「馬医」第2話あらすじと見どころ:主人公幼少時代へ…昭顕世子の死の真相を探れ!官婢って?

2014年10月03日19時30分ドラマ
(C)2012-13 MBC

草原を走る馬群の空撮、宮中で踊る女官たちの色とりどりの美しい韓服…現在の韓国史劇ブームを作り出したイ・ビョンフン監督が、これまで以上にこだわって制作した「馬医」第2話のあらすじを紹介!ポニーキャニオンDVD公式サイトに予告動画が公開されている。

(以下、NHKBSプレミアムにて2013.07.07~2014.6.29放送時に紹介したものです)



※あらすじを読んでもドラマが楽しめるように配慮していますが、先にあらすじを知りたくない方は、赤字の見どころを先に読んで、ドラマ視聴後の確認、または見逃した時にあらすじをご覧ください。また、全話のあらすじや時代背景などは、韓流コーナーの【「馬医」を2倍楽しむ】で紹介。

第1回の放送では、若いトジュンとミョンファン、インジュの出会いを、それぞれベテラン俳優のチョン・ノミンとソン・チャンミン、そして女優のユソンがはつらつと演じたが、第2話では、トジュンとインジュの子役が登場。子役の使い方にも定評のあるイ・ビョンフン監督だけに子役俳優のアン・ドギュンとノ・ジョンイが主人公の幼少期をどう演じるのか第2回の放送が楽しみに。

■第2話「いざ都へ」
トジュンの子供を連れて逃げようとするインジュ(ユソン)。しかし既に官軍がトジュンの家に押し寄せてきて赤子を取り上げ殺そうとする。その時ペク・ソックが現れ、「カン・ドジュンの子供は男の子ではなく女の子だ」と言う。確かに赤子は女の子だった。ソックは恩人カン・ドジュン(チョン・ノミン)の息子クァンヒョン(子役:アン・ドギュン)の命を救うため、とっさに自分の娘チニョン(子役:ノ・ジョンイ)とすり替えたのだ。女の子なら使用人の身にされるが、処刑は免れる。赤子には、生前のトジュンが決めた輝くまばゆい光という意味の“光炫(クァンヒョン)”という名前が付けられ、ソックの子として育つことに。ソックの実娘は、トジュンの娘として楊州に官婢として送られ、医女インジュは権力に毒された内医院を去る。

12年後。クァンヒョンはペク・ソックの息子として都から離れた島で元気いっぱいに育っていたが、なんとか都に行きたいと仲間たちと島を脱出するために作戦を立てるが、父ソックに見つかってしまう。そんなソックは今もお尋ね者となっていたが、ソックが助けた島の役人に見逃してもらう。

イ・ミョンファン(ソン・チャンミン)は、王、孝宗に信頼される高位の医官になっていた。だがある日、王が兄、昭顕世子の死の再調査を命じる。動揺するミョンファンに、世子殺害のために洞窟で毒針の実験をした町医者イ・ヒョンイクは目撃者の船乗り(ペク・ソック)を見つけなければと焦る。
その頃クァンヒョンは、もっと人里離れた場所に引っ越そうとする父の目を逃れ、ついに島からの脱出に成功する。文字の先生オ・ジャンバクと憧れの都に着いたヨンダルだが、ジャンパクが出かけている間にヨンダルたち同年齢の子供らのスリ団に騙されて荷物を奪われてしまう。

一方、イ・ミョンファンは義禁府同知事チョン・ソンジョの取調べを受け、町医者イ・ヒョンイクは昔の『治療日誌』を提出してイ・ミョンファンを告発するが、世子を最後に治療したイ・ミョンファンをチョン・ソンジョは追及しない。イ・ミョンファンは「12歳の子を探せ」と使用人カン・ジョンドゥに命じる。

その頃、一文無しになったオ・ジャンバクとクァンヒョン。クァンヒョンはヨンダルたちを見つけるが、荷物はゴロツキに奪われていたと聞き、ヨンダルと取り返しに行く。アジトへ行くと、町医者イ・ヒョンイクが捕えられていて、イ・ミョンファンは12年前の方法で彼に鍼を打って麻痺させ、川へ捨てさせる。クァンヒョンたちはその様子を隠れて見ていたが、ヨンダルが悲鳴を上げてしまう。
ミョンファンが仕えた王は、朝鮮王朝第17代王・孝宗。第1話に登場した昭顕世子の弟だ。こちらに系図があるので確認しよう。⇒朝鮮王朝系図
そして少年クァンヒョンがどのように島から脱出するのか、さらに今回クァンヒョンとヨンダルとの出会いもあるのでお見逃しなく。


■豆知識:官婢って?
官婢というのは、国が保有する賎民のこと。当時、奴婢は物と同じく売り買いの対象とされた人々で、普段の生活は常民と同じ。国が保有する賎民と個人が保有する賎民とがあった。奴は、男性の奴隷、婢は女性の奴隷を意味する。この二文字を使った悲しいラブラインを「チュノ~推奴~」で描いている。
詳しい身分制度については[朝鮮王朝豆知識]の[◆身分制度]で詳しく紹介している。

kandoratop 【作品詳細】 【「馬医」を2倍楽しむ】

NHK「馬医」番組公式サイト
 2014.09.27~2015.09.12  08:30-09:30 再放送(BSP)
 2013.07.07~2014.6.29 21:00-22:00(BSP)