次々と倒れる会津の人々、新政府軍の包囲網は迫る…大河ドラマ「八重の桜」第27回予告動画と前回のあらすじ-NHK
7月7日、NHKの大河ドラマ「八重の桜」は第27回「包囲網を突破せよ」を放送、最後の挽回を賭けて城内では夜襲軍が結成され、八重(綾瀬はるか)もそれに加わる。城には次々に悲報が届き、八重は怒りを抑えきれぬまま新政府軍に挑む。城を離れた場所でも、竹子(黒木メイサ)たち婦女子隊が新政府軍に果敢に立ち向かっていた。しかし、新政府軍には最新の兵器と新たな軍勢が着々と集められていた。
[第26回「八重、決戦のとき」あらすじ]
ついに会津城下に戦線は近づき、民は次々に城内に避難した。しかし中には藩の負担になる事を憂いて逃げる事を拒否するものもいた。八重は三郎の軍服に身を包み、髪をまとめた姿で避難した。そんな姿の八重を見て口さがない事を言う者達もいたが、八重は気にも留めず戦の支度をした。
八重は照姫(稲盛いずみ)に直々にあいさつに出向き、戦場へ向かう。本陣では次々に劣勢の報告が届いていた。容保の所在が分からず佐川官兵衛(中村獅童)が救出に向かうと主張する一方で、それでは城の警護が手薄になると意見が割れていた。そこへ八重が現れ、自分に鉄砲隊を指揮させて欲しいと訴えた。当初は女が戦に出る幕は無いと相手にもしない家老たちだったが、戦は既に男のものだけでないと強く言い張る八重に、ついに鉄砲隊を八重に託す事にした。八重の鉄砲の腕前は、それ程周知の事実だったのだ。
八重は腕前の劣るものは前線に連れてこないように言い含め、敵にさらされる前線へ向かった。やがて容保も城に到着し、各地で敗れたものたちも次々に城内に合流した。かくて、会津の各地で激戦が繰り広げられる。敵弾が飛び交う中、八重は果敢に走り回り自らは連射の出来る覚馬譲りのスペンサー銃を手に、異なる銃の混成部隊を指揮しながら敵に立ち向かった。
会津中に砲弾の音が響く中、西郷頼母の家では妻と娘たちが自決の道を選択して辞世の句を綴っていた。幼い末娘も、分からぬまま母や姉たちの決意を見つめていた。その頃頼母はようやくしろへたどり着き容保の姿を見て安堵の涙を流す。しかし城内で幼い一人息子と出会い、女ばかりの残りの家族がどんな決意をしたのか悟ってしまう。会津藩士たちの必死の戦いも空しく、新政府軍の勢力は徐々に会津を侵食していく。板垣退助(加藤雅也)は頼母の屋敷を見つけ、城の前に位置するこの場所に陣を構える事に決めた。そして中へ入った板垣が目にしたのは、西郷家の女たちの亡骸だった。驚愕する板垣の前で、死にきれなかった娘の一人が自らの最期を託す。板垣は自分は味方であると声を掛け、苦しむ娘に手をかける…
飯盛山では、白虎隊の隊士たちが逃げ延びていた。戦もここまでと覚悟を決めた若き侍たちは意を決して次々と切腹していく。遠くには燃え盛る会津城下があった。神保内蔵助(津嘉山正種)や田中土佐(佐藤B作)は、かつて容保が守護職を受けた時に腹を切っておくべきだったと嘆きながら、若き老中たちに後を託して互いに刺し違える。
会津のいたるところで悲劇が繰り広げられる中、八重は落ち着いて確実に敵を狙撃していった。そこへ尚之助が城に残された大砲の修理を終えてやってきた。城から出ずに砲撃が出来るよう、八重は石垣に大砲で穴を開けてそこから敵を狙うように意見する。
京都。西郷隆盛によって牢を出された覚馬は、治療を受け大垣屋に運ばれたものの息も絶え絶えだった。そこで大垣屋清八(松方弘樹)は覚馬が心血注いで書き上げた嘆願書を手にする。覚馬は故郷が戦場になっているとも知らず、戦を止めるようにとうわごとで繰り返すばかりだった。
いよいよ戦況は会津にとって悪化するも、城内からの大砲や鉄砲隊に悩まされた新政府軍は長期戦になる事を覚悟する。八重はその日の夜襲に志願するが女である事を理由に断られたため、髪を切ろうとする。そこへたまたま時尾(貫地谷しほり)と出会い、八重は時尾に断髪を頼む。時尾は八重の美しい黒髪を切ることを惜しみ、涙を流しながらも艶やかな髪に刃を立てる。
大河ドラマ「八重の桜」第27回は7日(日)総合・よる8時から、BSプレミアム・午後6時から放送。再放送は総合で毎週土曜日ひる1時5分から。予告動画は番組公式サイト「あらすじ」で視聴出来る。放送翌日からNHKオンデマンドでは見逃し配信を行う。
◇NHK「八重の桜」番組サイト
◇NHKオンデマンド「八重の桜」視聴ページ
18時より見逃し配信開始(視聴価格:200円)
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