13日、池井戸潤原作、“内部告発”を描く社会派サスペンス「七つの会議」を東山紀之主演でスタート!見逃し配信も有-NHK

2013年07月13日16時19分ドラマ

「ハゲタカ」「フルスイング」「外事警察」「チェイス~国税査察官~」などの骨太のドラマを次々に送り出してきたNHKの土曜ドラマが、今夜13日9時からは、ジャニーズの東山紀之主演で、企業サスペンス「七つの会議」を贈る!原作は直木賞作家・池井戸潤の新作小説で、全4回で放送、NHKオンデマンドでは翌日に見逃し配信される予定。

原作者の池井戸潤といえば、「下町ロケット」「空飛ぶタイヤ」「鉄の骨」など数々の素晴らしい小説で知られる人気作家。2013年の夏ドラマでは、民放(TBS)でも池井戸の作品「半沢直樹」が放送されるなど、引っ張りだこだ。

「七つの会議」は、大手電機メーカーの下請けである中小企業を舞台に描かれる、隠蔽と内部告発を題材とした企業サスペンス。タイトルになっている「七つ…」というのは、特定の会議の数ではなく、すべての会議(ミーティング、打ち合わせ、ブリーフィングなどの総称。企業が抱える体質、組織の一員として働くサラリーマンの矜持と悲哀、そして下請の現場の人間模様などを浮き彫りにしながら、ひとりの平凡な課長が思いがけない出来事をきっかけにそれまで知ることのなかった会社の謎に迫り、深い闇と向き合うようになる劇的な展開を、全4回で描いていく。

東山が演じるのは、主人公の原島万二。どこにでもいるうだつの上がらないサラリーマンだ。そんな“普通の会社員”が、ある不可解な人事がきっかけで、会社が隠ぺいしようとしている“何か”に気づき、やがて内部告発をするという物語。
今回のドラマを演じるに当たり、主演の東山は、「殴り合わない格闘技のような、くたくたになった撮影の日々を送りました」と答えている。10日に行われた記者会見では、「中小企業の職人さんが働く場所に伺わせていただいたのですが、その方たちへも画面を通じて何か伝わればいいなと思います。撮影中は、おじさんが8人そろうという日があったりして、その地味さったらなかったですね。わりと華やかな世界で生きてたんですけど、こんな地味なのは久しぶりだなと、逆に新鮮でした。(若手営業部員・佐伯浩光を演じる)田口(淳之介)がいてくれて助かったところもありました」と、シリアスなドラマの主演ながらいつもの軽妙なトークで場を和ませたりもした。

気になる今夜初回の放送は、原島が不可解な人事で栄転されるまでを描いている。

■第1回『だれかが消えていく』
中堅の電機メーカー・東京建電の営業部4課長・原島万二(東山紀之)は業績が常にふるわず、会議で上司に叱責され続け。対照的に営業1課長の坂戸(眞島秀和)は営業のエースと誰からも認められていた。その坂戸が1課の万年係長とあだ名される八角(吉田鋼太郎)から突如パワハラで訴えられ、更迭。なんと後任に原島が任命!原島は不可解な人事に驚き、下請に発注される製品用のねじに隠された謎に直面するが…。

ドラマ前半は、ジャニーズの東山としてはいつもカッコよく決めている彼がどれだけ、カッコ悪い普通の会社員を演じるかが見どころだ。初回は、2013年7月13日(土) よる9時~9時58分、NHK総合にて放送。NHKオンデマンドの見逃し配信は翌日の予定。番組公式サイトでは、沈鬱な表情の東山の写真が公開されている。
今後毎回のあらすじを紹介するのでお楽しみに。

<出演者>
東山紀之 (主演・原島万二役)
吉田鋼太郎 (八角民夫役)
眞島秀和 (坂戸宣彦役)
田口淳之介 (佐伯浩光役)
石橋 凌 (北川誠役)
長塚京三 (宮野和弘役)

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NHK土曜ドラマ「七つの会議」