韓国シットコムにハマる!キュートすぎるダメンズ達の痛快爆笑ラブコメ「スタンバイ」予告動画 公開中!
「てなもんや三度笠」「頓馬天狗」「スチャラカ社員」など、昭和30年代には日本でも盛んだったシットコム(シチュエーションコメディー)だが、最近はとんと見かけない…しかし目を海外に向けると今もシットコムは人気のジャンル!7月3日には韓国ドラマのシットコム「スタンバイ」もDVD-BOXのリリースを開始したが、まずはどんな作品なのか、DVD公式サイトの予告動画を見てみよう。
⇒「スタンバイ」予告動画を観る
「スタンバイ」は、NG連発の落ちこぼれアナウンスのジネンと彼を取り巻く人々の哀歓をリアルに描いた痛快爆笑コメディ。これだけ書くと、普通のホームコメディーやラブコメと変わらないようだが、ドラマのジャンル分けをする際、以下の様な要素があるドラマは一般的にシットコムと呼んでいる。
①連続ドラマだが、原則1話完結。
②主要キャストはほぼ一定。ただし、カメオ(ゲスト)出演やたまに入れ替えもある。
③舞台はほぼ固定。
他にも<④30分番組が多い>、<⑤劇中第3者の笑いが組み込まれることもある>など。以上のような要素を持つドラマで、毎回何やらコミカルな事件が描かれる。日本でも人気の「奥様は魔女」「フルハウス」「FRIENDS」「Sex and the City」などは英米のシットコム。
韓国のシットコムの場合、これに<⑥出演者の名前がそのまま役名として使われる>ことが多い。原則スタジオ内での撮影なので制作サイドにとっては費用が抑えられるうえに、役名を考える手間も不要。視聴者にとっても俳優の名前だけで演じる役名を覚える必要がない。そして、出演者にとっては自分の名前を覚えてもらえる絶好のチャンス。なんと一石三鳥というわけだ。
こうした理由から、韓国の場合はシットコムが若手俳優の登竜門としての役目も担ってきた。シットコムの名作「ノンストップ」にはシリーズを通して、チョ・インソン、ヒョンビン、コ・ス、チャン・グンソクといったそうそうたるメンバーが名を連ねている。最近ではSUPER JUNIORのヒチョルとギボムといったK-POPアイドルも輩出している。他にも日本でも人気のシットコムには「ハイキック」「ノンストップ」「青春」「学校」シリーズなどあり、イ・スンギ、チョン・イル、イ・ミンホ(「屋根部屋のプリンス」に出ているミンホ)、ユン・シユンといった多くの若手俳優を育てた。女性でもチャン・ナラ、チョン・ダビン、ハ・ジウォン、ハン・イェスル、ハン・ヒョジュ、ファン・ジョンウムらがシットコム出身の女優だ。
若手俳優たちにとっては、自分の名前を覚えてもらえる以外にも大きな利点がある。シットコムは、家族を描くことが多く、そうなると祖父母、両親、その他親戚などの役で、ベテラン俳優と共演することが多い。若手はこうした名優たちの演技を傍で盗むことが出来るのだ。もちろんベテランたちのアドリブにも鍛えられることになる。
「ハイキック」シリーズは、イ・スンジェとナ・ムニというベテラン名優が夫婦役にキャスティングされ、イ家の人々の日常を描いている。高齢の視聴者の中には、「ハイキック」の中の家族が、イ・スンジェの本物の家族だと本当に信じる方もいたと、イ・スンジェが何かのインタビューで話していたのを覚えている。韓国でもこれほどに愛されているシットコムで、今おすすめなのが冒頭で紹介した「スタンバイ」。本作にはタイプの違うダメンズ達がたくさん登場する。ダメンズだけどキュート。惚れちゃいけないけどほっとけない。そんなダメンズ好きにはもってこいの痛快爆笑ラブコメなのだ。
既存のラブコメやロマンチックな韓ドラで、「イケメン、家柄良し、仕事ができる」的なイケメン御曹司や「どこか陰のある美男、音楽等の才能がある、モテモテだけれどその辺の女にゃ興味がない」的なツンドラ美男など、ドラマの中の“できすぎ君”たちに少々飽きた方にぜひお勧めしたい一作だ。もちろんダメンズでも「スタンバイ」の俳優たちは飛び切りイケメンなのでご安心を。
【「スタンバイ」を2倍楽しむ】では、今後DVDのリリースにあわせてドラマのあらすじや見どころ、キャストの魅力を紹介していくのでお楽しみに。次回からは、現在リリース中BOX1(第1話~21話)までのあらすじと見どころ、カメオ情報などを紹介するのでお楽しみに。
◇「スタンバイ」DVD公式サイト
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