苦渋の決断!江華島への遷都とサルタクの死…「武神」第24話~28話あらすじと予告動画
テレビ東京で好評放送中のドラマ「武神」第24話~28話では、モンゴルの横行に業を煮やしたチェ・ウは高宗や民の反対を押し切って江華島(カンファド)への遷都を強行する!遷都を知った蒙古軍が再び侵攻を開始するが、僧兵を率いるキム・ユニによりサルタクが殺される…DVD公式サイトには予告動画が公開されている。
ナビコンでは【「武神」を2倍楽しむ】で、ドラマの放送にあわせて話のあらすじと見どころ、気になるドラマの時代背景などを紹介しているので、視聴にあわせて参考にされたい。なお、テレビ東京での放送は、日本語吹き替え版となっている。また、以下のあらすじと見どころは、オリジナル版で紹介。テレビ放送版とは異なる部分もあることをご承知の上お楽しみください。
■第24話:苦い酒
慈州(チャジュ)城で抵抗を続けていたチェ・チュンミョンも、淮安公(フェアンゴン)の決死の説得に、ついに降伏を受け入れ城門を開ける。蒙古軍のプタウに暴言を吐いたチェ・チュンミョンは蒙古軍に連行されてしまう。チェ・ウは都房に戻ったパク・ソ、キム・ギョンソンの苦労をねぎらうが、兵士を無駄死にさせたテ・ジプソンに対しては、怒りをあらわにする。そして王宮を訪れて高宗(コジョン)と面会した蒙古軍の総司令官サルタクは、宴席でキム・ギョンソンの戦いぶりを称えて酒を酌み交わす。戦争は終わったが、高麗の各地にはモンゴルの官吏であるダルガチ(高麗の内政を干渉した蒙古の行政監督官)が置かれ、大量の朝貢要求に応えるため、民の生活は困窮する。一方、キム・ジュンには家が与えられるが、ソンイがその内装や寝具を準備したことを知り、戸惑うキム・ジュン。そんな中、キム・ヤクソンはパク・ソンビに、ソンイが他の男を想っていると漏らす。パク・ソンビは根も葉もない噂は忘れるように助言する。
チェ・チュンミョンは亀州城のキム・ギョンソンと一緒に第1次麗蒙(リョモン)戦争において唯一の高麗のプライドを温存した人物。モンゴルとは1231年から1259年までの約30年間で11回の戦争が行われたが、この第1次麗蒙戦争は、降伏の形で講話条約が結ばれた。もともとチェ・チュンミョンはチェ・ウの弟チェ・ヒャンの臣下で、チェ・ウによって斬首されるところを幼馴染のキム・ギョンソンの口添えで生かされた人物。
■第25話:二体の仏像
キム・ジュンは難局を乗り越えるためには、水を恐れるという蒙古の弱点をつき島に都を移して戦の準備をする必要があると助言する。キム・ヤクソンのもとには、マンジョン兄弟が追放先の全羅道で高利貸しをしながら民から搾取しているとの報告が入るがチェ・ウには知らせないよう指示する。また、チェ・スクはすっかりチェ・ウの信用をなくしていたテ・ジプソンを助けるためにテ・ジプソンの娘をチェ・ウの再婚相手にと提案する。その頃、ソンイの家の内仏堂が完成し、祀られた二体の仏像に瞳を入れる点睛(テンセイ)式が執り行われ、キム・ジュンもその席に呼ばれる。キム・ヤクソンはソンイに、キム・ジュンに酌をさせようとするが、キム・ジュンは礼儀でないとしてそれを断る。一方、ダルガチの横暴は深刻な問題となり、接待係の官吏が殺害される事件まで起こる。そんな中、水軍を送れという蒙古軍からの要求に、蒙古軍が海戦に弱いと確信したチェ・ウは、流刑地として活用している江華島(カンファド)への遷都を計画して、キム・ジュンを現地の視察に派遣する。
二体の仏像、表向きは亡くなった母親チョン氏のためというソンイであるが、本当は恋人の死を痛み、自分と恋人の仏像を作った眞聖女王の伝説のように、キム・ジュンを思って作らせたもの。スギ大師は全てお見通しのような説法をする
■第26話:ダルガチ暗殺
