世子のスキャンダル!奴婢弁正都監で働く王材?「大王世宗」第16~20話あらすじと見どころ!予告動画-BS11
ついに世子のスキャンダルが発覚!一方で忠寧大君の王材ぶりはますます磨きがかかり、それを利用して権力を手中に収めようとする輩、保身に右往左往する乱臣、そしてそんな中でもなんとか国を正そうとする忠臣…いろいろな思惑が渦巻く第16~20話のあらすじと見どころを紹介!DVD公式サイトでは予告動画が公開されている。
■第16話 王材は誰か
王、太宗は明の勅使ファン・オムから立派な王子がいると言われるが、どの子もかわいいと答えて明には余計な報告をしないよう釘を刺す。重臣たちはファン・オムが称えた王子とは忠寧大君のことだと知り後継者問題に発展するのではとざわめく。世子妃の父キム・ハルロが、「他の王子とは誰のことかッ!」と立腹する中、吏曹判書パク・ウンとチョ・マルセンは忠寧大君の支持を隠さない。世子派のミン兄弟や領議政ハ・リュン、イ・スクボンらは“伏兵”出現に驚き、このまま世子を後押しするか、新しい王子を推戴するかと論じ始める。
世子は忠寧大君に酒を浴びせて批判するが、かえって現実を見るよう諭されてしまう。世子は腹いせに定宗の愛妾の楚宮粧(チョグンジャン)と密会をするが…。太宗は世継ぎのために重臣たちが怪しい動きをしているのに気付き、王族を集める。
相変わらず現実を直視できない世子は、そのはけ口に危険な火遊び!塀を乗り越えて宮殿に戻って来た世子を母の元敬王后が、ふくらはぎを叩くお仕置きをする。当時38歳の世子役のパク・サンミン。ちょっぴり滑稽なシーンをお見逃しなく。それに反して、忠寧大君が、出世した内侍たちをねぎらう姿の凛々しさ。しかし、ねぎらったチョン・イルチは高麗勢力のスパイ…。
■第17話 先祖への謝罪
重臣たちは世子の交代があるのではと憶測するが太宗は王族を宗廟に集め、改めて長男のイ・ジェが世子だと伝える。世子が、混乱を招いたことを自ら皆の前で謝罪し、反省を示したからだった。しかし世子交代ではないかと噂され屈辱を受けた世子は忠寧大君と太宗に対して怒りを燃やす。一方、高麗復興勢力を告発したハン・ヨンノは、瓦屋一軒の褒美をもらうが、それに満足できず、それ以上をねだるが、パク・ウンに追い返され、今度はハ・リュンの手下になる。そして嫌がる娘のダヨンの縁談を勧め、ヨンシル母を殺すぞと、脅し承知させる。しかし、父が持って帰った宝石箱の中のかんざしを見たダヨンは、それがヨンシルの作ったものだと気づき、彼の生存を確信する。
ある日、世子は定宗の見舞いを口実に楚宮粧に逢いに行く。そして楚宮粧が世子の胸に抱枯れているところを定宗に目撃されてしまい…。
世子の交代に関して太宗は、二種類の教旨を作らせ最後の最後まで迷ったはず。父の心を動かした世子の謝罪をお聞き逃しなく。しかし、改心したかと思ったのも束の間、とうとう火遊び発覚!世子は大やけどをするのか?。
■第18話 上王の怒り
定宗は世子を許せず太宗に報告しようとするが、忠寧大君が定宗に対して今回だけは見逃して欲しいと懇願する。そんな事態が起きていることを知らない太宗は、宮殿に戻った世子を連れて大砲訓練の見学に。そこで、軍器監少監チェ・ヘサンが、世子が資金提供してくれて大砲が増えたことを報告し、予算節減の折の世子の配慮に上機嫌の太宗。
その頃定宗は、忠寧大君が全ての罪をかぶるのであれば許すと提案し忠寧大君はそれを受け入れることにするが、一方で孝寧大君は世子を告発し怒りを収めるべきだと発言する。弟たちのおかげで首の皮一枚のところで助かった世子は、忠寧大君と酒を酌み交わし、太宗の愛妾・楚宮粧に手を出した本当の理由を話す。そんな中、定宗はオク・ファンに楚宮粧を殺害するよう命じる。
