空白の高麗中期を「武人時代」が描く!王と文臣の横暴にキレる武臣たち…第1話~5話あらすじと予告動画
いよいよ明日11日(金)からBS日テレで始まるドラマ「武人時代」、第1話~5話までは、高麗18代王の毅宗に虐げられた武臣たちの不満と怒りが爆発し、クーデターを起こすまでを描く!DVD公式サイトには予告動画が公開されている。高麗時代のドラマを初めて視聴される方は、【「武人時代」を2倍楽しむ】の「(1)ドラマの紹介と時代背景」に、ドラマの背景や関連する作品などの紹介をしているので、ドラマ視聴の前にチェックをお忘れなく。このドラマもとにかく登場人物が多い。DVD公式サイトの人物相関図にざっと目を通し、第1話~5話では、最低限、上のキャストの顔を覚えておくとドラマをもっと楽しめる。
※赤文字は、ドラマの見どころやドラマ視聴に役立つ情報。
■第1話:武人たちの怒り
舞台はワンゴン(王建)が高麗を建国してから250年たった1170年。18代王・毅宗(ウィジョン)は文臣たちと酒色に溺れる毎日を送り、その陰で武臣たちは虐げられてきた。毅宗は気まぐれで武臣たちを振り回したあげく、武術訓練の場で酒盛りし、ついには老将軍を若い武術の達人と対決させてそのやられっぷりを嗤うなど徹底的に武臣たちを蔑む。屈辱を受けた上将軍チョン・ジュンブは、かねてから不満を募らせていた牽龍行首(キョルリョンヘンス)のイ・ウィバンと散員(サノン)イ・ゴンの意見を取り入れ、挙兵を敢行。普賢院(ポヒョノン)に到着したところで、毅宗の取り巻きの文臣たちを皆殺しにし、堕落の元凶である奸臣ハン・レを毅宗の目の前で殺害する。
後宮では、毅宗の寵愛を独り占めする奴婢出身のムビも享楽にふける毎日。恭睿(コンイェ)太后は、平手打ちでムビを叱責するが…。
武術訓練でのCGでは決して表現できない迫力が伝わる生身のアクション、ベテラン俳優たちの本気の殺陣に注目。「太祖王建」にもよく登場した鉄槌や鬼が持つ金棒などで頭をかち割るシーンがこの後の回でも続出!心臓の弱い方は薄目でどうぞ。
■第2話:王宮制圧
多くの文臣たちが捕らわれるが、左政宣キム・ドンジュンが逃げ延びる。普賢院で挙兵したイ・ウィバンは、巡検(スンゴム)軍散員チェ・ウォンと結託して、王宮の制圧に向かう。宦官のワン・グァンチがこれを伝書鳩で毅宗に知らせようとするが、イ・ウィミンがこの鳩を捕え密書を奪い取る。その頃、寵姫ムビは昼間の恭睿太后からの叱責の謝罪に向かうが、太后はこれを受け入れずムビを追い出す。外にでたムビは、非常事態に気づき王印を持って密かに王宮を脱出する。一方、チョン・ジュンブは毅宗を連れて王宮に戻り、事態の収拾を図ろうとするが、それに対してイ・ウィバンは、義兵が単なる反乱になってしまうと言って反対する。そんな中、毅宗は血書を書き、ワン宦官たちを使ってイ・ウィバンらをだまし討ちにしようとするが、失敗してしまう。
伝書鳩の件で武臣たちの学のなさをうまく具現するシーンがあるのでお見逃しなく。また、「家門の栄光」では優しいヒロインの父、「太祖王建」では後百済王を魅力的に演じたソ・インソクが演じるイ・ウィバン。彼の尽きない野望を表す演出で玉座に座るシーンがある。この時の表情の変化に注目。ところで、「美男<イケメン>ですね」でチャン・グンソクの母役のキム・ソンニョンが扮するムビ。なんと王の子を12人も生んだという。もっとも太后は本当に毅宗の子供かどうかを疑っているが…。
■第3話:廃位
イ・ウィバンは、自身をだまし討ちにしようとした毅宗にワン宦官の生首を見せ、廃位を迫って部屋に軟禁する。イ・ゴは毅宗の殺害を口にするが、ウィバンは、「逃げたジュンブに自分たちを大逆罪で殺させる名分が出来てしまう」と制止し、宦官らを拷問にかけ、穀宗の密命だと証言させようとする。これに反対するチョン・ジュンブだが、毅宗が将軍たちも含めて始末しようとしていたと聞かされ、毅宗の廃位を決意する。ウィバンは廃位に反対する官僚を惨殺させ、ジュンブは、ユン・インチョムら元老や恭睿太后に廃位を承認させる一方で、血気にはやって暴走するウィバンらを牽制するために、大将軍ソン・ユインの軍勢を王宮に呼び寄せて、ウィバンの軍勢と対峙させる。
