血の海で始まる新帝国!弟に漂う国王の気運…「光宗大王-帝国の朝-」第31-35話あらすじと予告動画

2012年12月21日09時00分ドラマ
(第31~35話で覚えておきたいキャスト)
Photo:Licensed by KBS Media Ltd.(C) 2012 KBS. All rights reserved

ワンヨは念願の玉座に就き、新帝国のスタートとなったが、ワンヨは叔父であるワン・シンニョムに操られ、お飾りの王にさせられてしまう!31話~35話までは、ワンギュや300人を超える臣下たちを虐殺したことに怯え、兄・恵宗の亡霊に苦しむワンヨが描かれる…BS朝日番組サイトでは相関図が、韓国公式サイトでは全話の予告動画や場面写真などが公開さていている。ただし、視聴には会員登録が必要。

ナビコン韓流コーナーでは、ドラマ視聴に役立つ歴史年表地図【「太祖王建」を2倍楽しむ】では全話のあらすじと見どころを紹介しているので、参考にどうぞ。本作のBS朝日の放送にあわせて【「光宗大王」を2倍楽しむ】で、あらすじと見どころなどを解説していくのでお楽しみに。

※ドラマ視聴の前に、【「光宗大王-帝国の朝」を2倍楽しむ】の「(1)ドラマの紹介」に目を通しておくと、ドラマがもっとわかりやすくなります。チェックをお忘れなく! また、各話のあらすじの後の赤文字は、見どころや解説をしています。

■第31話
逆賊とされたワンギュ、イム・ヒ、キム・ギョンスルは、ワン・シンニョム、ワンヨ、ワンソの前で裁かれる。新王への忠誠を迫られたキム・ギョンスルは「侍中を弔うことが出来るなら」と義侠心に篤いところを見せ、官位は解かれるものの命は助けられる。ワンギュに何か言っておくことは、と聞かれ、「パク・スリと一つになれなかったため」とこの期に及んでも、パク・スリのことを持ち出す。そうしてワン・シンニョムの欲深さは、結局は自分と大差ない、と毒づく。王宮内では3百人もの臣下たちが処刑され、宮殿は血の海と化す。これらはすべてワン・シンニョムの仕切りで行われた。
一方、王太后も王宮から立ち退くことに。王太后はこれに逆らうが、権力の無くなった荘和の命令を聞き入れる者など一人もいない。
そんな中、シンニョムが執政の役割を担いたい、とワンヨに申し出る。
結局、この政変は“ワンギュの乱”として歴史に残るが、実際は“ワン・シンニョムの乱”。結局ワンギュもワン・シンニョムもおなじ穴の貉(むじな)というわけだ。いや、文臣だったワンギュに比べ、ワン・シンニョムは西京軍を牛耳っているだけに余計始末に負えないかも。

■第32話
ワンギュとイム・ヒの処刑が行われる頃、朝廷では正式にワンヨを新国王に推すことが決まり、同時にワン・シンニョムは執政大臣として政事を取り仕切ることになる。新官職の名簿を見たワンソは、シンニョムが兄の意見も聞かず一方的に人事を決めたことに憤り、警戒すべきと主張する。何しろ侍中は西京のクォン・ジク、シンニョムの腹心。太子たちは会ったこともない人物。兵部令はワン・ユク。この人物こそは、シンニョムの弟で、政変時に、西京軍を率いた人物。内奉省令は、「王太子の座にグァンジュウォン君を推す」という上書をあげたワン・ハムミン。今回の政変で活躍した人物。それでいてワンソや、ワンソの息のかかったチャン・ダンソル、イ・モンユに関しては何の官職も用意されていない。
そんな中、いよいよワンヨの即位式が始まるが、未来を暗示するかのように空模様が変わり雷鳴が轟く。
王太后の座に就いた神明順成は、ずいぶん心の優しい人物の様子。荘和王太后とはずいぶん違う様子。ドラマ「太祖王建」に比べ、女性の活躍もありそうなので、チェックをお忘れなく。

