韓国現代史と芸能界を背景に愛と復讐、そして友情の結末は?「光と影」第61話-最終回まであらすじと見どころ、予告動画
いよいよ今回は最終回までのあらすじと見どころを紹介!チョルファンの魔の手からギテはプンギルとヒョンスを守ることができるのか?ジョンヘの脚は?ギテとスヒョクの友情は?そしてピンナラ企画の明日は?全64話で、韓国現代史で起きた歴史的事実を背景に、K-POPを生み出した韓国芸能界の裏側も紹介したドラマ「光と影」の最終回は、26日に放送、作品公式サイトには予告動画が公開されている。
ドラマの背景やあらすじ、魅力などは「光と影」を2倍楽しむで紹介しているので、チェックをどうぞ。
■第61話
チョルファンはかつて、ギテの父親を死に追いやった南山のユン課長を側近にし、ギテを脅迫する。しかしギテは屈することなくユン課長を追い返す。
チョルファンをけん制するスヒョクは、大統領と官僚たちの前で、チョルファンの不正に関する情報を発言し、チョルファンはスヒョクに銃を向ける。チョルファンが手形詐欺で得た資金が大統領の親族の口座に振り込まれていることをつかんだスヒョクは、その事実を大統領に話すといってチョルファンを脅迫する。するとチョルファンはミョングクを拉致させ、不正の証拠を渡すようにと迫る。一方、ユンはプンギルとヒョンスに共産党主義者のスパイ嫌疑をかけて、その共犯者としてギテを拘束しようともくろむ。危険を察したギテの機転で2人は助かり、安全な場所にかくまうが…。
ギテにとっては、父替わりのプンギルと舅になるヒョンス。彼らも実父と同じ目に遭うのか? すっかり女優としても貫録が出てきたチェヨン役のソン・ダムビだが、やっぱり舞台に立つ姿は絶品。ステージの場面では、ドラマ序盤から歌う曲やダンスがだんだん現代のK-POPに近づいているのにも注目。
■第62話
完全に孤立したスヒョクは、ミョングクがギテにチョルファンの不正を記した書類を渡したことを知り、ギテに書類を渡してほしいと頼むが、ギテは信用できないといってそれを断る。そんなギテのもとをユン課長がもう一度訪れる。
チョルファンに会ったギテは不正の証拠書類をちらつかせ、プンギルとヒョンス、ミョングクを解放させ、ギテの周りの者に手を出さないことを約束させることに成功。ピンナラタウンの建設が始まり、ギテから要職を任せられたジョングやテスらピンナラ企画のメンバーは意欲を高める。一方、ミヒョンから映画出演を提案されていたジョンヘは、ギテに後押しされて出演を決める。その頃、スヒョクは、大統領の寵愛を受け、最強の権力を握ったチョルファンによって、スヒョクの唯一の味方のドソンを寝返らせ、スヒョクに反政府運動の濡れ衣を着せられる。それを知ったギテは…。
そんな中、ヘビンを妊娠させたテスは、自分に大きな息子がいることを打ち明け、ヘビンはショックを受ける。
一方、脚の回復のためにリハビリを受けるジョンへの姿に感動したミヒョンは、ジョンへを主人公に映画を企画する。
いよいよ最終回に向けて、復讐劇が大詰めに向かう中、テスとヘビンのラブラインが何とも気になる。果たしてこの二人はめでたく結ばれるのか?
■第63話
ギテは、自分を破滅に追いやろうとしたスヒョクを見捨てることが出来ず、チョルファンンの不正の証拠書類の最後の取引としてスヒョクを釈放させる。チョルファンに復讐する切り札をスヒョクのために使った理由をプンギルに問われたギテは、人生をこれ以上チョルファンのために振り回されたくないと答える。ビンナラ企画は芸能界トップの芸能事務所へと成長し、テレビ局の幹部ですら、ギテには頭を下げる。
そんな中、プンギルは奨学財団を設立し、チョルファンを自分の手には負えないと判断したジェウクは、政界から退くことを選ぶ。
脚が不自由なまま映画の撮影に挑んだジョンへは、スタッフやまわりに迷惑をかけていることに負担を抱き、撮影をボイコットしてしまう。
一方、時期大統領の座を狙うチョルファンは、ドソンのアドバイスで、スヒョクに協力を要請する。スヒョクはチョルファンに復讐するために、あえてその提案を受け入れるが、その心情を知らないギテはスヒョクに失望する。
オリンピックの開催地がソウルで決まったこと明かになり、チョルファンは国民への自分のイメージを改善するために、芸能人を利用しようと計画を立てるのだが…。
自分を南山から救ってくれたのがギテだと知ったスヒョク。面と向かって礼こそ言わなかったものの、果たしてその心中は?感謝以上に、完全にギテへの敗北感を感じてしまったのでは? とするとこのあとスヒョクの取るだろう行動は…。
さて、筆者のお気に入りのラブライン…テスとヘビンだが、今回、いよいよテスの息子とヘビンが初体面を果たす。心が温まるとても良いシーンなのでお見逃しなく。またもう一つのラブライン、プンギルがギテの本当に父になるのでこちらもお見逃しなく。
■第64話(最終回)
チョルファンが、自分の申し出を断ったギテの殺害をユン課長に命じたことを知ったスヒョクは、それを阻止し、ユン課長の身柄を確保したあと、何かを決意したように母親に電話をかけて今までの親不孝を謝る。
ところが、チョルファンが主催したオリンピック誘致決定の祝賀会が行われ、ギテが断ったはずにも関わらず、ピンナラの所属歌手たちが駆り出される。それを知ったギテは会場に乗り込んで歌手たちを連れ戻し、激怒したチョルファンはギテに暴行。ギテをそのまま連れ去ろうとするが、そこにスヒョクが現れて…。
一方、脚が不自由なジョンヘをヒロインにした映画「同行」は、評論家たちが好評したにも関わらず興行が振るわなかった反面、ミョングクが配給した映画が50万人を動員する快挙を記録する。チェヨンは、イギリスへ行くことを決心し、ギテはそんなチェヨンに今までの気持ちを伝える。そして、映画祭が始まる…。
スヒョクの「あなたに売った魂をやっと、取り戻した」この言葉がどんなシチュエーションで吐かれるのか、感動のシーンをお見逃しなく!
