29日、松の大廊下で浅野役・オードリー春日、殿中でござる!「薄桜記」第7話あらすじと予告動画-NHK

2012年11月29日08時34分ドラマ

今夜29日、NHKで放送の時代劇「薄桜記」第7回では、ついに「忠臣蔵」の騒動の発端となった松の大廊下での刃傷沙汰が起こってしまう…浅野役で挑むのはなんとオードリー・春日俊彰!お笑い芸人としてのキャラクターを封印した、春日の迫真の演技に注目!番組サイト「番組の見どころ」では、番組紹介動画が公開されている。本作は、NHK・BSプレミアの時代劇枠で今年7月に放送しており、当時の放送にあわせて全話のあらすじと見どころをナビコン【「薄桜記」を2倍楽しむ】で紹介しているので、参考にどうぞ。NHKオンデマンドでは見逃し配信をしている。

■第7回みどころ
時代劇といえば外せない演目「忠臣蔵」は、この松の大廊下での刃傷沙汰事件を発端に四十七士のドラマが盛り上がるが、この事件は直接巻き込まれる堀部安兵衛(高橋和也)だけでなく丹下典膳(山本耕史)や千春(柴本幸)にも大きな禍となって降りかかる。時代劇の中でも多くの俳優たちが演じた松の廊下の名シーン、浅野役を挑むオードリー・春日俊彰が、お笑い芸人としてのキャラクターを封印し、どんな迫真の演技を見せるのかにも注目しよう。

■第7回「殿中刃傷」
典膳の母・ぬひの命日に千春は今年も墓参した。しかし墓前に現れたのは典膳に言づてを頼まれたお三(ともさかりえ)だった。内心では落胆しつつも千春は典膳の無事を尋ねた。この日典膳は用心棒としての仕事のために墓参りに来られなかったのだ。典膳は自らを雇う白竿屋の商売敵である鬼追一家との縄張り争いの場に連れてこられた。背に東照大権現と彫られた刺青を前にしては斬る事が出来ないだろうと与太郎はせせら笑い、典膳に対してもありとあらゆる罵声や屈辱的な言葉を投げかける。典膳はそんな与太郎の背を縦真一文字に切り裂いた。薄皮一枚だけ切り裂かれた与太郎の背中からは血も流れない。こうして典膳は白竿屋長兵衛(高島政信)の面目を立てたと同時に、奉行所も手を焼いていた与太郎の狼藉を封じ込めたことになった。
翌日に改めて墓参りに出かけた典膳は、千春との思い出の場所にある桜の枝に折り鶴が下げられているのに気付く。折り鶴を開くと中には「千」の文字が書かれていた。典膳はお三に頼んで再び折り鶴を折ってもらい、自室に大切に飾るのだった。一方白竿屋では、長兵衛の父や長兵衛が、典膳に想いを寄せるお三を見かねて仲を取り持とうと声を掛けてきていた。しかし典膳は剣に生きるものの死に方は斬られるか斬って死罪になるかしか無いと語り、その為にも身を軽くしておきたいと伝えて断りを入れる。
その頃長尾家では千春が吉良家の正室・富子(萬田久子)の下へ奉公に出された。千春が命じられたのは吉良上野介(長塚京三)の様子を逐一富子に報告する間者のような仕事であった。これはすぐさま吉良に気づかれ、厄介払いをしたい吉良は千春に浅野家家老である筒井家の嫡男との縁談を持ち込まれた。断るわけには行かない状況に、千春の意思に関わらず縁談は進められていく。これを知った安兵衛は典膳を訪ね、駆け落ちでもしたらどうかと気を揉みながら報告する。安兵衛の親切心からの行動と知りつつも、平静を装う典膳は迷惑だと安兵衛を追い返すのだった。
そして再び桜の季節が訪れる。その日、長尾家には浅野家からの使者が来る約束となっていたが、千春は外出していた。千春が向かった先は谷中のぬひの墓前だった。墓参りをする典膳に声を掛けた千春だったが、二人は桜の木を間に挟み、今生の別れを告げる。万感の思いを互いに抱きながらもどうすることも出来ない二人だったが、そこへ浮浪者となった与太郎が現れ典膳に声を掛けてきた。千春と典膳は別れを惜しむ時間も与えられず散り散りになった。白竿屋に戻った典膳は折り鶴を握りつぶしてしまう。そして長尾家では浅野家の使者として来ていた堀部弥兵衛(津川雅彦)や千春の父・権兵衛(辰巳琢朗)が千春の帰りを待ちわびていた。
ところがその時江戸城では大事件が起こっていた。浅野内匠頭(オードリー春日)が吉良上野介を殿中で斬り付けたのだ。浅野内匠頭は即日切腹を命ぜられてしまう。江戸城で浅野家が絡む刃傷沙汰が起きたことが長尾家にも伝えられ、弥兵衛ら浅野家の使者は千春に会う事なく返されてしまう。
この騒ぎは町民の間にもうっすらと広まり、典膳の耳にも入るところとなる。単なる噂話として話を披露するお三の言葉から、典膳は千春の縁談が立ち消えになった事を思いやっていた。典膳はこの事件が何百という家来やその一族の運命を大きく変えてしまうことを懸念しつつ、千春の身を案じるのだった。

「薄桜記」第7話のアンコール放送は、NHK総合にて今夜29日(木)夜8時から、沖縄県は夜10時から。NHKオンデマンドでも好評配信中。

2012年秋ドラマを一挙紹介>>【「薄桜記」を2倍楽しむ】


薄桜記|NHK BS時代劇
NHKオンデマンド BS時代劇 薄桜記

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