婚礼で沸く山本家、覚馬は失明の危機…大河ドラマ「八重の桜」第14回予告動画と前回のあらすじ-NHK

2013年04月07日09時00分ドラマ

4月7日、NHKの大河ドラマ「八重の桜」は第14回「新しい日々へ」を放送、無事に花嫁行列にて婚礼を終える事が出来た八重(綾瀬はるか)と尚之助(長谷川博己)はいよいよ夫婦として暮らし始める。京にいる覚馬(西島秀俊)は、己の目に異変を感じていた。加えて会津藩は刻々と変化する幕府を取り巻く状況に飲み込まれ、いよいよ不利な立場へと追いやられてしまう。

[第13回「鉄砲と花嫁」あらすじ]
蛤御門の変から一月が経ち、佐川官兵衛(中村獅童)の募った藩士一行が京へ到着する。佐川の心意気を評価した松平容保(綾野剛)は佐川らに「別撰隊」の名を直々に授ける。長州は京から去り、後は追討の命を待つばかりという状況にあって、幕府の方針は定まらずに意見が二転三転する。会津はひたすら待たされる事に軽く苛立ちを覚えていた。
そんな折、長州の馬関(現在の下関)が英・仏・蘭・米の四カ国連合軍から砲撃を受けるという事件が勃発する。圧倒的な兵力の前に長州は惨敗、列強の力をまざまざと見せ付けられた長州は以後、開国勤皇派に方針転換するのだった。

会津では、京から戻った秋月(北村有起哉)が山本家を訪れていた。秋月は覚馬が作り上げた鉄砲で八重が命中させるのを見て感嘆し、それだけの腕が尚之助にあるのなら会津を離れて他で身を立てたらどうだと話を切り出した。そして、佐久間象山がその死後にお取り潰しにあったのを見て、覚馬は尚之助が会津にいては力を発揮できないのではと考えていたことを八重と尚之助に伝えた。会津を去れという覚馬の言葉に一度は憤った尚之助だったが、象山の死を知らされて消沈する一報で覚馬の思いやりにも気付かされた。夜、尚之助は象山を想って一人涙する。八重はそれをそっと見つめることしか出来なかった。翌日、ついに尚之助の新式銃が完成する。そして尚之助は八重に夫婦になって欲しいと切り出した。八重は覚馬の言うとおり、尚之助を会津に縛り付けてはいけないと言って断った。しかし尚之助は会津にいる事、そして何より八重の側にいたいとの気持ちを述べた。その力強さに八重はついに尚之助の申し出を承諾する。
山本家では振って沸いた婚礼の支度でうれしい騒動となっていた。権八(松重豊)と佐久(風吹ジュン)はついに八重の縁談が決まった事を大喜びしながらも、居候の尚之助に嫁ぐことで花嫁行列が出来ないことを残念がっていた。家から出て家へ戻ってくる花嫁なんていないと笑う二人だったが、これを聞いた西郷頼母(西田敏行)は、二人の仲人を務める秋月の家から八重が花嫁に出られるように取り計らう。かくて両親念願の花嫁行列の段取りも整い、山本家は幸せの雰囲気に満ち溢れていた。

一方、江戸では長州征伐の参謀となった薩摩の西郷吉之助(吉川晃司)が勝海舟(生瀬勝久)を訪ねていた。西郷の悩みは、幕府がいつまでたっても決断を下さない事だった。そこで勝は西郷に、内戦をする事の無意味さを説く。勝は幕府だけに任せる時代は終わり、今こそ共和制で国を動かすべきだと自論を展開した。打てば響くように西郷は勝の意図を飲み込み、これまで長州征伐を積極的に推し進めていたのを翻す。軍議で西郷は長州へは恭順を勧めるのみに留まるべきと主張した。これによって幕府も方針転換し、また長州も家老3人の斬首という形で恭順に応じたため、戦は行われることなく兵の派遣も中止となった。肩透かしを食らった形の会津に、更に一橋慶喜(小泉孝太郎)が容保へ話しを持ってきた。江戸城では容保が将軍に上洛を願ったことを嘲笑する意見があるというのだ。江戸は京の緊迫した事情を理解しておらず、慶喜や容保が朝廷の威光を笠に着ていると批判する声もあることを慶喜が憤慨して伝えた。珍しく容保と慶喜の気持ちが一致したところではあるが、そもそも幕府からの命で引き受けた守護職を批判される事は会津藩士たちも納得がいかないものであった。一体、会津藩は何と戦っているのか…そんなやるかたない疑問が藩士たちの間に漂っていた。

大河ドラマ「八重の桜」第14回は7日(日)総合・よる8時から、BSプレミアム・午後6時から放送。再放送は総合で毎週土曜日ひる1時5分から。予告動画は番組公式サイト「あらすじ」で視聴出来る。放送翌日からNHKオンデマンドでは見逃し配信を行う。

NHK「八重の桜」番組サイト
NHKオンデマンド「八重の桜」視聴ページ
18時より見逃し配信開始(視聴価格:200円)

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