舞台は西京へ!ワンソに二筋の光明…「光宗大王-帝国の朝-」第36-40話あらすじと予告動画

2013年01月01日15時24分ドラマ
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一度はワン・シンニョムに対抗しようとする王の定宗だったが、強大化したシンニョムの前に「適わない」と観念した定宗は、暗君になるしかなかった…2013年のスタートは、36話から1月4日(金)9時からBS朝日で放送、番組サイトに相関図が、韓国公式サイトには全話の予告動画や場面写真などが公開さていている。ただし、視聴には会員登録が必要。

ナビコン韓流コーナーでは、ドラマ視聴に役立つ歴史年表地図【「太祖王建」を2倍楽しむ】では全話のあらすじと見どころを紹介しているので、参考にどうぞ。本作のBS朝日の放送にあわせて【「光宗大王」を2倍楽しむ】で、あらすじと見どころなどを解説していくのでお楽しみに。

※ドラマ視聴の前に、【「光宗大王-帝国の朝」を2倍楽しむ】の「(1)ドラマの紹介」に目を通しておくと、ドラマがもっとわかりやすくなります。チェックをお忘れなく! また、各話のあらすじの後の赤文字は、見どころや解説をしています。

■第36話
沐浴の最中、父・ワンゴンと兄・恵宗(ヘジョン)の亡霊を見て気を失ってしまった定宗(ワンヨ)。典医は定宗が心虚症という心の病を患っていると診断を下す。妻である第一王妃は、定宗が国を牛耳っているシンニョムと玉座を狙う弟のワンソの間で苦しんでいると心配する。
そんな中、定宗の見舞いにやってきた母、神明順成王太后は「西京への遷都計画を保留にし、弟のワンソの西京送りを取りやめ兄弟仲良くしなさい」と言い渡す。定宗とて、このままお飾りの玉座ではいけないと思いつつ、結局はシンニョムを恐れるあまり、母の忠告を聞き入れることができない。そこで、王太后はタンムン和尚とワンソに面会を求める。王太后は、「亡父が三国を統一して築いた高麗帝国を、必ずや王族の手に取り戻す」というワンソに、「邪心を捨てて、兄である定宗をひたすら支えるように」とくぎを刺す。
「心虚症」とは、「火病」とも呼ばれる怒りの抑制を繰り返すことでストレス性障害を起こす精神疾患のこと。朝鮮王朝のドラマでは、この「火病」がよく登場するが、アメリカ精神科協会では、火病を朝鮮民族特有の文化依存症候群の一つとして登録しているとのこと。ウィキペディア「火病」に詳しく紹介しているので参考にどうぞ)

光宗大王■第37話
ワンソは、朝会に出席するよう連絡を受け、いよいよ自分の西京行きが近づいたことを悟る。ワンソは、チャンに代わって第一の家臣を務めることになったモンユに、このような事態になったことを謝罪するが、モンユは「私は、太子がいつか国王になるとわかっています」と語る。同じころ、タンムン和尚は、僧侶キュニョにワンソについて西京に行ってくれないかと打診。キュニョはこれを引き受ける。
ついに朝会で遷都についての議論が交わされる。西京を築くには、国民全部の男子の労力が必要となり、強引にことを進めれば民から大きな反発があるのは自明の理。ワン・シンニョムは、ワンソを責任者にすることで彼を盾にしようと考えていた。多くの臣下がこの無謀な考えに異を唱えるが、シンニョム派の強引な姿勢に口をつぐむ。そんな中、ソ・ピルだけが声高にこれを反対。そんなソ公を抱き込もうとするシンニョムだが…。
先代の王太后と違って神明順成は、慈悲深くことの道理をわかっている。しかし、その母である王太后を持ってしても、どうにもならないほどワン・シンニョムの力は巨大になっていた。

光宗大王■第38話
突然現れて酒をねだるキュニョに戸惑うワンソだったが、キュニョの話を聞いているうちに次第に心の迷いが晴れ、天の摂理に逆らわず流れに身を任せようと決心する。キュニョもまた、ワンソこそ混沌とする帝国で民を救う王となる人物と確信する。二人は友愛を深め、酒を酌み交わす。
いよいよ西京城建設のために、軍による男子の徴集が始まり、財とともに西京に送られる。その数、数万ともいわれ民たちの憤懣は募るばかり。一方、国のために遷都をどうしても阻止したいソ・ピル公は、命を落とす覚悟で上書を書く。しかし、定宗はそれをそっけなく退けるのだった。
西京の下見に定宗以下、臣下たちが出かけ途中宴が催される。その席上シンニョムが持論の“新帝国主義”をぶち上げ、「私はいつも太祖の代わりを勤めてきた。私の意志は、太祖の意思だ」とまで言いだす。
留まることを知らないワン・シンニョムの思い上がり。とうとう“自分=ワンゴン”とまで言いだす。これには、さすがにワンソもまなじりを上げて露骨に不快感を露わにするのでお見逃しなく。

