西京炎上!名君誕生か?豆知識:韓非子「光宗大王-帝国の朝-」第46-50話あらすじと予告動画

2013年01月17日09時00分ドラマ
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2013年1月18日(金)から始まる第46話~50話では、逃げた民たちが暴動を起こし、西京が炎に包まれる!そして、それがきっかけとなり高麗が大きく変わることに…今回は第46~50話までのあらすじと、ワンソが大いに影響を受けることになる“韓非子”についてちょっぴり紹介…BS朝日番組サイトでは相関図が、韓国公式サイトでは全話の予告動画や場面写真などが公開さていている。ただし、視聴には会員登録が必要。

ナビコン韓流コーナーでは、ドラマ視聴に役立つ歴史年表地図【「太祖王建」を2倍楽しむ】では全話のあらすじと見どころを紹介しているので、参考にどうぞ。本作のBS朝日の放送にあわせて【「光宗大王」を2倍楽しむ】で、あらすじと見どころなどを解説していくのでお楽しみに。

※ドラマ視聴の前に、【「光宗大王-帝国の朝」を2倍楽しむ】の「(1)ドラマの紹介」に目を通しておくと、ドラマがもっとわかりやすくなります。チェックをお忘れなく! また、各話のあらすじの後の赤文字は、見どころや解説をしています。

■第46話
チェ・ジモンがワンソを訪ね、「西京で天地を揺るがすような驚くべきことが起こり、1つの時代が終わる」と予言する。定宗は病の回復を願って、素足で供養米を届ける儀式を執り行うが、それを見た民は、凶作や伝染病で多くの平民が命を落としたことも知らず、命乞いをしようとする国王をあざ笑い、石を投げつける。なんとか気をとりなして10里を素足で歩き、祈祷式が始まるが、定宗は途中意識を失ってしまう。寝所で意識を回復した定宗は、意味のない儀式だったと自嘲し、巷に流れる“王の噂”がどんなものなのか情報収集を命じる。
定宗の時代の終焉を感じ、ワンソとの取引にも失敗したシンニョムは、本拠地の西京に一時帰省することにするが、道中シンニョムの元に息子の死の知らせが舞い込む。一方、シンニョムは定宗に呼びつけられる。
王妃を前に、自らをあざ笑う定宗を演じたチェ・ジェソンの長台詞に注目。チェ・ジェソンは、本作の後の時代を描いた「千秋太后」では、ヒロインのスを一途に慕う渤海の武人カン・ジョを熱演した俳優。

■第47話
ワンソは執政大臣の息子、ワン・ハムスンが西京で暴徒に殺されたと知り驚く。胸騒ぎがして急いで戻ろうと臣下に命じるワンソ。その頃シンニョムは、女真族との国境に立ち北方討伐の夢を果たす前に息子を失ったことに、急な胸の痛みを覚える。一方、定宗の病状はますます悪化し、肉腫の痛みは全身を駆け廻っていた。今では死を恐れることより息子が無事に玉座に就けるかどうかが唯一の心配事だった。そんな中インチキ居士が祈祷する。
一方、西京に急ぐワンソ立ちの道をを暴徒たちが遮る。ワンソに恩義を感じる彼らが、近日中に暴動を起こすので西京を避けろと忠告するが、ワンソはこれを拒否し西京に戻る。その頃シンニョムは豪族たちと後継者に就いて論議する。シンニョム以外の全員がワンソを推す中、シンニョムだけは、王室第一主義者のワンソが王位に就くことを反対。しかし、「必ず豪族に従わせるから」という言葉と他に対抗できる人物がいない以上、認めるざるを得ない。
そんな中本格的に暴徒討伐に西京軍が出発するが…。
まさに藁にもすがりたい思いなのだろう。インチキ居士にまんまと引っかかる王妃たち。今度は絹反物などを巻き上げる。

■第48話
反乱した暴徒が西京一帯を燃やしてしまったショックで、あっけなく命を落としてしまったワン・シンニョム。そして侍中クォン・ジオクも暴徒によって殺害されてしまう。これこそがチェ・ジモンの予言していた「西京の驚くべき事態」だった。最後に官庁を燃やそうとやってきた暴徒たちと対峙したワンソは「二度と西京建設はしない」と、暴徒たちと約束し解散させる。いよいよ後継問題だ。ワンソの外戚や臣下たちが必死の説得でワンソが玉座に座ることを勧め、渋るワンソを後継者に推挙する。ついにワンソはその地位に就くことを決心し、居並ぶ豪族たちの前で、「推戴者たちへの忠義と恩義、朝廷との合議」などを約束する。これにて、第3代の定宗の後継者としてワンソが立つことに。
王都では、シンニョムと侍中の死が伝えられ、さらに定宗は…。
あまりにも簡単な死に様に少々肩透かしを食らった感が残るシンニョムの最期だった。暴徒、いや民たちと向き合い暴動を治めるワンソの王材を感じさせる姿に注目。

