清盛と朝廷の板挟みに悩む重盛…大河ドラマ「平清盛」第36回予告動画と前回のあらすじ-NHK

2012年09月16日08時12分ドラマ

9月16日、NHK大河ドラマ「平清盛」は第36回「巨人の影」を放送、福原に隠居して家督を重盛(窪田正孝)に譲った清盛(松山ケンイチ)だったが、その間にも京では平家一門を揺るがす難問が持ち上がっていた。藤原成親(吉沢悠)の知行国で起こった問題を機に比叡山延暦寺は成親の流罪を求め、僧兵たちが再び京に押し寄せる。武力でこれを追い払うように重盛に命じる子白河法皇(松田翔太)だったが、清盛は兵を出さぬように重盛に言い渡していた。
<第36回みどころ>
隠居とはいえ、清盛の影響力は未だ強く京を支配していることが伝わってくる回となる。平家一門が一つの分岐点に立たされている時、源氏方もまた転機を迎えていた。伊豆の頼朝と京に母と残る義経の動向が存在感を増してくる。前回のラストで登場した、成長した遮那王こと義経として神木隆之介が本格的に出演となる。清盛を父と慕う義経が真実を知る時が近づく。

■第35回「わが都、福原」
病が癒えたことを契機に、清盛は仏門に入ることにした。その時、自らの得度をこれまで敵対してきた比叡山延暦寺の明雲(腹筋善之助)に委ねることで歩み寄りを見せた。その清盛が次に決めたことが、福原への隠居だった。海運に力を入れたい清盛は、福原を貿易拠点にする事を考えていたためであった。その頃、京では後白河上皇が妻・滋子(成海璃子)との子を天皇に即位させていた。これによって皇太后宮権大夫の職に清盛の次男で時子の子である宗盛(石黒英雄)が就くこととなった。そして先の帝の下でその地位についていた清盛の弟・頼盛は解任される。これが理由か頼盛は滋子への奉仕を怠り、清盛が上皇に呼び出されて叱責を受ける。清盛は頼盛を呼びつけ、自分の昇進は無いのかと訴える頼盛に勤めを励むようにと言うのみだった。
一方、伊豆ではかつて源氏の家来であった豪族たちが集まり、失意のうちに暮らす頼朝(岡田将生)を案じていた。その中で北条時正(遠藤憲一)の娘・政子(杏)の話題が出され縁談が持ち上がるものの、猪を担いで現れた政子を見られてしまい、時政は即座に縁談を断られる。女らしい事を一切嫌う政子は、山道を歩きながら人影を見つける。果ては物の怪かと思った政子はにんまりとある事を思いつく。
福原に居を移した清盛は、兎丸(加藤浩次)らと共に屋敷の改修や大輪田泊の工事案をまとめるなど精力的に日々を過ごしていた。京では頼盛の存在に目をつけた藤原家が、頼盛を参議に推挙することで取り込み、平家の分裂を画策していた。しかし藤原家の勤めばかりを行う頼盛はついに後白河から全ての官職を解かれてしまう。救いの手を差し伸べてはという周囲の意見を清盛は退け、頼盛を福原に呼んだ。平家をいっそ追放して欲しいと訴える頼盛に、清盛は福原移転の本心を打ち明けた。清盛は、この福原を平家による都にしたいと考えていた。京で貴族たちを交えた政治には頼らず、独自に交易で財を成して国を豊かにする政治を行うのだと清盛は頼盛に語りかける。かつて父が言っていた武士の国を作るため、頼盛には口うるさい存在で居て欲しいと訴える清盛。その途方も無い夢にあきれつつも、頼盛は清盛の夢を支えようと新たに決意するのだった。
そして、伊豆。政子は物の怪を捕まえようと網を張り巡らしていた。ついに手応えを感じて網に掛かった物の怪を見ようとすると、それは人であった。その人物こそが頼朝であり、政子と頼朝は思わぬ状況で巡りあう。その頃、京では成長した義経が鞍馬山で修行の日々を送っていた。

大河ドラマ「平清盛」第36回は16日(日)、総合よる8時・BSプレミアム午後6時から放送。予告動画は公式サイト「あらすじ」で視聴出来る。第35回「わが都、福原」のオンデマンド配信購入期限は9月23日まで、210円(税込・視聴期間:購入後1日)で視聴出来る。NHKオンデマンドではお試し視聴も配信中、見逃し見放題パック(月額945円・税込)の対象となる。それ以前の過去放送は特選ライブラリとして配信中。

大河ドラマ「平清盛」
NHKオンデマンド|大河ドラマ 平清盛

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