全豪族たちと国王との戦い!王権強化策第2弾は?「光宗大王-帝国の朝-」第71-75話あらすじと予告動画
2013年2月22日(金)から始まる第71話~75話では、ついに全豪族を向こうに回して光宗が牙をむく!そして、王権強化のための“奴婢按検法”に続いて“科挙制度”を導入!BS朝日番組サイトでは相関図が、韓国公式サイトでは全話の予告動画や場面写真などが公開さていている。ただし、視聴には会員登録が必要。
ナビコン韓流コーナーでは、ドラマ視聴に役立つ歴史年表や地図、【「太祖王建」を2倍楽しむ】では全話のあらすじと見どころを紹介しているので、参考にどうぞ。本作のBS朝日の放送にあわせて【「光宗大王」を2倍楽しむ】で、あらすじと見どころなどを解説していくのでお楽しみに。
※【「光宗大王-帝国の朝」を2倍楽しむ】の「(1)ドラマの紹介と時代背景」では、新たに「高麗時代」について詳しく紹介しているので、チェックをお忘れなく! また、各話のあらすじの後の赤文字は、見どころや解説をしています。
■第71話
“奴婢按検法”の施行から間もなく、松岳山への狩猟を計画した光宗は、平州やキム・グンリュル・ファンボ氏ら大夫の元へ、狩猟に誘う使いをやる。民に光宗の偉大な存在を知らしめるため、兵部は一層気を引き締める。王妃の実家ですら奴婢の半分が逃げ出す現状にテモク王妃は、「この国は安泰ではありません。“奴婢按検法”は間違っている。申告ひとつで平民になれる国は間違っている」と光宗に進言。光宗は「余を理解できない王妃を伴侶と言えようか!」と怒り、失望感をあらわにする。
そんな中、平州一族は、王室からの狩猟の誘いに戸惑いを隠せずにいた。これはグンリュルやヨンギュも同じで、操り人形だった王の変わりようにただただ戸惑うばかり。その頃市中では、平民になった元奴婢たちが、かつて自分たちを酷使していた主人を襲う暴挙にでることも頻発。一方、朝廷ではサンギ(雙冀)の重用をめぐって重臣たちの舌戦がつづいていた。
当の本人であるサンギは、20年前に親や決めた許嫁であるチョ・ソンが会おうとしないことを、接主(楼主)相手に苦言を呈する。
その頃光宗は、ヒョウン太子が平州一族と数回に及んで会っていたことを聞き、その軽率さにあきれる。
“奴婢按検法”に関しては、史書にも「王妃が切実に進言したが光宗は聞く耳を持たなかった」と記されている。さて、いよいよ狩猟で光宗の化けの皮が完全にはがれるのでお楽しみに。
■第72話
狩猟に向かった光宗は、民からの盛大な賞賛を浴び、民心を掌握した喜びを実感し、大夫たちは驚きと一層の危機感を覚える。その頃、光宗に怒鳴られたテモク王妃は「陛下は変わってしまった」と嘆き悲しむ。
一方、平州、パク一族は光宗が狩猟先で油断している隙をついて奇襲をかけようと画策し、密かに兵を動かしていた。しかし、彼らの動きを光宗はすべて読みつくしていた。光宗の計画した狩猟は、“狩猟”の名を借りた“逆臣狩り”だったのだ。それが証拠に、民を使った狩りの駆り立て役は実は地方軍だった。これに気づいたパク一族は、慌てて兵を連れて光宗の前に進みでるが…。
そのころ、ヒョウン太子と母トンヤンウォンは、光宗の意味ありげな言葉と冷たく光る眼を思いだし不安を募らせる。
“逆臣狩り”には、ご丁寧に光宗の影武者まで用意していて、おまけに光宗役をしているのは、平州一族にとっては会いたくない人物。果たしてその人物とは…?不肖息子ヒョウン、「だから、母が平州と付き合うなと言ったじゃないか」という視聴者の声が聞こえそうだ。
■第73話
大勢の兵士を連れて現れたパク一族を問い詰める光宗。スギョンは「狩りの手伝いに来た」と懸命に取りなすが、かつて西京の建設現場で人夫をしていたことのある兵士の一人が、スンウィたちの言っていることはウソだと暴露する。
一方、ダンソルら側近らは、今ごろは首尾よく“逆臣狩り”をしているだろと高をくくっていたが、計画失敗の伝令が到着。しかも光宗はパク一族の企みを知りながら追求していないと聞き、意外な展開に戸惑う。