視察から戻り、江華島(カンファド)が遷都に絶好の場所だとチェ・ウに報告するキム・ジュン。チェ・ウは、慎重な態度を示すキム・ヤクソンを叱責しながら、高宗と臣僚たちに江華島遷都を宣言し、強引に計画を推し進める。一方、チョン・アンとチュ上将軍が開いた宴席でチェ・ウはテ・ジプソンの娘と対面する。その頃、遷都までの時間を稼ぐために、チェ・ウから蒙古との連絡役であるダルガチ暗殺の密命を受けたキム・ジュンは、各地のダルガチを西京(ソギョン=平壌)に集めると同時に、チェ・ヤンベクに蒙古軍の手先となったホン・ボグォンを監視させ、自分たちはダルガチの宴会を奇襲する計画を立てる。だが、手柄を焦ったチェ・ヤンベクは、命令に背いてホン・ボグォンとダルガチ一行を奇襲した上、取り逃してしまう。キム・ジュンは必死の計画を水の泡にしたチェ・ヤンベクに対し、自分の命令はチェ・ウの命令を意味し、それに背くことは主君に対する裏切りだと激怒し、刀を抜く。
チェ・ウは酒の席でテ・ジプソンの娘と対面し、どうやらその美貌としっかりとした性格を気に入った様子。彼女を見る目が尋常じゃない。遷都を急げと臣下を叱責し、キム・ジュンにはダルガチ殺害の密命を下しておきながら自分は楽しそうに酒を飲んでいる始末。
話題の江華島は、現在のソウルの西に位置する島。韓流コーナーに「地図」の一覧があるので、参考にされたい。【高麗の地図】で当時の国土が、【現代の地図】で元の首都「開城」と「江華島(ソウルの左横の島)」の確認ができる。
■第27話:雨の中の遷都
自分を信頼しなかったチェ・ヤンベクに失望しながらも過ちに気づくことが重要だと言い、チェ・ヤンベクの失敗を許すキム・ジュン。キム・ジュンはチェ・ウにホン・ボグォンを逃がしたことを報告し、チェ・ウから叱責を受ける。一方、テ・ジプソンの娘がチェ・ウの後妻として嫁ぎ、カンナンが饌母(チャンモ)の座に就く。ソインはカンナンに対し、デ氏夫人の言動を自分に全て報告するよう命じる。そんな中、王宮も準備できないまま江華島(カンファド)への遷都が強行され、民は王宮や都房(トバン)の建築工事に駆り出される。その頃、高麗がタルガチを皆殺しにした事実がホン・ボグォンにより蒙古軍のサルタクに伝わる。遷都とタルガチ殺害を知った蒙古軍は再び高麗に侵攻を開始するが、そんな国家の危機にも関わらず、会議の場で酒の匂いをさせ、弱気な態度をとっているキム・ヤクソンに対して、チェ・ウは失望を隠せない。そしてホン・ボグォンは高麗を懲らしめるために大蔵経がある符仁(プイン)寺を襲撃するようサルタクに入れ知恵する。
直接的ではないにしろウォラの死に関わっていたチェ・ヤンベクはまたも勝手な行動によりキム・ジュンに迷惑をかけるが、キム・ジュンはそれを許す。これによりチェ・ヤンベクは一層キム・ジュンに負い目を感じることになる
■第28話:彼女の面影
南下した蒙古軍の別働隊が大蔵経を狙っていると見て、キム・ジュンは大邱(テグ)の符仁(プイン)寺へ行って蒙古軍を防ぐことを自ら志願し、チェ・ヤンベクと共に符仁寺に向う。ホン・ボグォンは蒙古の使者として江華島(カンファド)へやってきて、チェ・ウがサルタクに膝まずくこと、都を開京へ再び戻すことを要求する。蒙古軍が江華島の対岸の金浦に集結するが、海に阻まれ攻撃できずにいる。一方、大邱の符仁寺に急行したキム・ジュンは、そこでウォラに瓜二つのアンシムという娘と出会う。動揺を隠せないキム・ジュン。チェ・ウがテ氏の連れ子に官職を与えようとしているとカンナンから報告を受けたソンイはテ氏に対し不快感を隠せない。その頃、遊郭に入り浸りのキム・ヤクソンはチェ・ウに見放され、テ・ジプソンらはテ氏の連れ子をチェ・ウの後継者に担ごうとする。そんな中、高麗全土を焦土化しようと処仁(チョイン)城に進撃したサルタクが、偵察中に僧兵を率いるキム・ユヌに奇襲される。
ウォラの生まれ変わりのようなアンシムに出会ってしまったキム・ジュン。アンシムは女傑と呼ばれ、男勝りな性格でウォラとは全く違うが、まだウォラを忘れられないキム・ジュンはアンシムに惹かれていくのか…
「武神」は月~金の毎朝8時25分からテレビ東京にて放送中、予告動画はDVD公式サイトで視聴できる
ドラマ基本情報≫
【「武神」を2倍楽しむ】
◇「武神」DVD公式サイト
◇テレビ東京「武神」番組公式サイト
※2013.6.25 月~金 朝8時25分-9時21分