幕末江戸の新感覚ラブストーリー!市川染五郎×滝本美織「妻は、くノ一」第1回予告動画-NHK
明日4月5日、BSプレミアムで時代劇「妻は、くノ一」がスタート、平凡な武士と凄腕のくノ一の切ない恋物語が市川染五郎と滝本美織のコンビで描かれる。主人公の侍・雙星彦馬(市川染五郎)は剣豪でもなく暗い過去を背負うでもない、海と天体を愛する男だった。しかしある日、妻を娶ったことからその平凡な生活は一変する。時代劇でありながらも、時代や立場を超えたピュアな恋物語が繰り広げられる。
[あらすじ]
彦馬の下へ美しい妻・織江(滝本美織)が嫁いできた。彦馬は見目麗しく気立てもよい妻に心底惚れ、幸せな日々を歩み始めたかに思えた。しかし、ある日突然織江は忽然と姿を消してしまう。実は織江の正体は幕府が抱える女忍者であり、平戸藩の動向を探るために身分を偽り彦馬に嫁いだのだった。妻を思う彦馬は、一族の中から雁二郎(梶原善)を養子に迎えて家督を譲るまでして織江を探す旅に出る。江戸へ着いた彦馬は幼なじみの千右衛門(堀部圭亮)から前の平戸藩主・松浦静山(田中泯)に引き合わされる。そこで彦馬は妻の正体を知らされるのだった…。
時代劇でありながら、彦馬は天体に詳しいだけが取り得という点で一般のヒーロー像からはやや外れているだろう。立ち回りなどのアクションは、くノ一である妻の織江に任される。ざっくばらんに言えば、草食系男子の恋愛の舞台が江戸になったのがこの物語だ。もちろん、幕末独特の幕府と諸般の関係性といった歴史的ポイントはしっかり踏まえてある。織江は公務と恋の間で揺れ動くが、これも現代社会では圧倒的に増えたキャリアウーマンたちの思いとも重なるかもしれない。意外と現代の男女に通じる部分の多い彦馬と織江の行く末はどうなっていくのか。これまで時代劇に敷居を感じていた視聴者にも是非お勧めしたい作品だ。
その他出演者は若村真由美、和田聰宏、梨本謙次郎、中村靖日、黒川智花ら。BS時代劇らしい、実力派の俳優たちが揃い彦馬と織江の恋の行方を左右する。忍者といえばその最盛期は戦国時代であるが、幕末期に忍者が登場するという点でも珍しく、興味深い作品となっている。
BS時代劇「妻は、くノ一」は5日スタート、毎週金曜日よる8時から放送、全8回。NHKオンデマンドでは放送翌日から見逃し番組として配信を行う。また、9日(火)ひる1時27分から放送の「スタジオパークからこんにちは」には市川染五郎が出演、生放送でトークや視聴者からの質問に答える。
◇BS時代劇「妻は、くノ一」
◇NHKオンデマンド