最終回、暗黒の高麗に帝国の朝は来るのか?「光宗大王-帝国の朝-」第91-94話あらすじと予告動画
いよいよ今回は、第91話~最終回の94話までのあらすじと見どころ!王建(ワンゴン)の息子にして、高麗第二の創業者と言われた光宗を描いたドラマ「光宗大王」最終回で、帝国の朝は描かれるのか?BS朝日番組サイトでは相関図が、韓国公式サイトでは全話の予告動画や場面写真などが公開さていている。ただし、視聴には会員登録が必要。
ナビコン韓流コーナーでは、ドラマ視聴に役立つ歴史年表や地図、【「太祖王建」を2倍楽しむ】では全話のあらすじと見どころを紹介しているので、参考にどうぞ。本作のBS朝日の放送にあわせて【「光宗大王」を2倍楽しむ】で、あらすじと見どころなどを解説していくのでお楽しみに。
※【「光宗大王-帝国の朝」を2倍楽しむ】の「(1)ドラマの紹介と時代背景」では、新たに「高麗時代」について詳しく紹介しているので、チェックをお忘れなく! また、各話のあらすじの後の赤文字は、見どころや解説をしています。
■第91話
王都軍と西都軍の大軍に包囲された平州(ピョンジュ)一族は「あれほど完璧に計画したのに、なぜこんなことになったのか?」と疑問を抱くが、ヒョウンを国王として勅令を出させ、決死の覚悟で戦う気のパク兄弟は、ヒョウンに黄金の王衣をまとうことを強要する。ほどなくして光宗は生きており、ユ・シンソンが身代わりに死んだことを知る。平州本宅にいたパク・スギョンとスンレも捕まり、本宅から決起文と黄州への文書も見つかり、この逆謀に関与していない黄州にも疑いの目が向けられてしまう。事態を把握しないまま本宅に到着した大夫は事の顛末を聞いて驚愕。しかし光宗は、逆謀の一部始終を知り、キュニョが慈悲を訴えるが、慈悲を掛けたばかりにシンソンを死なせてしまったと考えた光宗は、悪の根を根こそぎ摘むと、制止も聞かず、逆謀に参加した全兵士の首をはねるよう命じる。さらに、重罪人たちを王都へ移送するよう告げる。
全くついていないヒョウン。とうとう王衣まで着てしまった。こうなると弁解の余地なし!それにしても哀れなのは黄州だ。光宗がケガをしたと聞けば、馳せ参じるの当然のことなのだが…。
■第92話
一族を皆殺しにされ、息子たちを王都へ移送されたパク・スギョンは、深い悲しみの中で自害。前回の平州の逆謀を慈悲の心で寛容に対処したことが、再びこのような事態を生み、結果的に肉親以上の存在であったシンソンを失ったことで、心が氷のように冷たくなってしまった光宗は、義刑台令のウクに、同族のファンボ家をも正しく鞠問することを命じる。さすがのサンギもこれはやりすぎだとして、平州だけを断罪するように進言するが、光宗は聞く耳を持たない。そんな光宗の怒りの火に油を注いだのが、ヒョウンの命乞いをした母トンヤンウォン夫人の自害だった。王衣まで着込んだヒョウンを絶対に許さないと、激高した光宗は、周囲の者が必死で止めるのも聞かず、平州の密書の内容から黄州一族や太子、9歳の息子ワンジュまでをも罪に問おうとする。タンムン大和尚が説得を試みるが、光宗は聞く耳を持たず…。
パク・スギョンは高麗建国の功臣中の功臣。ワンゴンに命がけで仕え、自らを排除した光宗の王材まで認め、素直に故郷に下った人物。なんとも憐れな最期だ。そしてもっとかわいそうなのは、訳も分からず、父の怪我を聞いて駆け付けたワンジュ太子とファンボ氏。果たしてどう処罰されるのか?
