海外プレスも大絶賛!君塚監督映画「誰も守ってくれない」、ドラマ連動で遂に公開!!

2009年01月19日13時04分映画

人気脚本家・君塚良一が監督も手がけた映画『誰も守ってくれない』が、遂に今週末24日(土)公開!この作品は、第32回モントリオール映画祭で海外プレスが大絶賛し、記者会見を大幅にオーバーさせ最優秀脚本賞を受賞した。

「踊る大捜査線」など数々のヒット作を手がけた君塚監督は、本作のキャスティングについて次のように語っている。「まず、脚本の1行目に“ザラザラした男”と書いた」主人公の勝浦のことである。続いて「とにかくツルっとしてない、むしろトゲがあるような・・・そうしていると浩市さんを思いついて後は浩市さんがどう喋るだろう、どう演じるだろうって考えていって、つまり“あて書き”ってやつなんですね・・・」(君塚良一監督インタビューより)

島耕作など数々のかっこいい男を描いてきた人気脚本家の君塚良一さえ虜にしてしまう俳優、佐藤浩一の魅力はどこにあるのだろうか?佐藤は、映画『青春の門』でブルーリボン賞新人賞を受賞したあと、重厚な作品から、軽妙でコミカルな作品まで様々な人物を演じている。年を重ねるごとににじみ出る男の色香と大人の魅力でハリウッド俳優にさえ引けをとらないかっこよさ!芸能界でもその人気はうなぎのぼりである。

映画は、容疑者の妹と彼女を保護する刑事の姿を通して、人間のもろさと強さを描いた社会派エンターテイメント作品に仕上がっている。容疑者の妹を演じるのは、ドラマ「女王の教室」で、鬼教師にたった一人で立ち向かう少女役でブレークした志田未来。彼女は、いまや天才の名を縦にしている名子役である。

平凡な一家の未成年の長男が小学生姉妹殺人事件の容疑者として逮捕される。突如、勝浦刑事は容疑者の妹をマスコミと世間の目から守るという任務を命じられる。“容疑者家族の保護マニュアル”通りに少女を守ろうとするが、執拗に追いかけるマスコミやネットの書き込みが2人を追い詰めていく。社会のどこにも行き場のない2人の運命は…。

映画の中で被害者の家族に「被害者を助けないで、なぜ容疑者の家族を守るのか」という悲鳴にも似た訴えが勝浦を苦しめる。実は、勝浦には過去に“被害者の家族を守る”という任務を命じられたことがあったのだ。このとき何があったのか・・・。この謎を解くのが、公開日と同じ日にフジテレビ系列で放送されるスペシャルドラマ『誰も守れない』だ。映画で描ききれなかった物語を、映画でおきる事件の4ヶ月前にさかのぼって描いている。ドラマには、映画でもコンビを組む刑事役で、先日結婚宣言をしたばかりの松田龍平が登場し2人の関係についても詳しく描かれている。

「被害者の家族」と「容疑者の家族」を守ろうとした刑事、勝浦を通して、人が人を守る大変さと大切さを実に鋭く描いている映画とドラマ。ぜひとも両編とも観て社会、家族、希薄になったといわれる人と人とのかかわりについて、もう一度考えてみたい!
 
◆ 映画『誰も守ってくれない』→映画公式サイトへ
・公開:2009年1月24日(土)ロードーショー
・キャスト:佐藤浩市、志田未来、松田龍平、石田ゆり子、佐々木蔵之介、佐野史郎、木村佳乃、柳葉敏郎 他
・スタッフ:制作/亀山千広、監督/君塚良一、脚本/君塚良一・鈴木智 他
◆土曜プレミアム『誰も守れない』(フジテレビ系)→フジテレビ 土曜プレミアム
・放送日:2009年1月24日(土) 21:00~23:10
・キャスト:佐藤浩市、松田龍平、木村佳乃、佐野史郎、藤本美貴、成宮寛貴 他