議政府の縮小と六曹直啓制へ!忠寧大君に暗殺計画!?「大王世宗」第21~25話あらすじと見どころ!予告動画-BS11
忠寧大君の方に王材が認められると知りながらも、長男を世子にしたい太宗…自覚に欠ける世子を罠にはめようとする高麗復興勢力…そして次々に降りかかるピンチの度に本人のあずかり知らないところで王材ぶりに磨きがかかる忠寧大君…「大王世宗」第21~25話のあらすじと見どころを紹介!DVD公式サイトでは予告動画が公開されている。
■第21話 世子に生まれた自覚
忠寧大君(世宗)の妻シム氏は、孝寧大君と誠寧大君に夫の忠寧大君が進める奴婢の身分回復事業に協力するよう願い出る。結局兄弟どころか、庶子の敬寧大君までが協力。世子はそんな弟たちの姿を見て、自分を叱咤しているファン・ヒに教えを請う。太宗は世子に、長男を世子にしたいが他に民の心を掴むものがあれば…と釘を刺す。ファン・ヒはそんな世子に対し、世子が力を注ぐ講武の準備で苦しむ民の姿を見せ、民の現実を知るよう促す。一方、太宗は不正を働くハ・リュンの弱点を探るため調査を開始する。貢物の娘たちを見た明の使臣ヘ・スは不満顔。「顔より心」などと王妃が繕おうとするが、ハン・ヨンノが、自ら娘のダヨンを捧げると、ご機嫌取り。ダヨンは、愛するヨンシルの命を救うためにこれを受け入れるが…。
なんとか王妃を失脚させたい孝嬪は、19年前に失踪した乳母を探せとセギ婆に頼む。
全くよくできた妻だ。シム氏は、夫ばかりが目立つのを懸念して兄弟たちにも願い出て、夫を遠地に送ろうとする元敬王后封じ。それに引き替え、実父でありながらあまりにもハン・ヨンノ…。愛する人を守るためとはいえ哀れすぎるダヨン。
■第22話 高麗復興勢力の罠
高麗復興勢力の仕業により、定宗と世子と愛妾・楚宮粧が描かれているみだらな絵が町中に張り出される。忠寧大君派や儒生は、世子の審問を求める座り込みを開始。楚宮粧を忠寧大君が匿っていることを知った太宗(テジョン)は、大君に私心があるかどうかを見極めようとする。世子の審問など望んでいない大君は、上王がこの醜聞を認めないで世子も口をつぐめば事件を隠すことが出来ると考え、上王に楚宮粧の命を助けたことを明かす。一方絵を描いた絵師が見つかり犯人は面をかぶった身分の高い女性だということが明らかになる。世子の重臣たちはパク・ウンと通じている商人たちによる仕業と考え、オク・ファンの家に踏み込むが結局証拠はつかめずに終わる。一方、忠寧大君は何とか楚宮粧を守ろうと奔走する。
とうとうダヨンら貢物の娘が明に送られるが、使臣ヘ・スが王妃に言った意味深な皮肉をお聞き逃しなく。憐れダヨンはこのまま明に送られるのか…。
■第23話 老臣ハ・リュンの覚悟
忠寧大君は世子と楚宮粧を助けたいと太宗に打ち明け、筋書きを用意する。楚宮粧は罪人の取り調べを行う鞠庁で皆の前で自分が定宗の愛妾であることを隠し世子に近づいたと証言し、事件は収束する。一方、太宗はハ・リュンの不正の証拠をつかむが、これまでの功績を考慮し勇退を勧告する。しかし、ハ・リュンは太宗に、「こういう場合は、不正を減らすのではなく拡張して民を制するべきだ」と、師として最後の教えを示す。
太宗はこれを機に朝廷の制度を一新。王権の臣権に対する優位性を確立するため、議政府の機能を弱めて六曹直啓制を導入。そしてなんとパク・ウンを左議政に昇進させた。しかし、機能の弱まった左議政は実質的には完全な左遷。太宗はチョ・マルセンからパク・ウンが世子失脚に動こうとしていたことを聞いていた。
