現代版<チャングムの誓い>!「キムチ~不朽の名作」ヒロイン、パク・ソニョン単独インタビュー!予告動画
韓国薬膳料理の世界を舞台にしたサクセス・ラブストーリーで、現代版「宮廷女官チャングムの誓い」ともいわれている、「キムチ~不朽の名作」でヒロインを務める女優、パク・ソニョンの公式ソロインタビューが到着したので、その全文を紹介しよう!DVD公式サイトには予告動画が公開されている。
★パク・ソニョン(1976年8月21日生、165㎝、A型)
ヒロインを担当したパク・ソニョンは、1996年スーパータレント大会で大賞を受賞し芸能界にデビューした美人女優。その年のドラマ「白いタンポポ」でKBS演技大賞で新人賞を受賞。「真実」(2000年)イ・シニ役や「チャン・ヒビン」(2002) 仁顕王后役、「18・29~妻が突然18才!?」(2005) ユ・ヘチャン役、「冬鳥」(2007) ヨンウン役など、意地悪なヒール役から悲劇のヒロイン、チャーミングな人妻と様々なキャラクターで人気の作品に出演。日本でも人気の女優だ。
■ファン・グミ役
そんな彼女が本作で演じるのは、ヒロインのファン・グミ役。一流大学を主席で卒業し、漢方医として薬膳料理にも精通。幼い頃から料理人になるのが夢だったが、病弱な父を助けるため、母の願いもあって漢方医の道を選んだ、元気はつらつな誰からも愛される性格。しかし恋には少々鈍感。
インタビューでは、演じる役柄や作品の魅力、他のキャラクターや作品にちなんで料理のことなどについても語っている。
【インタビュー】
――グミのキャラクターをどのように作っていきましたか?
最初にグミというキャラクターに出会ったとき、愛すべきキャラクターだと思いました。すごく明るくて凛々しくてそして自分の考えがはっきりしていて、少しそそっかしいところもある、そこがとても気に入ったんです。それで、本来のキャラクターを壊さないようにしながらも、パク・ソニョンという女優として、何か特別なものを作り上げなければと思い、パク・ソニョンらしいファン・グミを作っていきました。
――キャラクターとご自身に似ている部分はありますか?
このドラマに出てくるファン・グミというキャラクターは、パク・ソニョンという人間と、すごく似ている部分が多いんです。実際に、私の素の姿がドラマのキャラクターにたくさん投影されていると思います。それで楽しくリラックスして撮影できたように思います。
――グミはハン・ジェソクさん扮するソンジュン、コ・ユヌさん扮するゴヌという2人の男性に愛されます。2人の男性を虜にする女性としての魅力はどこにあると思いますか?
グミの女性としての魅力ですか? アハハハ。さっきから「私に似てる」って、さんざん言っちゃったのに……(笑)。グミという人物のいちばんの魅力は、明るく健康なエネルギー(を持っていること)だと思います。会うと気分がよくなる人。でも、そういうエネルギーを与えてくれる人って、そうめったにはいませんよね? だから、グミの魅力は、明るく健康なエネルギー、そして、すべてのことに一生懸命でベストを尽くす、そんな姿ではないかと思います。
――ご自身は、ソンジュンとゴヌ、どちらがタイプですか?
そういう質問をすごくたくさん受けるんですが、実際には、ゴヌとソンジュンを半分ずつ混ぜたキャラクターだったらすごくいいですね。でも、ドラマに出てくるキャラクターとしては、やっぱりソンジュンが私の個人的な理想のタイプと少し近いんじゃないかと思います。表には出さないけれども温かくて、そしてどことなく魅力があって。悪い男なんだけどハートが温かいキャラクター。
――料理のシーンを演じるために、どんな指導を受けましたか?
これは本来、料理のドラマですよね。もともとは漢方医で、後から料理をするようになるので、料理を始めたばかりの頃のシーンではぎこちなくても構わないのですが、だんだん、うまくなっていかなきゃいけないわけです(笑)。料理をあまりやったことがなかったので、本当にすごく心配しました。それで、撮影が始まるずいぶん前から、料理教室に通って一生懸命練習しました。料理も作ったし、特に、見せる部分、包丁さばきはとても難しかったです。だから一生懸命やったんですが、やってみたらすぐに上達したんですよ。それで、私って本当に料理が上手なのかしら、なんて思いながら、一生懸命練習しました(笑)。
――ドラマに出てきた料理を家でも実際に作ってみたことは?
