謎の男登場!洪景来(ホン・ギョンネ)の乱って?再放送「商道-サンド-」第37-41話あらすじと見どころ、予告動画‐BS朝日
今夜と明日の放送はおやすみ!次回の放送は5日(木)深夜27時、「商道」第37話~41話(全50話版オリジナルの第38話~43話)のあらすじ紹介!ここでは、サンオクに負けない商才、民を思う慈悲と時流を読む力のある男、ホン・デスが登場する!また朝鮮時代後期に実際に起きた農民の乱、「洪景来の乱」(ホン・ギョンネの乱)が物語に描かれる!果たしてどのような形で描かれるのか…公式サイトには予告動画が公開されている。【「商道-サンド-」を2倍楽しむ】毎週末に次週1週間分のドラマのあらすじ紹介をするので、ドラマ視聴にあわせてチェックをお忘れなく。オリジナル全50話を46話にして放送。以下、カットされた内容もできるだけ盛り込んでご案内。
※6月9日(月)~13(金)の放送も休止なのでご注意を。
■見どころ
さあ、朝鮮一の商団に成長した湾商とサンオクを大きな試練が襲う!新登場人物であるホン・デスがいったいどんな人物なのか?今回は、オリジナル版から省略された「謎の訪問者」のあらすじについても紹介しているのでお楽しみに。ただし、テレビ朝日版のあらすじに沿って紹介しているため、多少物語が前後する場面もあることをご理解の上お読みください。
※イ監督作品の出演者比べをしている表があるので、参考にどうぞ。⇒集まれ、イ・ビョンフン組!
■第37話 下剋上
約束の場所に現れたタニョンはサンオクを松商の建物に案内し、酒をすすめる。「一生を共にしてくれ」というサンオクにタニョンは、自分は夢の中でしか愛する人に会えない運命だと言い、サンオクのことは忘れるときっぱり告げる。その頃、サンオクの心が自分にないことを知るミグムは、サンオクの負担にならぬよう義州を去ろうと母に告げるが、ミグムの母は取り合わない。一方、松商では大房の座を狙うチョン・チスが柵門のチン商人から借りた金を餌に次々と他の都房たちを味方に取り込んでいく。都房たちの不審な動きに気づいたパク・チュミョンはチョン・チスたちに知られないように都房の動きを探り、水面下で進められる松房乗っ取り計画を知る。パク・チュミョンはすぐさま都房会議を招集し、収拾に乗り出そうとするが、それよりも一歩早く動き出したチョン・チス一派を押さえることができず、ついにタニョンと共に松商から追い出されてしまう。
(カッコ内テレビでカットされた内容「謎の訪問者」⇒ミグムとの婚礼の日が近づく中、どうしてもタニョンを忘れられないサンオクは、松都へ向かったタニョンの後を追うが、タニョンはすでに松都にはおらず、松商大房パク・チュミョンと共に松商から追い出されていたことを知る。なすすべなくサンオクはミグムと結婚することに…)
月日が流れ、ついに漢陽にも新しく店舗を構えた湾商は、漢陽を地盤とする京商と肩を並べるほどの利益を上げ、名実共に朝鮮一の商団に上り詰めていた。そんなある日、サンオクの下で商売を習いたいとホン・デスという者が湾商を訪ねてくる。ホン・デスにただならぬ才能を感じたサンオクは本店の書記として雇うことにする。
(松商を追いやられたパク・チュミョンとタニョンは鉱山を営み、金脈探しにすべてを賭けていたが、金脈は一向に見つからず、資金は底をついていた。その頃、朝鮮は凶作が相次ぎ、人々は米不足に苦しんでいた。そこへ京商による米の買占めが発覚し、人々はついに怒りを爆発。サンオクはこれを鎮めるため大量の米を漢陽へ運び、米不足の解消と価格の安定に貢献する)
■第38話 高利貸し
苦しむ民を救うための方法を模索するサンオクにホン・デスが打開策を提案する。その打開策とは、大金を貯めこんだ両班から金を借り、低利で民に貸し出すことだった。サンオクは、常に民を思いやるホン・デスの人柄と、社会に対する深い理解から生み出される戦略の数々に共感し、次第に信頼を深めていく。ホン・デスの提案に従い金持ちから莫大な金を借りた湾商は、民に低利で貸し始める。ところが民が湾商に群がたため、それまで高利貸しで暴利をむさぼっていた松商は苦境に立たされる。追い詰められたチョン・チスはあっさり高利貸しから手を引き、次は生活必需品である塩の商売に手を出す。チョン・チスは悪知恵を働かせて、さっそく塩田の買い取りにはしり、塩の価格を吊り上げて人々の生活を圧迫する。一方、塩の価格が上がって人々が困っていることを知ったサンオクは塩を大量に買い入れ、低価で民に施す。そして、ホン・デスの提案で山にこもって暮らす火田民にも塩を施すが、それが盗賊と内通したとの疑いを招き、サンオクとホン・デスが役所に連行されてしまう。
■第39話 身代金
