清盛と後白河を結ぶ滋子の病…大河ドラマ「平清盛」第40回予告動画と前回のあらすじ-NHK

2012年10月14日08時03分ドラマ

10月14日、NHKの大河ドラマ「平清盛」は第40回「はかなき歌」を放送、清盛(松山ケンイチ)は日宋貿易を具体化させるために後白河法皇(松田翔太)と滋子(成海璃子)を厳島神社に招待する。なりふり構わず己の野望に邁進する清盛に対して後白河の側近は警戒するが、清盛の義妹である滋子のとりなしによって、結果として清盛は後白河の威光を利用することに成功していた。互いを深く思いあう後白河と滋子だったが、ある時不慮の病が滋子を襲う。
<第40回みどころ>
兎丸(加藤浩次)の死によって清盛が自らの道をどう定めたか、そしてこの時代で互いを好敵手と認め合う後白河との駆け引きに大きな影響を及ぼしていた滋子が病に倒れたことで平家の行く末がどう変わっていくのか、未来を予見する節目の回となる。

■第39回「兎丸無念」
京の都では、平家の放つかむろ達を疎ましく思う武蔵坊弁慶(青木崇高)が遮那王(=義経・神木隆之介)に斬りかかっていた。かむろと取り違えたためである。身軽な遮那王に弁慶が打ち据えられた後、それがかつての牛若である事に気付いた弁慶は大喜びする。弁慶は平家に対抗するために源氏の復権を夢見ていた。その頃、福原では相変わらず清盛指示の下で兎丸が大輪田の泊の改修工事を行っていたが、兎丸は都でのかむろの振る舞いについて清盛を批難する。しかし清盛はかむろが京を厳しく取り締まっているからこそ福原の工事に専念できると取り合わなかった。交易に向けて宋との関係をより強めたい清盛の元に、皇帝の兄という高官が福原に来るという知らせが届く。これこそが宋との正式な交易への手掛かりとして、清盛は泊の工事を三月で終わらせるように兎丸に命じる。しかしその過程で怪我人が多く出てしまい、間に合わない事を告げる兎丸に対して清盛はさらに強く予定通りの工事を命じた。宋の交換を何としても福原の港で迎えたい清盛と、安全に工事を進めたい兎丸の言い分はどちらも譲らなかった。結果、双方は物別れとなり兎丸は手下たちを連れて京にいる妻の桃李の下へ戻ってしまう。一度は桃李にたしなめられる兎丸だったが、清盛に対する複雑な感情は悪態となって口をついて出た。一人で清盛を罵りつつ酒を飲む兎丸は、いつしかかむろ達に取り囲まれる。
翌日、兎丸の手下たちが探しに福原まで訪れたことで異変に気付いた清盛は、自らも兎丸を探しに出掛ける。そして橋の下でかむろ達の羽根が無数に突き刺さって絶命した兎丸の姿を見つける。呆然として兎丸の亡骸を抱きしめる清盛はようやく己の過ちに気づくが、既に取り返しのつかない事態となっていた。兎丸の葬儀は一門を挙げて盛大に行う事、そして時忠(森田剛)にはかむろ達を処分することを清盛は命じた。その後、人柱を立てずに経文を書いた石を沈めることで工事の対策を立て、兎丸の志しを無駄にしないようにと再び大輪田泊の改修に取り組む。ようやく泊が完成したのは、一年の後のことである。

大河ドラマ「平清盛」第40回は14日(日)、総合よる8時・BSプレミアム午後6時から放送。予告動画は公式サイト「あらすじ」で視聴出来る。第39回「兎丸無念」のオンデマンド配信購入期限は9月21日まで、210円(税込・視聴期間:購入後1日)で視聴出来る。NHKオンデマンドではお試し視聴も配信中、見逃し見放題パック(月額945円・税込)の対象となる。それ以前の過去放送は特選ライブラリとして配信中。

大河ドラマ「平清盛」
NHKオンデマンド|大河ドラマ 平清盛

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