ソン大将軍を演じたのはキム・ジンテ。「広開土太王」でもコム大将軍を演じている。敵を威圧する眼光と声、鎧がしっくりくる恰幅の良い身体は大将軍そのもの。
■第4話:挙兵の大義
チョン・ジュンブの裏切りで、ソン大将軍と対峙するイ・ウィバンら。一触即発の場面でウィバンは、毅宗の血書を見せながら、自分たち武臣が挙兵するに至った理由を説得。形勢不利と見たジュンブは、ウィバンと1対1で話し合い、自分に誤解があったと言い訳し武臣同士の衝突は回避される。そんな中、キム・ドンジュンが兵を引き連れて王宮に向かっているとの知らせが入る。チョン・ジュンブは老体にも関わらず自ら先鋒に立って制圧に出向き、宿営地の奇襲に成功する。チョン・ジョンブ不在の中、イ・ウィバンは太子たちを人質にとって、恭睿太后に新王の擁立を求め、廃位された毅宗は王宮から追放される。
全てがウィバンの思い通りに進んだが、ここまで来て肝心な王印のないことに気付く。新王の即位には王印がなくては出来ない。そんな時、火事の知らせが…。
ウィバンのイボイボのついた金棒、イ・ウィミンの斧鉞(まさかり)も凄いが、イ・ゴの二刀流にも注目。特に背中に納刀する技!
老体に鞭打ってまでドンジュン制圧に向かったジュンブの狙いは?
■第5話:王印の行方
火事の知らせで一人部屋に残ったイ・ウィバンをムビの侍女オランが襲う。オランはムビから「穀宗が廃位されていなければウィバンを斬り、廃位済みだったら王印を渡せ」という2つの命令を受けていた。そんな中チェ・ウォンは、ソン・ユインら老将軍を、王印を隠した犯人として捕らえ拷問しようとするが、オランから王印を受け取っていたウィバンは、チェ・ウォンを捕えさせ老将軍らを解放する。
みごとドンジュンらを制圧したジュンブは、ついにドンジュンの首をはね積年の怨みを果たす。
一方、王印が行方不明だと知った太后は、密かに幽閉されている毅宗のもとに手紙を送るが、その手紙は武臣たちの手に落ちてしまう。そんな中、キム・ドンジュンの軍勢を制圧して帰郷の途に就くチョン・ジョンブは、イ・ウィバンの裏切りを知ってイ・ゴらを捕えようとする。
気になるジュンブとドンジュンの間の因縁。ジュンブには気の毒だがちょっぴり笑えるドンジュンの若気の至りが、今回明かされるのでお見逃しなく。
「武人時代」は、2013年1月11日(金)より月~金の毎日16時から、BS日テレで放送。予告動画はDVD公式サイトで視聴できる。
◇「武人時代」DVD公式サイト
◇BS日テレ「武人時代」番組サイト
※2013年1月11日(金)より月~金の毎日16時から、BS日テレで放送。
【「武人時代」を2倍楽しむ】
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・放送:KBS、2003年2月8日~2004年8月15日
・話数:全158話
・演出:シン・チャンソク、キム・ソングン
・脚本:ユ・ドンユン
・キャスト:
李義方(イ・イバン):ソ・インソク
牽龍軍・隊正→牽龍軍・行首(散員)→大将軍、殿中監、執奏 武臣政権第1の執権者
鄭仲夫(チョン・ジュンブ):キム・フンギ
牽龍軍・隊正→上将軍→参知政事 武臣政権第2の執権者
慶大升(キョン・デスン):パク・ヨンウ
武臣政権第3の執権者
李義旼(イ・ウィミン):イ・ドックァ
牽龍軍・別将→中郎将 武臣政権第4の執権者
崔忠献(チェ・チュンホン):キム・ガプス
武臣政権第5の執権者
■DVDレンタル情報
~第1章 武臣政権の幕開け~
~第2賞 イ・ウイバン執権時代~
~第3章 チョン・ジュンブ執権時代~
~第4章 キョン・デスン執権時代~
~第5章 イ・ウィミン執権時代~
~最終章 チェ・チュンホン執権時代~ 2013年1月16日レンタル開始!
※全79巻・158話(各巻2話収録)