21日、TOKIO国分太一の絶品「火焔太鼓」が聴ける映画「しゃべれども しゃべれども」放送!予告動画-NHKBSP

2013年05月21日16時44分映画

今夜21日(火)9時からのNHKプレミアシネマは、佐藤多佳子の同名の人気小説をTOKIOのメンバー国分太一を主人公で映画化した「しゃべれども しゃべれども」を放送!映画公式サイトでは予告動画が公開されている。

「しゃべれども しゃべれども」は、「一瞬の風になれ」で2007年本屋大賞に選ばれた佐藤多佳子の出世作。東京の下町を舞台に、ひょんなことから“話し方教室”を始めることになった落語家の青年、今昔亭三つ葉と、そこに通うワケありの3人を中心にした、不器用な人々の心温まる人間模様を優しい眼差しでさわやかに綴る純情青春物語。映画版の監督は「愛を乞うひと」「OUT」の平山秀幸。主人公は、TOKIO国分太一が担当。

舞台は東京の下町。東京の落語家には、「真打ち」「二ツ目」「前座」「前座見習い」という階級があり、今昔亭三つ葉は二ツ目の落語家。若手のくせに古典にしか興味がなく、普段から着物で通すなど今どき珍しいタイプの噺家。古典落語への愛情は人一倍だが、腕のほうは思うように上がらずいつまで経っても真打になれずに二ツ目止まり。そんな三つ葉は、ひょんな成り行きで落語を活用した話し方教室を始めることになる。そんな話し方教室に集まってきたのは、美人だけど無愛想で口下手な女性・十河五月、大阪から引っ越してきた関西弁の少年で、しゃべりが達者すぎてクラスに馴染めずに悩んでいる村林優、コワ面であがり症というプロ野球解説者の湯河原太一の3人。ところが3人は集まるたびに言い争いばかり。三つ葉は3人に手を焼きつつも何とか教室を続けていくのだが…。

ドラマの見どころは、もちろん本屋大賞にも選ばれた東京の下町情緒&人情たっぷりストーリー展開だが、映画化となれば、その世界観が具現できるかが大きな問題だが、本作はみごとに映像化に成功している。
まず、浅草の演芸場や三つ葉(国分太一)の師匠の家や三つ葉が祖母と暮らす家など、原作の空気感をみごとに再現している。また、心配した国分の落語家ぶりは絶品!当時のスポーツ新聞で笑福亭鶴瓶師匠が、国分の落語家を絶賛したほど。劇中三つ葉が噺す「火焔太鼓」は、機会があれば全編聞いてみたいものだ。また、三つ葉の生徒役の香里奈、松重豊、森永悠希がいい味を出している。特にひとりである子役俳優の森永悠希の最高にいい味を出している。演技はもちろんだが、桂枝雀風の「まんじゅうこわい」を完璧にマスターし、きちっと笑いも取っているのだ。まさに天才子役いや天才落語家誕生というところだ。そして、師匠の今昔亭小三文を演じる伊東四朗と三つ葉の祖母を演じる八千草薫が、映画に安心感と癒しを与えてくれる。

主題歌は、ゆずの歌う「明日になれ」。2012年4月25日(水)に発売した「YUZU YOU[2006~2011]」に収録された楽曲。

原作小説を未読の方はもちろん、読んだ方にも満足できる最高に面白い仕上がりになっているので、今夜の放送をお見逃しなく。国分太一が主演の映画「しゃべれども しゃべれども」は、21日(火)夜9時からBSプレミアムにて放送、予告動画が映画公式サイトでどうぞ。

映画「しゃべれども しゃべれども」
NHK「プレミアムシネマ」番組サイト

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