その頃、サンギに会ったチョ・ソンは「私のことはどうかお忘れください」と告げる。するとサンギは「我々は同じ主人を恋慕っているのだ。我々も友になろう」と彼女に理解を示す。
狩猟場では、大夫たちやパク一族が不安を募らせる中、光宗一人機嫌よく酒を飲み、「父、太祖様のように笑顔で国を治めたいが、悲しいかな自分には徳が足りず、そうできそうもない」と、意味深な言葉を吐く。
まるで捕まえてネズミをいたぶる様な、光宗の言葉や態度に注目しよう。笑顔が怖い!一方、サンギとチョ・ソンのツーショットの場面。王への恋慕の情を、しっかり許嫁に見抜かれているチョ・ソンの表情もお見逃しなく。
■第74話
クォン・シンの告発を受け、光宗に「チュン・ホンとワン・スンは謀反を企てた」と進言したチャン・ダンソルとワン・ウク。光宗はワン・ウクに「罪人を厳しく推問しろ」と命じ、その場に居合わせた臣下たちは大豪族の危機的状況に戦々恐々とする。
一行は王宮に戻り、翌日の朝会で、光宗は未だに「“奴婢按検法”が間違いだ」といって挙がってくる上書を全て燃やすように命じ、今後これについての言及を一切禁じる。さらに、サンギの屋敷を準備しない倉部令に激怒し、職務怠慢の罰として倉部令の屋敷を取り上げ、それをサンギに引き渡すように命じる。
一方、パク家ではこの難局について話し合うが、スギョンが「国王の目の前で命乞いをする」と言い出し…。
サンギは、屋敷に移る準備をしながら、「許嫁とは縁がなかった。大業に女は不要」とユ・シンソンらに語る。そして仲人を申し出る光宗を軽く受け流し、逆臣たちの処罰について進言する。
平州、パク一族が再起のために悩む中、別の場所ではグンリュルたちがどこか他人事のように世の中を語るセリフをお聞き逃しなく。
■第75話
ヒョウン太子と平州の処遇について、光宗は苦悩していた。サンギは確実に処刑すべきと言い、シンソンら若い臣下たちも「機会を逃してはなりません。全員殺しましょう」と強く迫る。しかし、腹違いとはいえ弟のヒョウン太子は救ってやりたいと思っていたが…。
そんな中サンギは“奴婢按検法”に続く第二の改革法案として、“科挙制度”の導入を提言し、光宗はそれを取り入れる。
一方、光宗は反逆事件の推問の場を義刑台から王宮に変えさせ、すべての大夫と臣下を呼ぶよう命じる。そしてヒョウンだけは自分で確認すると大殿に呼び寄せ、2人きりで話をする。光宗に「なぜ平州一族と会った」と一喝されるとヒョウンは震え上がってしどろもどろ。その小心ぶりにさらに怒りを表す光宗がなんというのか?
“科挙”とは、中国で598年~1905年(隋~清の時代まで)行われた官僚登用試験のこと。武功で出世を重ねた豪族たちには、学問での合格は難しい。これこそが目障りな豪族たちを朝廷から一掃するための作戦。光宗が王権を強めるためにやった二つ目の方法だ。
【「光宗大王」を2倍楽しむ】
◇BS朝日「光宗大王-帝国の朝-」
※2012.11.12- 月~金
◇韓国KBS「帝国の朝」(光宗大王)番組サイト
※予告動画視聴には事前に会員登録が必要。韓国語。
◇DVD公式サイト
★本サイトで掲載されている記事、写真については無断使用・複製を一切禁止いたします。
■作品紹介
・原題:帝国の朝(제국의 아침) ・放送:KBS、2002.3.2~2003.1.26 ・話数:全94話 ・演出:チョン・ソンホン、キム・ホンイル ・脚本:イ・ファンギョン ・キャスト: ワンソ(後の光宗) …キム・サンジュン ワンヨ(後の定宗) …チェ・ジェソン テモク妃…チョン・ヘジン ムンゴン妃…ホン・リナ 恵宗(ヘジョン)…ノ・ヨングク ウィファ妃…キム・ヒョンジュ ワンギュ…キム・ムセン パク・スリ…チョ・ギョンファン | ■DVD-BOX
・構成:DVD-BOX1〜8:BOX1 DISC5枚組 10話、 BOX2~8 各DISC6枚組 12話収録/デジパック、 ・リーフレット、オリジナルポストカード2枚封入 ・初巻発売日:2009.6.5 ・各BOX価格:15,000円(税抜) / 15,750円(税込) ・販売元: ブロードウェイ |
★韓国歴史 関連書式を一覧