まんまと忠寧大君にしてやられた高麗復興勢力では、妓生オリに世子を落すように命じる。
忠寧大君が考えたのは、世子と楚宮粧の命を守るため、楚宮粧一人が悪者になる作戦。受け入れはしたが、せめて最後は美しい姿を見せたいときらびやかな姿で取り調べを受ける楚宮粧の女心がいじらしい。
■第24話 忠寧大君暗殺計画
忠寧大君は町で母親の薬代を稼ぐために自分を売ろうとする少女イサンに対し、女官を育てるセギ婆に彼女の世話を頼む。朝廷では組織改革に伴う人事異動が次々になされ、忠寧大君の義父のシム・オンを昇進させ、王妃弟ミン・ムヒュルは閑職に追いやられる。そんなムヒュルに不正はないかと念を押す王妃。ミン兄弟は王が世子と忠寧大君を天秤にかけていると考える。太宗は子供たちに講武を学ばせようとする。イ・スはそれを拒否する忠寧大君を戒め、忠寧大君は敬寧大君に兵法の教授を申し出る。そんな中、高麗復興勢力は忠寧大君の暗殺計画を企てる。
臨月に入り、今日は傍にいてほしいという妻シム氏の頼みを断って忠寧大君は外出。しかしそれはセギ婆のところで、生まれてくる子供のために木彫りの船のおもちゃを作るためだった。そんな中ついに陣痛が始まるが…。
忠寧大君と庶子の敬寧大君が近づいたことで世子派のキム・ハルロとミン兄弟は警戒を強める。
■第25話 「賊」という刻印
セギ婆を訪ねていた忠寧大君のもとにシム氏の陣痛が始まったと連絡が入り、急いで宮殿に戻る。しかしその途中、銃筒の矢が胸に刺さるがシム氏の作ってくれた飾り物のお蔭で一命を取り留める。忠寧大君はこの件は内密にしたいと言い張るが義父のシム・オンが太宗に報告してしまう。同じ銃筒がミン兄弟のもとから発見され、世子も関与しているのではと宮殿で噂される。太宗はかつて兄弟と戦ったことを思い出す。太宗から世子の関与の可能性を聞いた忠寧大君は、世子の手元にある銃筒が自分を狙ったものとは限らないから、と事件の捜査を任せてほしいと頼む。太宗はこれを許可し、この日から、カン・サンインに忠寧大君の警護を任せ、何ともたいそうな護衛がつくことに。その様子を見る世子に高麗復興勢力の命を受けたオリが近づく。この護衛を苦々しく思っていたのは、敬寧大君も同じ。忠寧大君を持ち上げるイ・スクボンたちの言葉に、ついに「世子になるために俺を利用したのか?」と忠寧大君にくってかかる。
一方、ダヨンとの駆け落ちに失敗したヨンシルは、市場で手製のかんざしを卸していたが、偶然来合わせたイソンの母思いの気持ちにうたれ、かんざしをプレゼントするのだが…。
夫の命を救ったのはシム氏の作った絹の胸背(ヒュンベ、胸や背の飾り)。絹製の飾り物で本当に武器から身を守ることが出来るのか?ちょっと調べてみると、カイコが作り出す絹は、同じ太さの鋼鉄線よりも強いとの記述が見つかった。実際にそれで医療用としても絹糸が傷口の縫合や人工血管に使われたりしている。だから絹を何枚も重ねれば、武器から身を守ることも可能。優しい上に知恵と度胸もあるシム氏は、真の“妻の鑑”!!
BS11では、2013年4月5日(金)~8月2日、月~金の13時~14時30分に放送。
■作品紹介
・原題:대왕세종(テワンセジョ)
・韓国放送:KBS、2008年
・話数:全 86話
・監督/演出:キム・ソングン
・脚本:ユン・ソンジュ
・出演者:キム・サンギョン、キム・ヨンチョル、パク・サンミン、イ・ユンジ、チェ・ミョンギル
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