世子の身代わりになる決心をした忠寧大君が、妻シム氏に「何があっても信じてくれるか?」と言った後の、答えがいかにもシム氏らしい言葉。もう一つ、定宗の「お前には世子の資格はないが…」に続く言葉にも注目。
■第19話 世子醜聞の波紋
忠寧大君はオク・ファンが愛妾・楚宮粧を殺害しようとしたところを阻止し殺害を請け負ったオク・ファンたち商人を怪しむ。オク・ファンは内政のチョン・イルチを通じて吏曹判書のパク・ウンに世子の一件を密告。その頃、忠寧大君の別宅に匿われていた楚宮粧は死のうとしていた。別宅ではなく本宅で彼女を匿うべきと言っていたシム氏は、夫の忠寧大君の手落ちにキツイ一言で喝を入れる。
「強い朝鮮!」をスローガンにする世子は、新しい講武会場を遼東に変えては?と儒生らに提案する。しかし、それには多大の費用と人手が必要で、民への負担が大きすぎる。師イ・スは、現実を見てくださいと世子に直接進言するが、世子は聞く耳を持たない。しかし、イ・スから促された儒生のチョン・インジやチェ・マルリらは、町で民が役人に厳しく取り立てられている様を目撃しショックを受ける。講武会場移転どころか戦争まで口にする世子に、ついに儒生たちも反論するが…。
パク・ウンは世子派のハ・リュンを追い出すため楚宮粧を引き渡すよう忠寧大君に言い渡すのだった。一方、ミン兄弟は世子に忠寧大君を殺害するよう進言するが世子は「弟を信じる」とそれを拒否する。
今回もシム氏の現実を見極めたセリフが心に響く。それに引き替え、机上論&夢想ばかりの世子は…。
■第20話 真の大義とは
ファン・ヒは拉致されたことにより、かつての「汝、王材を守れるか」の殺害事件が高麗復興勢力によるものだったと知る。その後、解放されるが宮殿内に内偵がいることを知ったファン・ヒは太宗に真実を告げられずにいた。
元敬王后から、息子の敬寧君の縁談相手にハン・ヨンノの娘ダヨンを勧められたことを恨む孝嬪は、縁談を破談にするために、ダヨンの過去を調べろとセギ婆に命じる。革命失敗の件でハン・ヨンノを恨むチョン行首は、ダヨンを明国に貢ぐ娘にすることを思いつく。
一方、元敬王后は楚宮粧を引き渡すよう忠寧大君のもとを訪れる。
資金も人手も不足している奴婢弁正都監に、忠寧大君が助っ人を連れてきて、仕事を手伝う。果たしてその助っ人とは?太宗はチョ・マルセンにより忠寧大君が奴婢の身分回復事業を推進していることを耳にする。元敬王后は、忠寧大君に真の王材があることを確信し、兄弟で争う前に、太宗に忠寧大君を遠方に送るよう提案する。
豆知識:義父シム・オンが押しつけられた「奴婢弁正都監」とは、奴婢問題を主管する部署のこと。旧、高麗王朝の生き残り勢力の経済基盤を崩し、かつ個人で所有する私奴婢・私賤を公奴婢・公賤に変えることで、新王朝の財政基盤を固め、新しい身分秩序の確立を図ることを目的に、1395年に設置された。
BS11では、2013年4月5日(金)~8月2日、月~金の13時~14時30分に放送。
■作品紹介
・原題:대왕세종(テワンセジョ)
・韓国放送:KBS、2008年
・話数:全 86話
・監督/演出:キム・ソングン
・脚本:ユン・ソンジュ
・出演者:キム・サンギョン、キム・ヨンチョル、パク・サンミン、イ・ユンジ、チェ・ミョンギル
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