9日、是枝監督×阿部寛×山口智子の「ゴーイング マイ ホーム」、初回は2時間SPで放送！予告動画と出演者動画

2012年注目の秋ドラマ“ゴマホ”こと「ゴーイング マイ ホーム」は、是枝裕和監督初の連続ドラマで、阿部寛と山口智子が夫婦役で主演、初回の今夜10月9日（火）は夜9時からフジテレビ系にて2時間のスペシャルで放送、番組サイトには予告動画や出演者たちからのコメント動画が公開されている。

主人公の坪井良多（45歳）は、CM制作会社のプロデューサー。華やかな肩書とは裏腹に会社ではいつも板挟みの毎日。やり手を気取っていてもその実際は、「まーまーまー」とその場をやりすごす、人呼んで“マー君”！ 家庭でも、小学4年生の娘・萌江（蒔田彩珠）が「うちに小人がいる」と話して担任教師から呼び出しを受け、父として威厳ある態度で叱ろうとしても、娘に言い負かされてしまう気の弱さ。当然妻・沙江（山口智子）には頭が上がらない。妻は人気フードスタイリストで、仕事も育児も熱心。それでも、どこか憎めない彼は、「体は大きいのに小っちゃい男」として、それなりに幸せな毎日を送っていた。

そんな彼の人生に変化の兆しが…。折り合いの悪かった父・栄輔（夏八木勲）が故郷・長野で倒れた。母・敏子（吉行和子）に呼び出され、良多は姉・多希子（YOU）と義兄・健次（安田顕）と共に病院へ。すると、意識が戻らない父の病室に、一人の美しい女性（宮﨑あおい）が見舞いに現れる。その女性と父の関係を詮索する良多たちは、父のカバンを開けてしまう。
家族にも内緒で、父は生まれ故郷で一体何をしていたのか？謎の美女の正体を探ろうと長野を訪れた良多は、父の幼馴染という男・治（西田敏行）に出会い、驚きの事実を知らされるのだった。

第1話は、良多の「体は大きいのに小っちゃい男」ぶりをしっかり紹介する。良多と彼を取り巻く家族や職場の人々と楽しい絡みがたっぷりみられる。中でも妻の山口や姉役のYOUにどのようにやり込められるのか…。2時間スペシャルということで、初回にして、今後ドラマのメイン舞台となる故郷への誘いを折り合いの悪い父の病で実現。故郷では、映画「陰日向に咲く」でも共演している宮﨑あおいと西田敏行とも登場する。この二人の共演にも興味がわく。他にもお笑い芸人のバカリズムの出演も面白い。

タイトルの「ゴーイング マイ ホーム」には、「家庭」と「故郷」の意味が込められているという。是枝監督は、ホームドラマを作ろうと決めた時、世界が小さく見えるだろうな、と思い、クーナという小さい生き物を登場させることにしたという。人間がなぜ「ホーム」こだわらなければいけないのか？それを外側から批評する役をクーナに任せようというのだ。この思いは、2011年3月の大震災でさらに強まったとのこと。そんな良多と故郷をクーナがどうつなぐのか興味は止まらない。

是枝裕和監督×阿部寛×山口智子のこの秋イチ押しのドラマ「ゴーイング マイ ホーム」は、今夜9時から2時間スペシャルで放送、予告動画や関連動画は、番組サイトで視聴できる。ドラマの主題歌は槙原敬之の「四葉のクローバー」。

フジ「ゴーイング マイ ホーム」番組サイト