全ての復讐の後、テスとジョンヘの結婚は?ジョンへの脚は?映画祭の行方は?そしてギテとジョンヘの愛は…。
■最終回に寄せて(★ご注意を!ネタバレありです)
「光と影」は、主人公ギテの復讐と愛と成功を描いたサクセスストーリーだが、同時に、かつて兄弟のように過ごしたスヒョクの悲しい失恋物語でもある。単純に失恋物語と言っては申し訳ないほどに、スヒョクのそれは強烈だった。ひょっとすると、ギテのジョンヘへの愛より、スヒョクの愛(と呼ぶのはふさわしくないかもしれないが)の方がより強いのかもしれない。そしてなぜそこまでジョンヘに執着したのか?結局、ギテへのコンプレックスも、ジョンへへの執着も断ち切れないスヒョクは、こんな形でしか償うことが出来なかったのか…というのが最終回まで見た感想だ。
そして、今作では完全に悪者にされてしまったミョングク。見方を変えれば、「ギテ=ミョングク」の図式も成り立つはず。彼もまた犠牲者かも。となると、ミョングクの人生ももう少し見たかった気もするが…。制作側はこれを意識し、最後に彼の成功も付け加えたのかもしれない。“完璧ヒーロー”のギテを演じたアン・ジェウク、“完全無欠の悪役”のチョルファンを演じたチョン・グァンリョルのカリスマ演技も、脇を支える名優たちの熱演も光った「光と影」の、最終回の中盤以降は、ファンサービスの物語と言ってもいいだろう。
テスと結婚したヘビンは娘を出産し、歌手業に復帰するために、かつての夜の大親分テスに子守をさせる。
そして、リハビリを続けてきたジョンへはついに歩くことに成功し、映画祭が始まり、最高の栄誉を手にする。
壮絶な復讐劇の中で、いくつかの韓国の現代史に起きた実際の事件や政治を絡めながら、韓国の芸能界の裏側を丁寧に描いて見せた「光と影」は、見ごたえたっぷり。男女問わず、韓ドラファンだけでなく、K-POPファンにもお勧めしたい作品だ。
「光と影」の最終回は、3月26日。27日からはキム・ヒョンジュンの「イタズラなKiss~Playful Kiss」を放送する。こちらで全話のあらすじとイベントレポが読めます。⇒【「イタズラなKiss~Playful Kiss」を2倍楽しむ】
※長い間コーナーにお付き合いいただきましてありがとうございました。ナビコン韓流コーナー「韓ドラここが知りたい」では、他にもいろいろなドラマや韓流エンタメ、K-POP情報をお知らせしているので、お楽しみください。
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■作品紹介
・放送:MBC、2012年
・話数:全64話
・脚本:チェ・ワンギュ『朱蒙』『アイリス』『オール・イン』ほか
・演出:イ・ジェファン『朱蒙』
・キャスト:
アン・ジェウク(カン・ギテ役)『星に願いを』『ミスターグッドバイ』
ナム・サンミ(イ・ジョンヘ役)『犬とオオカミの時間』『食客』
イ・ピルモ(チャ・スヒョク役)『恋愛マニュアル』『鉄の王キム・スロ』
ソン・ダムビ(ユ・チェヨン役)『MY DREAM』
チョン・グァンリョル(チャン・チョルファン役)
『朱蒙』『製パン王キム・タック』
◇BSフジ「光と影」番組サイト
※2012.12.21~ 月~金8:30~9:30
◇「光と影」公式サイト
【「光と影」を2倍楽しむ】