薩摩と結ぶ会津、照姫との出会い…綾瀬はるか主演大河ドラマ「八重の桜」第9回予告動画と前回のあらすじ-NHK
3月3日、NHKの大河ドラマ「八重の桜」は第9回「八月の動乱」を放送、薩摩からの密使が会津の陣屋敷に出向き、結託を要請する。京では長州排斥の動きが強まりを見せる。会津では照姫(稲盛いずみ)の右筆(秘書)を決める。長刀師範の黒河内(六平直政)は八重(綾瀬はるか)を推挙するが、八重は照姫を間近に見られるだけで興奮していた。
[第8回「ままならぬ思い」あらすじ]
攘夷に沸く不逞浪士たちを討つべく、京都守護職の松平容保はどうすればよいか考えあぐねていた。そこへ家臣から壬生浪士組の存在を聞かされた容保は、覚馬や秋月を派遣し、壬生浪士組の視察に出かけた。中々腕が上がる一団と見込んで、会津は壬生浪士組を配下に従える事を決めた。覚馬はそこで、斎藤一という人物の殺気に満ちた雰囲気に不安を覚えるのだった。
その頃会津では、二葉が京への出立を控えて最後の長刀の稽古に励んでいた。二葉は弟・大蔵の祝言に立ち会えないのだけが残念だと言葉を残し、それで大蔵の嫁取りが発覚する。八重は幼なじみの与八郎がもう嫁取りだと無邪気に喜んだが、密かに大蔵に思いを寄せていた時尾は激しく動揺し、稽古の時に捻挫してしまう。痛んだ時尾の足を手当しながら、八重は初めて大蔵の事を好いていた時尾の気持ちを知らされた。どうにもままならぬ事と涙ぐみながら、時尾はこの先嫁には行かないと言うのだった。八重も慌てて自分も嫁に行かないと宣言するものの、そもそも自分に嫁取りの話が来るのだろうかと言って笑いあった。二人はどうにもならない事があるのだとしんみり語り合うのだった。
京都。覚馬は久しぶりに勝海舟(生瀬勝久)に会いに行った。軍艦奉行となった勝は旅館に逗留するいい身分となっていた。攘夷を止めさせるには一度外国と戦って負けた方がいいと考える勝は、人斬りを雇ってどうすると会津が壬生浪士組を抱えた事を批判した。覚馬はこれからの会津がどうするべきか思い悩んでいた。そうする間にも壬生浪士組は尊皇攘夷派の長州を次々と摘発していった。長州勢は当然のように会津を疎ましく思うのだった。
ある時、大蔵が山本家へ京へ出立のあいさつに出かけた。八重と尚之助が別れの言葉を述べる中、尚之助は気を利かせてその場を離れ、二人きりにした。八重は自分も男だったら鉄砲を担いで従軍するのにと嘆くのだったが、大蔵はその言葉に賛同した。八重への思いを秘めている大蔵は八重の無事を祈り、八重こそ会津そのものだと語るのだった。しかし八重はそこに込められた大蔵の気持ちがよく分からないままだった。そして大蔵は祝言を挙げ、京へ出発した。八重はいつものように桜の木の上で読書をしていたが、馬上にいる西郷頼母(西田敏行)に佐川官兵衛(中村獅童)が京に従軍したいと土毛さしてすがりつく様子を目撃してしまう。ならぬものはならぬと佐川を追い返した頼母は、ふと木の上にいる八重に気付く。馬を休めて八重と語る頼母は、佐川の持つ強い会津への忠誠心が身を滅ぼすのではないかと憂いていた。そして頼母はこれから京の容保へ面会に行くのだと告げて去っていった。
その頃京では、容保宛てに江戸へ移るようにという勅書が届く。この勅書は、三条実美ら長州派の公家が孝明天皇に強く圧力を掛けて出させたものだった。容保は京が荒れる今、自分が江戸へ行く事に納得がいかないでいた。そこへ次なる勅書が届けられた。それこそが孝明天皇の直筆であり、先の勅書は自分の本意ではないこと、容保が京を離れてはならぬという内容だった。容保は、勅書に書かれた「最も会津を頼みとする」という言葉に痛く感激し、京で天皇を守ることにいよいよ決意を強くするのだった。その数日後、頼母が京に到着する。早速容保と謁見した頼母は、京都守護職を退任するように重ねて頼んだのだった。このまま容保が守護職を引き受ければ憎まれ役になる、会津は潰れてしまうと頼母は頭を下げるのだった。しかし容保は損な役回りだからと放棄することは出来ない、御家訓第一で帝と幕府を守るべきと主張した。会津を思っての行為と分かっていたが、容保は頼母に蟄居を命じる事を決めた。
やがて、会津の軍隊が御前で軍事調練をする機会を設けられた。名誉なことと鍛錬に一層沸く会津だったが、調練予定の当日は大雨で翌日に順延となった。その翌日も雨で調練は無しと伝えられたが、それは会津へ恥をかかせるための虚報だと気付いた藩士たちは、大慌てで調練の場に向かう。そして大雨の中、天皇や公家が居並ぶ中で訓練が行われた。孝明天皇は自分が下賜した衣を容保が陣羽織に仕立てているのを見かけ、嬉しく思うのだった。
そして会津では、八重がいつものように桜の木へ向かったが、そこで桜の木の虫取りをする頼母と出会った。八重に砲術の鍛錬をしているのかと尋ねる頼母に、八重は笑顔で腕を磨いている事を報告した。女の身で砲術を鍛錬してどうすると笑う頼母は、自分が家老職を解かれたことを八重に打ち明けた。解任されては腕の使いようがない、自分は佐川や八重と同じだと言って頼母は自嘲する。互いにままならぬ状況にある事を感じながら、八重は頼母に桜の虫取りの手伝いを買って出るのだった。
大河ドラマ「八重の桜」第9回は総合・よる8時から、BSプレミアム・午後6時から放送。再放送は総合で毎週土曜日ひる1時5分から。予告動画は番組公式サイト「あらすじ」で視聴出来る。放送翌日からNHKオンデマンドでは見逃し配信を行う。
◇NHK「八重の桜」番組サイト
◇NHKオンデマンド「八重の桜」視聴ページ
18時より見逃し配信開始(視聴価格:200円)
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