■第49話
王都へ帰ってきたワンソを出迎えた重臣たち。何しろあの剛直なソ・ピルまでが出迎えたのだから、朝廷がすでにワンソを次の王と認めているほかならなかった。しかしワンソは、余命あとわずかな兄に謁見することに気が引けていた。とはいえ避けて通るわけにはいかない。謁見当日、定宗は、西京建設の失敗をワンソの責任と一喝し、自分の威厳を振りかざそうとする。豪族たちが必死にワンソを擁護するも、定宗の怒りは収まらない。その途端、雷が鳴り響き、定宗は気を失って倒れてしまう。
意識を取り戻した定宗は、なおも息子への譲位を言い張るが、臣下たちは恵宗にした通りの対応をすべきと、ワンソへの譲位を勧める。いよいよ命の灯が尽きようとする定宗はワンソを呼び寄せ、やっと心を開き王妃と息子のことを頼む。そして自らは果たせなかった「豪族に振り回されない国王らしい王になれ」と言い遺す。
「千秋太后」では、みごとな死に様を見せてくれたチェ・ジェソン。この定宗では何とも憐れ。せめてもの救いは、最後にワンソとの和解。先代王妃と同じく短い国母の座だったムンゴン妃。演じたのは、ホン・リナ。「宮廷女官チャングムの誓い」でチェ・グミョン役を演じた女優だ。

光宗大王高麗第4代王・光宗大王(ワンソ)■第50話
在位4年、享年27歳で定宗が逝去し、ついに定宗から玉座を受け継ぎワンソが25歳で第4代王・光宗となった。949年3月のこと。さっそく国事の改革が行われ、光宗は、侍中をパク・スギョンに任命。新朝廷の官職が発表されるが、その内容は力のある豪族を登用したもの。しかし、太子時代からの忠臣のチャン・ダンソルを呼び寄せ、
一方、王妃となったテモクは、今後の新しい内明婦(宮中の全ての女人たちが所属)のあり方を説き、王太后となったムンゴン妃にも心を砕くことを忘れない。ところが、肝心な光宗王は予想外の行動に出る。王座に就いた途端、急に人が変わったように豪族たちに媚を売るようになり、ついには宴の席では跪き大拝礼(クンチョレ)までする始末。さらにはテーブルの上で舞いまで披露し、まるで王族の威厳を失ってしまったかのように思えた。さらに、太子時代からの友であるユ・シンソンらを呼んでは、酒を酌み交わし撃毬(キョック)に興じる。そんな光宗に、ユ・シンソンが「韓非子」という1冊の本をプレゼントする。
そして、光宗は内密にある人物を呼び寄せる。果たしてその人物とは?
すべてパク・スギョンの思いのままの人事のようだが、光宗はあの忠臣チャン・ダンソル(内奉省舎人)を呼び寄せており、友となったユ・シンソン(内儀省舎人)、イ・モンユ(兵部卿)らを要職に推薦している。また、王の側近中の側近となる内軍将軍と大殿内官にはも信頼すべき人物を押さえている。果たしてこれは?

■豆知識:韓非子
中国戦国時代の法家である韓非(紀元前280年? - 紀元前233年)の著書。「人間の本性は悪である」という「性悪説」を唱えた儒家の荀子に学んだといわれている。荀子が過ちを礼によって矯正すると説いたのに対し、韓非は法によって抑えるべきと考え、この視点韓非子を書いた。その内容は、分かり易い説話から教訓を引き、徹底的に権力の扱い方とその保持について説いており、春秋・戦国時代の思想・社会の集大成と分析とも言えるもの。しかし、皮肉なことに、彼の出身国の韓ではなく、敵対国・秦で高く評価された。若き王(後の始皇帝)に「この作者と交友できたら死んでもいい」と思わせたほどの大人物だったが、王の側近イ・サ(李斯)の妬みから彼の計略にハマり、自殺させられ生涯を閉じた。。
韓非は生まれながらの重度の吃音で、「うまく話せないなら文章で」と思い立ち名文家になったと言われている。“矛盾”や“想像”、“逆鱗”というのはこの韓非子から生まれた言葉。

kandoratop 【「光宗大王」を2倍楽しむ】

BS朝日「光宗大王-帝国の朝-」
 ※2012.11.12-  月~金
韓国KBS「帝国の朝」(光宗大王)番組サイト
※予告動画視聴には事前に会員登録が必要。韓国語。
DVD公式サイト
★本サイトで掲載されている記事、写真については無断使用・複製を一切禁止いたします。


■作品紹介
・原題:帝国の朝(제국의 아침)
・放送:KBS、2002.3.2~2003.1.26
・話数:全94話
・演出:チョン・ソンホン、キム・ホンイル
・脚本:イ・ファンギョン
・キャスト:
ワンソ(後の光宗) …キム・サンジュン
ワンヨ(後の定宗) …チェ・ジェソン
テモク妃…チョン・ヘジン
ムンゴン妃…ホン・リナ
恵宗(ヘジョン)…ノ・ヨングク
ウィファ妃…キム・ヒョンジュ
ワンギュ…キム・ムセン
パク・スリ…チョ・ギョンファン
■DVD-BOX
・構成:DVD-BOX1〜8:BOX1 DISC5枚組 10話、
BOX2~8 各DISC6枚組 12話収録/デジパック、
・リーフレット、オリジナルポストカード2枚封入
・初巻発売日:2009.6.5
・各BOX価格:15,000円(税抜) / 15,750円(税込)
・販売元: ブロードウェイ








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