痴漢冤罪に肩入れする東海林と食い逃げ容疑を掛けられる楽子!ドラマ「そこをなんとか」第6回予告動画と前回のあらすじ-NHK
11月25日、NHK・BSプレミアムのドラマ「そこをなんとか」は第6回「信じる力」を放送、食あたりで寝込んでしまった楽子(本仮屋ユイカ)の代わりに痴漢容疑で逮捕された村松(蟹江一平)の弁護を引き受けた東海林(市川猿之助)だったが、いつになく力が入っている様子。楽子が不思議に思っていると、中道(井上和香)から東海林がかつて大手事務所を辞めた事情には、受付嬢に手を出したと濡れ衣を着せられた過去があると知らされる。一方、楽子自身が食い逃げ容疑で逮捕されそうになるという事態に陥ってしまう。
<第6回みどころ>
今回、東海林が楽子のピンチヒッターとして当番弁護士になるが、自らの過去も重ね合わせて力の入りすぎる東海林はいつもの切れ者振りが見られず苦戦する。回想シーンでは東海林と中道の若い頃も登場、東海林ファンには見逃せない回となろうだろう。
■第5回「嘘の中の真実」
楽子は法律相談会で追突事故で後遺障害を負ってしまったというタクシー運転手・原田(伊武雅刀)の相談を受ける。むち打ち症で左手が肩より上がらないと訴えるが、保険会社からの補償は打ち切られてしまったという。離婚して長らく別れて暮らしていた娘の結婚式が近いのに仕事もままならぬ状態だという原田にほだされ、着手金は要らないから自分に担当させて欲しいと楽子は名乗りを上げた。原田に詳細な診断書を出してもらうようにアドバイスした楽子は医師とも面談し、保険会社へ足を運んだ。しかし担当者は頑なに原田の書類には信憑性が無いと突っぱねた。食い下がる楽子に対し、担当者の佐伯(村川絵梨)は原田の実の娘であると打ち明け、だからこそ原田が信用できないと言うのだった。
ある日、楽子の住むシェアハウスに3人の関西弁の女性が乗り込んでくる。それは幸喜(武田航平)から借金を踏み倒されたと訴える女たちだった。幸喜は素早くシェアハウスから逃げ出し、女たちは居座りを決め込んでしまう。100万円返せと主張する女たちに困惑する楽子に佐伯から電話がかかる。すぐ来て欲しいといわれて呼び出されたのはオートレース場で、佐伯の示す先には原田が両手を上げてレースに興じている姿があった。原田から騙されたと知った楽子は自分の父親と原田を重ね合わせて原田に立腹して相談料を就き返し、もう担当しないと言い放った。娘の結婚式を前に金を渡したかったという原田にそんな金は嬉しくないと断言し、楽子は原田を追い返してしまう。たまたま事務所に居合わせた幸喜は原田が気になり後を追いかけていった。そして資料を取りに来ていた菅原(大友康平)もその場面を見ていた。
原田のことで自己嫌悪に陥る楽子に、菅原は弱い人間はその場限りの嘘をついてしまうが、だからこそ弱い人を助けるのが弁護士の務めだと言って励ました。どんな弱い人でも幸せを追求する権利があるという菅原の言葉に、楽子は幼い頃の自分たちを救ってくれた弁護士のことを思い出した。そして菅原が先日楽子の母親の墓参りをしていた事について、何故自分の母の命日を知っていたのかと尋ねた。そこで菅原は楽子の母親と幼なじみであり、昔から楽子のことも見守っていたのだと初めて打ち明ける。楽子は万感の思いで、改めて弱者のための弁護士として頑張ろうと決意するのだった。
その夜、シェアハウスにて。幸喜は300万円のレースの辺り券を持って意気揚々と帰ってきた。借金取りの女たちも満足して帰る中、楽子は幸喜に頼みごとをする。そして佐伯の結婚式の日、楽子は原田と佐伯を引き合わせる。嘘ばかりついてきた父親に一つくらいは約束を果たさせたいとして、佐伯を教会まで運ぶタクシーを原田に運転させるよう段取りを取ったのだった。佐伯は幼い頃、自分の結婚式の時はお父さんのタクシーで教会に行くと言っていたことを思い出し、涙する。原田は見送る楽子と幸喜に頭を下げて車を出発させる。その夜幸喜は東京に楽子たちの父親がいるかもしれないという話を残し、大阪へ戻っていった。楽子にもまた日常が戻ってきたが、そこへ中道から電話が掛かってくる。中道は楽子のおかげで東海林とヨリが戻ったお礼に食事に誘いたいと言って来た。楽子の脳内ではバージンロードを歩く東海林と中道の姿が浮かんでいた…
プレミアムドラマ「そこをなんとか」第6回は25日(日)よる10時から放送。予告動画はドラマ公式サイト「予告」で視聴出来る。
そこをなんとか|NHK
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