広開土太王-こうかいどたいおう-」

■作品紹介
・放送:KBS、2011~2012
・話数:全92話
・演出:キム・ジョンソン 「大祚榮 テジョヨン」「太祖王建ワンゴン」
・ 脚本:チョ・ミョンジュ 「ぶどう畑のあの男」「パパ3人、ママ1人」
               / チャン・ギチャン 「不滅の李舜臣」
・音楽:イ・ピルホ
・キャスト:
 タムドク役/イ・テゴン…「神様、お願い」「宝石ビビンバ」「淵蓋蘇文 ヨンゲソムン」
 コウン役/キム・スンス…「朱蒙〔チュモン〕」「ガラスの城」
 慕容宝(ぼようほう)役/イム・ホ…「大祚榮 テジョヨン」「善徳女王」
 トヨン役/オ・ジウン…「怪しい三兄弟」「笑ってトンヘ 」
 ヨンサルタ役/ホン・ギョンイン…「善徳女王」「プランダン 不汗党」
 ヤギョン役/イ・イネ…「千秋太后[チョンチュテフ]」「ファン・ジニ」
 ソルチ役/キム・ジョンファ…「風の国」「1%の奇跡」
(※下の索引から上の各ドラマ紹介ページにリンクします)
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■DVD情報
◆レンタル情報
・TSUTAYA独占 「広開土太王 ―こうかいどたいおう―」
・全40巻/本編各2話収録  絶賛レンタル中!
<DVD仕様>
2011年/韓国/16:9/カラー/片面1層/ドルビーデジタル2.0chステレオ/
音声:韓国語/日本語字幕/1話 約60分
販売元:カルチュア・パブリッシャーズ
◆セル情報
・発売日:2012年8月24日
・定価(税込):48,300円
・収録時間:5060分
・組数:46枚組
・パッケージ形態:BOX
・販売元:ポニーキャニオン

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