■第33話
キム・ギョンスルは、ワン・シンニョムの前で宣言した通り、ワンギュの葬儀を行った。大臣たちはこれを反逆行為と騒ぎ立てるが、シンニョムはそんな義侠心に篤いギョンスルを高く評価する。
シンニョムに呼ばれたチェ・ジモンは、「ワンソ太子には国王になる気運が漂っている」と告げる。シンニョム自身、これは感じていたこと。だからこそワンソを警戒していた。「この話は口外するな」と言い渡し、西京への遷都計画を推し進めるシンニョムは、ワンソを西京に送ろうと画策するが…。
そのころ、ワンソは山寺のタンムン和尚のもとを訪ねていた。タンムンは、ワンソに一人で生きていく道を選ぶように諭す。大殿で暮らすようになったワンヨは、先代王の恵宗の亡霊が見えたり、ワンギュがシンニョムに重なって見えたりですっかり弱気に。そんな心の隙間に、シンニョムが「ワンソに王気がある」と、いかにも王位を狙っているかのように吹き込む。
ワンギュは学校を作ろうとし、シンニョムは西京に遷都し豪華な王宮を作ろうとする。どちらも似たり寄ったりだが、ワンギュはその労役を豪族に負担させようとした分、まだましかも。

■第34話
ワンソへ西京建設の職務を告げるシンニョム。驚いたワンソは「死んだワンギュの話を聞いているようです」と答える。すべてがタンムン和尚の話した通り。ワンソはシンニョムの真の野望を読み取り激論を交わすが、ワンヨの名を改めた定宗(チョンジョン)も叔父の提案を止めるどころか「考えてほしい」とワンソを説得する。定宗は「王宮に来て以来、血のにおいや亡霊に悩まされる」と開京(ケギョン)を嫌う。さらには、ワンソに「お前には国王の気運があるようだ」と、言う。ワンソは兄の中にこれまでとは違う自分への眼差しを感じる。
そんな折、キョンファグン夫人の元に先代王妃である母から手紙が届き、忠臣キム・ギョンスルが自害する。
3日後の朝会の席で、ワン・シンニョムより西京への遷都計画が発表される。
新帝国も始まってみれば、ワンギュがワン・シンニョムに代わっただけで何も変わらない。そのワンマンぶりに大臣たちは戸惑いを感じ始める。また、定宗の心にはワンソへの警戒の念が…。ワンソに向ける兄の目が変わったことに注目しよう。

■第35話
チェ・ジモンから「ワンソ太子様に国王の気運が漂っている」と聞いた定宗は、弟がいつか謀反をおこすのではないか、と不安がり、弟への不信感を募らせるようになる。
そのころ、執政大臣ワン・シンニョムは、ヨム・サン公を呼び出し「郷里へ戻って晩年を過ごすべきだ」と事実上の引退を言い渡す。そして、ワンソが最も信頼を寄せる臣下であるチャンにも絶影島への左遷が言い渡される。すべてがワン・シンニョムの仕業。
西京遷都の計画とワンソの西京への赴任を知った神明順成王太后もこれを憂い、王妃は定宗に西京遷都の見直しを勧めるが…。
ワンゴンの墓へ参拝に出かけるために身を清める定宗の前に恵宗の亡霊が現れ、父ワンゴンの声が聞こえる。そして天は不吉な雷鳴を轟かせる。
弟を疑い、叔父の言いなりになる我が身を憂う定宗の姿は、まさに兄であり先代王の恵宗と同じ。第3代王はこのままシンニョムの操り人形になるのか?

kandoratop 【「光宗大王」を2倍楽しむ】

BS朝日「光宗大王-帝国の朝-」
 ※2012.11.12-  月~金
韓国KBS「帝国の朝」(光宗大王)番組サイト
※予告動画視聴には事前に会員登録が必要。韓国語。
DVD公式サイト
★本サイトで掲載されている記事、写真については無断使用・複製を一切禁止いたします。


■作品紹介
・原題:帝国の朝(제국의 아침)
・放送:KBS、2002.3.2~2003.1.26
・話数:全94話
・演出:チョン・ソンホン、キム・ホンイル
・脚本:イ・ファンギョン
・キャスト:
ワンソ(後の光宗) …キム・サンジュン
ワンヨ(後の定宗) …チェ・ジェソン
テモク妃…チョン・ヘジン
ムンゴン妃…ホン・リナ
恵宗(ヘジョン)…ノ・ヨングク
ウィファ妃…キム・ヒョンジュ
ワンギュ…キム・ムセン
パク・スリ…チョ・ギョンファン
■DVD-BOX
・構成:DVD-BOX1〜8:BOX1 DISC5枚組 10話、
BOX2~8 各DISC6枚組 12話収録/デジパック、
・リーフレット、オリジナルポストカード2枚封入
・初巻発売日:2009.6.5
・各BOX価格:15,000円(税抜) / 15,750円(税込)
・販売元: ブロードウェイ








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