山中で盗賊に塩を施した罪として連行されたサンオクとホン・デスは、更生した盗賊たちの訴えに免じて釈放される。その後、休暇をもらいホン・デスが向かった場所は山中だった。ホン・デスは鉱山を営んでいるタニョンを訪ね、金脈を探せず飢えに苦しむ民に力を貸してほしいと申し出る。以前盗賊に襲われた時に助けてもらったホン・デスに何の疑いも持たないタニョンは、パク・チュミョンの許可も得ないまま独断で500両を差し出す。しかしその頃、山中で逆徒たちの怪しい動きがあるとの噂を耳にしたファン・デホは、ホン・デスと逆徒との関係を懸念する。そんな中、新たに1万2千斤の人参交易権を獲得した湾商は、京商ウ・ヨランを責任者として燕京に向かうが、急ぐあまり危険な近道を通り、匪賊たちに襲われることに。そして人質となった商団員たちを救うため、サンオク自らが匪賊との取引に向かうのだが…。
■第40話 ホン・デスの正体
採掘した金で象眼の舎利瓶を作るため義州を訪れていたタニョンは、偶然ホン・デスを見かける。鉱業主と名乗り民を救うための援助を求めたはずのホン・デスが、サンオクの隣に立ち、仕える姿を目撃し驚いたタニョンは、その夜、サンオクを訪ね「ホン・デスの正体を探るよう」告げる。疑心が芽生えたサンオクはホン・デスの正体を調べ始める。ホン・デスが将棋をさそうとサンオクの部屋を訪れたある日、サンオクは恐れていた事態に直面する。
第2の危機と感じたサンオクが和尚からの2番目の教えの袋を開けると、そこには“鼎”との文字が…。一方、義州に現れたタニョンを目撃したチャン・ソクチュは、パク・チュミョンとタニョンが鉱山を営み、採掘した金で工芸品を作り、清国商人との商売の準備を始めていることを知る。チョン・チスは彼らの復帰を恐れ警戒するのだった。
■第41話 ホン・ギョンネの乱
1811年、ホン・ギョンネの乱が勃発し、進軍を続ける反乱軍が義州の近くまで押し寄せてきた。そんな中、平安兵使に呼ばれ米と資金の援助を求められたサンオクとチョン・チスは、官軍が没収した反乱軍の帳簿に、タニョンの名で500両が反乱軍に渡った事実の記載があることを偶然に知る。ホン・デスに、民のためと都合した500両だった。サンオクは逆徒と内通した大罪を着せられたタニョンを救うため、タニョンを必死で捜す。一方、タニョンの危機を利用し、雲山の金鉱を奪い取ろうと企んだチョン・チスは雲山の郡守を訪ね裏取引をする。その頃、ホンギョンネが率いる反乱軍は安州城で大敗し、定州城に逃げ込む。サンオクは、タニョンが反乱軍により篭城戦の行われている定州城に連れ込まれたことを知る。そこで、タニョンを救出する手段として官軍に支援米を運ぶ名目で自らが城内に向かう。湾商からの2千俵の支援米により士気を高めた官軍は総攻撃に出る。
■豆知識:「洪景来の乱」(ホン・ギョンネの乱)って?
不安定な政情が続く朝鮮半島で、1811年に起きた農民・民衆の乱。役職に就けずに没落した両班の洪景来(ホン・ギョンネ、1779~1812)が勢道政権を打倒し、地方差別を受けていた平安道の人々の不平等をなくすために、立ち上がった運動。このため、「平安道農民戦争」とも言われる。10年間という長年をかけて準備し、同志1千余名と挙兵し、あっという間に清川江以北の9邑を占領。しかし、博川の松林戦闘で官軍に敗れ、定州城に入って3か月にわたって抵抗したが城が陥落、ホン・ギョンネは銃弾に倒れ、約半年で乱は失敗に終わる。しかし、この乱をきっかけに政権の腐敗と無能さを世に暴露し、民衆の力でも封建体制を否定できるのだと言うことを知らしめた。この後、1862年には「壬戌民乱」、1884年には甲午農民戦争(東学党の乱)などの農民の乱が起きる。「商道」のヒロイン、キム・ヒョンジュが主演した「名家の娘ソヒ」(原題:土地)では、この「東学党の乱」のあった時代を描いている。
■「商道」作品情報
・話数: 全50話
・制作: MBC
・放送年: 2001-2002
・監督/演出: イ・ビョンフン
・脚本: チェ・ワンギュ
・出演者: イ・ジェリョン、イ・スンジェ、キム・ヒョンジュ、パク・インファン、チョン・ボソク、キム・ユミ、ホン・ウニ、ソン・ジェホ
※朝鮮王朝については、韓ドラここが知りたい!に、地図、年表などがあるので参考にされたい。
◇「商道‐サンド‐」公式サイト
◇BS朝日「商道‐サンド‐」番組サイト
※2014.3.3~ 毎・月-金 27時より再放送
※2013.1.25~3.29 毎・月-金 12時より放送終了
【「商道-サンド-」を2倍楽しむ】
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