力を増す新撰組、複雑化する会津の立場…大河ドラマ「八重の桜」第10回予告動画と前回のあらすじ-NHK

2013年03月09日17時31分ドラマ

3月10日、NHKの大河ドラマ「八重の桜」は第10回「池田屋事件」を放送、会津では時尾(貫地谷しほり)が城へ上がることになり、八重(綾瀬はるか)は一層銃の開発に尚之助(長谷川博己)と共に没頭した。一方、京では新撰組が次々に尊皇攘夷派を摘発し名を上げており、その後ろにある会津への恨みも強まっていた。事態は会津にも伝わり、西郷頼母(西田敏行)は兵力を増強するために官兵衛(中村獅童)を京へ派遣する。

[第9回「八月の動乱」あらすじ]
三条を擁する長州が会津を帝から遠ざけようとする動きの中、一人の薩摩藩士が密命を携えて秋月の元を訪ねて来た。京に洋学所を設立しようと奔走する覚馬は丁度秋月に口添えを頼みに来ており、秋月の信頼が置けるものとしてその密命を共に耳にする。
会津では、照姫が江戸を発ち地元入りする話が女たちの間で持ちきりだった。照姫付としてお城で働きたいと時尾やユキが世間話をする中、自分は角場を守らなければならないからお城へはいけないと笑うのだった。その後角場を八重が見回ると、時尾の弟ら小さい子どもが銃を触ろうとしていた。子どもが銃を触るなと叱りつける八重に、子どもたちは自分も日新館で学んでいる、鉄砲の勉強がしたいと訴えた。八重は笑顔になり、真剣に銃の仕組みについて訓え始める。
秋月が耳にした薩摩藩の話とは、帝から遠ざけられてしまった薩摩藩は会津藩と結託して帝を守りたいと主張した。帝が江戸へ行くという話が出た際、帝自身は会津に警護を希望したものの三条によってやんわり断られているのを松平容保は目にしていた。帝を京から遠ざける間に焼き討ちにしようとする企みがあると聞き、容保は京を守るために秋月に薩摩藩士と共に勅使を仲立ちするという中川宮に謁見しに行くよう指示した。かくて八月十八日、直命を受けた会津は密かに御所に集結、全ての御門が警護された。それと同時に三条実美や長州を朝廷から排除した。そして夜が明け異変に気付いた長州と会津・薩摩の聨合が各五問の前でにらみ合う形となった。この状態は夕刻まで続いたが、日没前に長州は兵を引き上げた。長州派の会津へ対する憎しみやいや増す居法で、会津は帝の誉目出度く御製(帝が詠んだ歌)を賜り、容保は感激に打ち震えるのだった。
その頃会津の照姫は、容保の写真を手に思いを馳せていた。会津に入ったばかりだった照姫だが、少しでも容保の役に立とうと長刀道場の稽古に立ち会った。稽古を終え、立場の分け隔てなく言葉を掛ける照姫に、八重は会津への忠義の気持ちを新たにするのだった。
動乱が落ち着いた京では、容保が覚馬へ直々に洋学所の開設を命じた。そして壬生浪士組は今回蛤御門を護衛したことから「新撰組」の名を新たに付けられる。しかし京での会津の立場が強まる一方で、それに対するやっかみの声も高まってきた。
会津では照姫の右筆(秘書)に八重を推す声が各方面から起こり、誰しもが八重が召し抱えられるだろうと思っていた。しかし、照姫の右筆として指名されたのは時尾であった。内心、自分こそはと思っていた八重、そして両親の落胆は大きいものだった。夜、一人角場に佇む八重に、尚之助が声を掛けた。自分が城に上がるには相応しくなかったことで両親もがっかりさせてしまったと沈む八重に、尚之助は自分にとっては八重が右筆にならなくて良かったと語った。八重が居なくなっては共に銃を開発する相手が居なくなってしまう、これは八重にしか出来ない事だと尚之助は静かに語った。尚之助から、代わりは誰もいないと言われた八重は喜びで涙を流し、感謝の言葉を口にするのだった。

大河ドラマ「八重の桜」第10回は10日(日)総合・よる8時から、BSプレミアム・午後6時から放送。再放送は総合で毎週土曜日ひる1時5分から。予告動画は番組公式サイト「あらすじ」で視聴出来る。放送翌日からNHKオンデマンドでは見逃し配信を行う。



NHK「八重の桜」番組サイト
 

NHKオンデマンド「八重の桜」視聴ページ
18時より見逃し配信開始(視聴価格:200円)

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