強攻策の清盛に疲弊する重盛、そして立ち上がる頼朝…大河ドラマ「平清盛」第43回予告動画と前回のあらすじ-NHK

2012年11月04日09時30分ドラマ

11月4日、NHK総合の大河ドラマ「平清盛」は第43回「忠と孝のはざまで」を放送、父・清盛(松山ケンイチ)が義兄である成親(吉沢悠)に厳罰を下したことで重盛(窪田正孝)は板挟みの心境に苦しむ。棟梁でありながら清盛の影響から逃れきれない重盛の苦悩は深まるが、そこへ平家出身の皇后・徳子(二階堂ふみ)がついに懐妊するという事態に平家は喜びに沸く。その一方で伊豆では源頼朝(岡田将生)が政子(杏)との結婚を決意、そして打倒平家を掲げて義経(神木隆之介)も元服を果たす。

<第43回みどころ>
父の権威に疑問を持ちつつも「孝」の心を捨てられない重盛の繊細な心の動きを窪田が見事に演じている。そして新しい時代を築くヒーローだった清盛が徐々にアンチヒーローへと変化を遂げる過程にある人の世の無常の描写は、今後の源氏台頭に至るまで見逃せない。

■第42回「鹿ヶ谷の陰謀」あらすじ
京の鹿ヶ谷にある山荘では、後白河法皇(松田翔太)が成親や西光(加藤虎ノ介)を集めて平家を倒す計画を立てていた。時を同じく、伊豆では政子が平家に与する山木家へ嫁入りすることが決まり、政子は意を決して北条時政(遠藤憲一)に頼朝が気がかりな心の内を告白するが、時政は政子を打ち据えてその言葉を退けるのだった。
手始めに後白河法皇は清盛と関係を強めている比叡山延暦寺の明雲(腹筋善之助)を流罪にする。これを受けて強訴に出た僧兵たちを鎮圧するために平家に鎮圧命令が出る。判断に迷った重盛は清盛に相談すると清盛はすぐさま京へやってきた。清盛は後白河の裁定を不審に思い、直接交渉に行く事を考えていた。しかしそれこそが後白河法皇のねらいであり、訪れた清盛を人質に確保して平家を攻め滅ぼすつもりだった。
しかし決行前夜、清盛に内通するものの存在により謀議が知られてしまう。怒りに満ちた清盛は即座に西光と成親を捕らえた。憎まれ口を叩く西光を蹴倒し、清盛は荒れる一方だった。その頃伊豆では、輿入れに向かう途中を抜け出した政子が頼朝を訪ねていた。政子は髭切りの太刀を清盛が頼朝に渡した理由は、武士の心を忘れないようにとの意味が込められていると主張する。我に返った頼朝は、これまでの失意の日々を捨てて明日のために生きようと決意する。

大河ドラマ「平清盛」第43回は4日(日)、総合よる8時・BSプレミアム午後6時から放送。予告動画は公式サイト「あらすじ」で視聴出来る。第42回のオンデマンド配信購入期限は11月11日まで、210円(税込・視聴期間:購入後1日)で視聴出来る。NHKオンデマンドではお試し視聴も配信中、見逃し見放題パック(月額945円・税込)の対象となる。それ以前の過去放送は特選ライブラリとして配信中。

大河ドラマ「平清盛」
NHKオンデマンド|大河ドラマ 平清盛

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