生還した清盛の出家、頼朝は政子と出会い…大河ドラマ「平清盛」第35回予告動画と前回のあらすじ-NHK
9月9日、NHK大河ドラマ「平清盛」は第35回「わが都、福原」を放送、一時は死を危ぶまれた清盛(松山ケンイチ)は一命を取りとめた事を機に仏門に入ることを決意する。海が好きな清盛は福原(現在の神戸)に隠居する事を表明するが、これが後白河上皇(松田翔太)の警戒感を煽る結果となってしまう。
妻・時子(深田恭子)の妹・滋子(成海璃子)は上皇との子が天皇に即位したことで権勢が強まり、これが平家内の力関係にも少なからず影響を与えてしまう。平氏一門が分裂の兆しを見せる事を案じた清盛は、弟・頼盛(西島隆弘)に本音をぶつけるのだった。
<第35回みどころ>
この回から多くの人が抱いている平清盛のイメージである入道姿での登場となる。清盛が晩年にさしかかったことで平家内部の波乱が徐々に露呈してくる。一方の頼朝は伊豆の地で運命の人・政子との出会いを果たす。平氏と源氏、それぞれが運命の岐路に立たされる。
■第34回「白河院の伝言」あらすじ
1168年、清盛は突然の病に倒れる。原因は虫によるものと判明したものの、治す薬は手許に無く一門は祈祷にすがるしかなかった。清盛危篤の知らせは津々浦々に届き、伊豆の頼朝(岡田将生)も知るところとなるが、己の人生に絶望している頼朝は無頓着だった。しかし第一の権勢を誇る清盛の安否は多くの人生をも左右するものとなっていた。
平家内では時子の弟・時忠(森田剛)が清盛の三男・宗盛(石黒英雄)をけしかけ、先妻の子の重森(窪田正孝)でなく正妻の子である宗盛こそが次の棟梁となるべきだと訴えた。それを見咎めた時子は宗盛を厳しく戒めた。
その頃、清盛は熱に浮かされた夢の中でわが母・舞子(吹石一恵)と白河法皇(伊東四朗)のやりとりを見聞きしていた。そして舞子が白河法皇に追われ、清盛を育てた父・忠盛(中井貴一)と出会い清盛を生み、そして白河法皇の前で殺害される場面までが走馬灯のように流れた。母を殺されたところで怒りを堪えきれなくなった清盛は白河法皇に食って掛かる。夢の中の法皇は、昇りきった果ての景色を知ればわしの事が分かるだろうと語る。そんな法皇に、追いつくどころか追い越してみせると宣言したところで清盛の目は覚めた。現実世界に戻った清盛が目にしたものは、雨に打たれ泥にまみれる後白河上皇の姿だった。上皇は己の人生の好敵手である清盛の生還を喜ぶ。互いの双六遊びがまだ終わっていないとうそぶく清盛の手には賽が握られていた。
清盛回復の知らせは喜びをもって平家一門に伝えられたが、清盛不在の間に重盛と宗盛の対立が浮き彫りになっていた。常盤(武井咲)は清盛を実の父であると信じる牛若に事実を告げることが出来ず、牛若に鞍馬寺に入ることを命じる。そして伊豆で未だ抜け殻の日々を送る頼朝に、政子と出会いの時が迫っていた。
大河ドラマ「平清盛」第35回は9日(日)、総合よる8時・BSプレミアム午後6時から放送。予告動画は公式サイト「あらすじ」で視聴出来る。第34回「白河院の伝言」のオンデマンド配信購入期限は9月16日まで、210円(税込・視聴期間:購入後1日)で視聴出来る。NHKオンデマンドではお試し視聴も配信中、見逃し見放題パック(月額945円・税込)の対象となる。それ以前の過去放送は特選ライブラリとして配信中。
大河ドラマ「平清盛」
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