■第93話
パク兄弟は斬首刑、ヒョウンは車裂きの刑という極刑、ヨンギュとグンリュルは郷里に流刑・両家の関係者は全員殺し女人は奴婢に。フンファ君とキョンチュウォン君は絞首刑…とうとう我が子ワンジュに対しても、服毒の刑を言い渡した光宗。イ・モンユ、ユン・ダンソル、サンギが必死になって光宗の説得を試みるために大殿に。そこに、ワンジュ大使の服毒刑を聞いたテモク王妃もやってきて、怒りと悲しみの末、「私が先に死にます」と言って光宗の前で自らの喉元にやいばを突きつけ、ワンジュの死刑を阻止しようとする。さすがに「今回の一件は、太子を黄州に送った光宗の責任でもある」と言う言葉には、太子を幽閉したままで罪案を再考することにする。
そんな中、ついにヒョウン太子の刑が執行される。都城門の外にあふれた死体を供養するキュニョは、あまりにも無慈悲で残酷な光宗の命令に心を痛め、タンムン和尚は流血沙汰に心を痛め、帰法寺をあとにして山ごもりすることを決意。これを聞いた光宗は、大臣らを伴って帰法寺を訪ね、タンムン和尚を見送る酒席を開くが…。
何とも見え透いたチェ・ジモンの酔態。果たしてジモンの狙いは?いよいよ次回最終回、光宗の暴挙を止めることはできるのか?
■第94話
一目置いていた重臣のジモンが酔っぱらって光宗に暴言を吐き、内軍将軍に外に連れ出されてしまう。見かねたタンムン和尚は退席し、怒りの収まらない光宗は、ジモンを流刑に処する。気まずい酒席で、チェ・ヘングィが「新羅系」と言う言葉が、「今は高麗の世。新羅の再興を夢見るなど不謹慎だ!!」と光宗の逆鱗に触れ、ヘングィは帰法寺の門の前で処刑してしまう。
一方、ジモンは鼻歌交じりに流刑地へ。ジモンは今の光宗の傍で身の危険を感じ、酒席での醜態は、生き延びるための彼の作戦だったのだ。これは他の大臣たちも同感。黄州ファンボ氏の重臣たちは、光宗に謁見し、今回の一件に関して反省、辞職し、全財産を捧げて帰郷すると進言する。果たしてこれを聞いた光宗はなんと答えるのか?そこへソ・ビル公の訃報が舞い込み、光宗は「皆、余のもとを去っていく」と孤独にさいなまれる。死の間際まで朝廷の心配をするビルに涙ぐむ光宗だったが、そこにウォンニョン太子らが、キュニョが死んだ逆臣の薦度祭(チョンドジェ:死者の魂をなぐさめ、霊界に引導するための儀式)をあげていることを知り心が波立つ。真意を問う光宗はキュニョから“哀れな国王”と言われて憤り、「夜が明け次第、やつの首をさらせ」と言い放つ。キュニョもまた、シンソンと同じく真の友。キュニョの処遇に思い悩む光宗の前に…。
シンソンの死をきっかけに、またもや暗黒の世が始まった高麗帝国。果たして帝国に朝はやってくるのか?
BS朝日で2012年11月12日(月)から始まった「光宗大王」。最終回は、2013年3月27日(水)の予定。コーナーは最終回放送後、「最終回に寄せて」と言うことで、ドラマを振り返りラストと光宗について紹介します。お楽しみに。最後までお付き合いいただきありがとうございました。 m(__)m
【「光宗大王」を2倍楽しむ】
◇BS朝日「光宗大王-帝国の朝-」
※2012.11.12-2013.3.27 月~金
◇韓国KBS「帝国の朝」(光宗大王)番組サイト
※予告動画視聴には事前に会員登録が必要。韓国語。
◇DVD公式サイト
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■作品紹介
・原題:帝国の朝(제국의 아침) ・放送:KBS、2002.3.2~2003.1.26 ・話数:全94話 ・演出:チョン・ソンホン、キム・ホンイル ・脚本:イ・ファンギョン ・キャスト: ワンソ(後の光宗) …キム・サンジュン ワンヨ(後の定宗) …チェ・ジェソン テモク妃…チョン・ヘジン ムンゴン妃…ホン・リナ 恵宗(ヘジョン)…ノ・ヨングク ウィファ妃…キム・ヒョンジュ ワンギュ…キム・ムセン パク・スリ…チョ・ギョンファン | ■DVD-BOX
・構成:DVD-BOX1〜8:BOX1 DISC5枚組 10話、 BOX2~8 各DISC6枚組 12話収録/デジパック、 ・リーフレット、オリジナルポストカード2枚封入 ・初巻発売日:2009.6.5 ・各BOX価格:15,000円(税抜) / 15,750円(税込) ・販売元: ブロードウェイ |
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