離れる父の愛と傍で見守る母の愛…衡平社って?「名家の娘ソヒ」第41~45話あらすじと予告動画

2012年09月25日08時00分ドラマ
(C)SBS

先週の「名家の娘ソヒ」は、“3.1独立運動”が起き、武力では抑えきれないと判断した朝鮮総督府の文化政治が始まったが、今週は関東大震災が起きた1923年から第2次世界大戦の時代までを描く…YouTubeのSpoCinemartAsiaチャンネルで予告動画が公開されている。今回は、第41話~45話のあらすじと見どころについて紹介。

■第41話 もどらない青春
ソヒの影のように生きてきたボンスンは、ボロボロになって平沙里(ピョンサリ)に戻ってきた。ソヒは援助をもうしでるが、ボンスンは、ソヒの思いやりを素直に受け入れず、アヘン中毒から抜けられない。そんなボンスンを、かつて彼女にあこがれていたチョン・ソクが支える。そんなとき、ソン・グァンスらが衡平社の設立記念を妓生たちの歌で祝ってもらおうと組合に出演を頼むも、白丁(ぺクチョン:屠殺業)の集会だからと断られる。ボンスンは「妓生も白丁も変わらない」とここで自慢ののどを披露するが、白丁達への差別は相変わらず厳しい。一方、日本でも、関東大震災の恐怖の矛先を朝鮮人に向け、虐殺など朝鮮人には益々生きにくくなる。
そんな中、ギルサンがソウルに来るという情報を得たソヒは、ギルサンが居る旅館の前に長男ファングクと立つ。ギルサンはそんな2人の姿を部屋から見つめる。家族が一緒に暮らせる日は来るのか?

■第42話 ボンスンの自殺
ソクはなんとかボンスンを立ち直らせようとするが、ボンスンはとうとう入水自殺をする。ボンスンが死んだことを知らないサンヒョンが、彼女に会おうとソヒの元にやってくる。ソヒから事情を聞かされ、娘ヤンヒョンと初めて対面するサンヒョン。ソヒはボンスンとヤンヒョンのために養女にすると告げる。自分に尽くしてくれたボンスンが、子供を産んだことも、どれほど過酷な人生を生きてきたことも知らずに生きてきたことに自己嫌悪に陥ったサンヒョンは、ハルビンに行く決心をする。そんなサンヒョンを長く慕っていたミョンヒは、夫のチョ伯爵の嫉妬に苦しんでいた。
時が流れて1929年。長男ファングクはギルサンに似て絵の才能が豊かだったが、母に言われるまま法学部に学んでいた。そんな中養女になったヤンヒョンは、素直にかわいく育っていた。
一方、独立運動は思想的対立が激しくなり、内部分裂の末に、イ・ドンジンはカン猟師の息子ドゥメに撃たれて死ぬ。失意のギルサンとサンヒョン。そしてキム・ドゥスの執念の追跡に、とうとうギルサンも逮捕されてしまい、ソヒも窮地に陥る。

■第43話】守るべきもの
公判が開かれ、ギルサンは懲役2年の判決を受け、ソヒに離婚を促がす。ここで、土地に執着してきた自分を振り返り、自分が一番守るべきは家族だったと、朝鮮に戻ったことを後悔するソヒだった。ギルサンの刑を軽減する口実に、近藤署長は土地の献納を要求してくる。ソヒは年老いたヨンと大地の前に立った。「土地は私の全てだった。土地を取り戻すために人生を賭け取り返した。しかし、チョ・ジュングは土地欲しさに欲をだし、日本政府も同じ。土地は夫や家族を守るための道具過ぎないということを自分だけが気づかなかった」とソヒがいう。この後のヨンのセリフをお聞き逃しのないように。いつも自分を導いてくれたヨンも死に、ソヒはますます孤独感を感じる。
そんな中、反日学生運動がおこる。母を支える長男ファングクはギルサンの絵の才能を受け継ぎ、次男ユングクはどうやら独立の志士としての血を受け継いだようだ。ソヒの戒めも聞かず、積極的に反日学生運動に参加する。ドゥスの弟ハンボクや白丁グァンスの息子など若者達は、先が見えない状況の中で、それぞれの道を探すべく苦悩する。

■第44話 母の悲しみ
親日派の母を持つ自分が何をできるのか悩むユングクは家出し、ソウルで金も服も盗られ現実の悲惨さを思い知る。そして父ギルサンのところに面会に行き、今やるべきこと、父と母の愛の違いを教えられる。「お前たちを守るために離れた父と、お前たちのそばにずっといて命がけでお前たちを守っている母。そんな母の元に帰れ」と諭される。
一方、ミョンヒは、ユングクをソヒの元に送り届ける。サンヒョンから手紙をもらったミョンヒは、ヤンヒョンを養女にしたいと申し出るが断られる。チョ・ヨンハ伯爵の異常な嫉妬に悩まされ続けるミョンヒは、人生に意味を見いだせず、サンヒョンの娘を育てることで愛する人を傍に感じたかったのかもしれない。
ソヒが手を尽くし、ギルサンは早期に釈放される。そんなソヒを叱りつけるギルサンだが、今では土地は単なる財産で、家族が自分にとっては一番大切だと聞かされ、家に帰る。しかし、また独立運動をすれば、家族が壊れると心配するソヒは、ギルサンの安全な居場所を画策する。そんなソヒたちを相変わらずつけ狙うドゥス…。

■第45話 祖国のために
ギルサンは、ヤンヒョンを連れてサンヒョンの妻の元を訪ねる。サンヒョンの妻はヤンヒョンが夫に瓜二つのヤンヒョンをみてすべてを察する。
ミョンヒは、チョ・ヨンハ伯爵の異常な嫉妬に苦しみ海で自殺を試みるが、ジュングの息子ビョンスに助けられる。
一方、ギルサン達は独立運動の起死回生のため、仮臨時政府の名の下に、親日派の家に強盗に入る計画を立てる。家族を危険にさらすと、必死で反対するソヒだが、警察署爆破を含め、実行に移される。ソヒの家も親日派として、グァンスが金を取りに来る。縛られて、被害者のふりをするソヒ。ギルサンは平沙里(ピョンサリ)にいてアリバイがある。
ドゥスは尻尾をつかもうと躍起になる。

■衡平社って?
憐れなボンスンが生涯を終えたが、第41話では、最後に自慢ののどを披露してくれた。ボンスンが歌ったのは、「衡平社の設立記念」の場。衡平社とは、1923年4月24日に白丁(ぺクチョン:屠殺業)の差別撤廃を目的として設立した社会運動団体のこと。組織員は、白丁に限らず常民出身の一般知識人をもまじえていた。

ナビコンでは、BS日テレの放送にあわせてドラマの時代背景や全話のあらすじと見どころ、キャストの魅力を紹介していくのでお楽しみに。

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kandoratop 【「名家の娘ソヒ」を2倍楽しむ】


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BS日テレ「名家の娘ソヒ」番組サイト
エスピーオー「名家の娘ソヒ(原題:土地)」予告篇

■作品紹介
・制作:SBS、2004-2005
・話数:全52話
・監督:イ・ジョンハン
・出演:キム・ヒョンジュ, ユ・ジュンサン, キム・ミスク、 シン・セギョン

■DVD紹介
・DVD-BOX1~5(各5枚組)
・各15,960円
・封入特典:ブックレット
・発売・販売元:エスピーオー


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