光宗大王■第39話
西京の地へ赴いた定宗らは、これから始まる大規模な西京建設の成功を祈り、祭祀を行う。臣下たちの前で定宗は、シンニョムを誉めそやし「叔父だけを信じる」とまで発言。これにはワン・シンニョムも大満足。そのころキュニョ和尚は、全国を旅するワンソの妻テモク妃の兄ワン・ウクと、今後について話す。
王宮の建設責任者となり、無謀な計画は結果的に国家を疲弊させると心配していたワンソは、クォン侍中の「5年で建設を終わらせる…民は愚鈍だから鞭で打てば言うことをきく」という言葉に激しく憤る。そのあまりの激しさに定宗も驚くほど。シンニョムはこのワンソの怒りを恐れていた。そこでクォン侍中に実権を握れと忠告する。
兄弟二人になった席でワンソは、「父は民の事を考えて遷都をあきらめたのに、父ワンゴンの名をかたるシンニョムこそは逆賊だ」と激高するが、もはや定宗は弟の忠告には耳を傾けなくなっていた。
一方、王太后は二人の息子の行く末を心配し食事ものどを通らず、日増しに衰弱していく。
西京でマルガリ族が一行を迎えるとき、ワン・シンニョムが百済との一戦での協力を定宗に話すが、これはドラマ「広開土太王」でも描かれている。

光宗大王クニョ和尚とユ・シンソン■第40話
ワンソが西京へ赴任してから1年の月日が流れた。遷都のための大規模な建設は過酷を極め、駆り出された人夫たちは死に至る者も多かった。建設を担当するクォン侍中は、西京を一大都市にした人物で、人夫たちをモノとして管理し、死ねばあらたに徴集すればよいと考えていた。その様子を見ていたユ・シンソンは、キュニョとともにワンソの屋敷を訪ね、ワンソに「民の心をつかむため、ぜいたくを捨て、民の苦しみを一緒に味わってください」と助言する。ワンソは、シンソンの言葉に何をすべきかを見出す。
しかし、現状はますます厳しく、人夫たちは少量の食事を2食だけで、しかも昼夜関係なく働かされ続け、倒れるものが続出そのたびに民が強引に徴集されるので、開京までが廃屋状態になる。季節は梅雨。西京では過酷な労働で体力のない人夫たち数千人が次々と倒れていく。
ドラマ前半では散々だったキム・グンリュルが、ここにいて落ち着いて正論を吐くようになってきた。今回はパク・スギョンと一緒に定宗に「この国は陛下のモノです」と忠言する。定宗が果たして何と答えるのか。驚きの返答をお聞き逃しなく。


kandoratop 【「光宗大王」を2倍楽しむ】

BS朝日「光宗大王-帝国の朝-」
 ※2012.11.12-  月~金9時から放送。
韓国KBS「帝国の朝」(光宗大王)番組サイト
※予告動画視聴には事前に会員登録が必要。韓国語。
DVD公式サイト
★本サイトで掲載されている記事、写真については無断使用・複製を一切禁止いたします。


■作品紹介
・原題:帝国の朝(제국의 아침)
・放送:KBS、2002.3.2~2003.1.26
・話数:全94話
・演出:チョン・ソンホン、キム・ホンイル
・脚本:イ・ファンギョン
・キャスト:
ワンソ(後の光宗) …キム・サンジュン
ワンヨ(後の定宗) …チェ・ジェソン
テモク妃…チョン・ヘジン
ムンゴン妃…ホン・リナ
恵宗(ヘジョン)…ノ・ヨングク
ウィファ妃…キム・ヒョンジュ
ワンギュ…キム・ムセン
パク・スリ…チョ・ギョンファン
■DVD-BOX
・構成:DVD-BOX1〜8:BOX1 DISC5枚組 10話、
BOX2~8 各DISC6枚組 12話収録/デジパック、
・リーフレット、オリジナルポストカード2枚封入
・初巻発売日:2009.6.5
・各BOX価格:15,000円(税抜) / 15,750円(税込)
・販売元: ブロードウェイ








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