【新ドラマ】湊かなえ脚本長澤まさみ主演「高校入試」第1話直前スペシャル予告編を配信中－フジ

10月6日（土）からフジテレビでドラマ「高校入試」がスタート、名門県立高校を舞台にその入学試験を巡る学園ミステリーで長澤まさみが教師役に扮する！現在フジテレビ公式YouTubeでは番組開始に先駆けて1分46秒のPRムービーを公開している。

入試といえばこれまでにも大学入試をテーマにしたものは数多く作られ、最近では”お受験”として小学校入試をテーマに取り上げるものも見られるが、高校入試そのものを主題に据えた作品は意外と見られなかった。このドラマでは高校入試に関する教師や在校生、受験生、保護者など様々な立場の人間の思惑が錯綜する様子を「入試前日」と「入試当日」の2日間を中心に描くという手法を取ったミステリーだ。脚本を手掛けるのは映画化もされた小説「告白」で脚光を浴びた湊かなえ。「告白」と同様に、学校という空間で起こるミステリーに定評がある湊がどのようにストーリーを展開するのか期待が掛かる。

主人公の教師・春山杏子を演じるのは長澤まさみ。ちょっと前までは生徒役が多かった記憶が残る人には改めて彼女の成長が感じられるだろう。舞台となるのはある地方都市で名門校とされる県立橘第一高校。地方都市にあっては公立高校が一番の進学校であり、そこに入るために中学生の頃から浪人するという選択肢を取るものも多いほど高校受験は重要視される。大学卒業後に地元で就職する場合、どこの大学を出たかよりもどこの高校を卒業したかが重要視されることもある。こうした現状は地方都市出身者には大いに納得できるが、首都圏に住む人にとっては今ひとつピンとこないかもしれない。そのような状況下で起こる事件に、帰国子女という設定の杏子による外からの目線と周囲とのギャップもミステリーを盛り上げる一つのポイントだ。共演者には斉木しげる、高橋ひとみ、羽場裕一など実力派が長澤の同僚教師として名を連ねる。「サラリーマンNEO」で一躍人気者となった入江雅人はPTA会長として登場、独特のヒステリックな演技が冴え渡る。そして生徒役には美山加恋が名を連ねる。2004年の草なぎ剛主演ドラマ「僕と彼女と彼女の生きる道」で名子役としてブレイクしたあの少女がもう受験生役ということは、長澤と同様時の流れを感じさせる。

キャスト、脚本共に話題性の高いこのドラマのPR映像は、ストーリー解説というよりはドラマのシーンを断片的に見せることで視聴者側に物語の概要を予測させる手法のものだ。視聴者がこの映像の中からどれだけストーリーの鍵を拾えるのか、試されているかのような雰囲気も感じられる。ゴールデンに引けを取らないキャスティングで作られた上質のミステリーは大いに注目だ。
主題歌は、人気急上昇中の３ピースバンド、back numberが担当。全話分の脚本を読み、完成させた、書き下ろしの新曲、「青い春」。すべての人の心に響くメッセージ性の強い楽曲に仕上がっている。

ドラマ「高校入試」は6日スタート、毎週土曜日よる11時10分から放送。第1話放送直前特別映像はフジテレビ公式YouTubeチャンネルで視聴出来る。

【公式】土ドラ「高校入試」～第1話放送直前編～
高校入試‐フジテレビ