家でもずいぶん作ってみました。実際に習って、家でもう一度作ってみたんですが、普段は作ったことがなかったような料理を作ってみたらすごくおいしかったんです。本当に、想像もできない料理を作ったんですが、すごくおいしいんですよ。それで、ああ、料理ってこういう楽しみがあるんだな、これだからグミが料理にのめり込むんだな、と思って、家でもいろいろ作ってみました。
――得意料理を教えてください。
もともと、特にはないんですが、キムチチゲをサッと作るとか、そういう簡単なものしかできなかったんです。でも、ドラマで習った通りに作った料理の中で、清麹醤(チョングクチャン ※納豆チゲ)。清麹醤を作ったんですが、教えてもらった通りに作ってみたら、すごくおいしくできました。それから、キムチを漬けることも習って、一度やってみました。それほど深い味は出ませんでしたが、ああ、できるものなんだなと、そんなふうに思いました。
――最近はキムチを漬けない家も多くなっていると聞きましたが、パク・ソニョンさんの家ではどうだったのでしょうか?
もともとは母の手伝いで…… 母が作ってくれていたのですが、私は今、韓国ではなくてアメリカに住んでいるんですね。それで、アメリカではどうしても韓国にいるときほど韓国料理を食べることができないので、家でキムチを一度漬けてみたんです、初めて。おいしくないんです。やはり、キムチという食べ物は、本当に奥妙な食べ物なので、熟成をさせるような食べ物だから、実力も熟成されなければダメみたいですね。
――では韓国に戻ってきたとき、いちばんに食べたいのはどんな料理ですか?
いちばん食べたいのは、母が作ってくれる料理、“母の味”ってあるじゃないですか。そういうのは海外では食べられないので、母の料理がいちばん食べたくなりますね。
――本作を通して、食べ物について学んだことは?
子どものころは、何でもかんでもよく食べました。食べることがどれだけ大切かということをよく分かっていなかったのですが、今、年齢を重ねて、このドラマを通して食についてたくさん接してみて、食べるということがどれだけ大切かということが分かりました。だから私も、インスタント食品は少しずつ減らして、良質の材料で、新鮮に、健康な食事をしようと努力をしているのですが、忙しくてなかなかうまくいかないこともあるんです。でも、そういうことが大事だと分かりました、このドラマを通して。だから、たぶん実生活でも少しずつ実践していけば、体も軽くなって健康になって、そういうことを感じられると思います。このドラマをご覧になれば。
――本作も数ある料理ドラマの中で「チャングム」に近い品格ある高品質ドラマだと思いますが、パク・ソニョンさんはどう思いますか。「チャングム」と比べられることについてどう思われますか。
「宮廷女官 チャングムの誓い」から、非常にたくさんの題材を持ってきたと聞きました。だから、名前も「グミ(グムヒ)」でしょう、チャングミ。ハハハ。「チャングムの誓い」が時代劇でそのようなことを表現したならば、このドラマは、とても西洋的な……グミは漢方医だけれども、西洋的な……私たちが現代社会で暮らしながら表現できるチャングムの誓い? そういうことを描こうとしたドラマです。それから、「チャングムの誓い」が時代劇ならば、このドラマは現代劇としてそういうものにたくさん触れられる……料理も出てくるし、薬膳料理も出てくるし、きっとそういう面白味があると思います。
――パク・ソニョンさんはかつて「真実」で悪役を演じて大きな話題を呼びました。そんなソニョンさんから見て、今回のイ・ハニさんの悪役ぶりはいかがでしたか?
彼女はもともと演技がうまいので。実際、彼女はまったく悪役が似合わないような人なのに、いざ演技をするとうまいんですよね。だから、すごく驚きました。すごく上手に演じるので。ドラマでは、ああいう悪役がいてこそ、いろいろとバランスがとれてドラマをいい方向へ引っ張って行ってくれるので。とはいえ、悪役といえば(自分も)一家言ある身なので、ハニさんがうまく演じてくれてありがたかったです。実際にはすごく健康的で明るい人なので、弟がいたなら紹介したいくらいの、そんな子でした。だから、ありがたかったですよ。
――サネの弟子を演じた元U-KISSのアレクサンダーさん、それからグミの兄、グモ役を演じたシン・スンファンさんとのエピソードがあれば教えてください。
アレクサンダーさんは、撮影現場へ来て、いつも出番待ちばかりしていた気が……(笑)。韓国語の発音がうまくできないので、「ヌナ~(お姉さん)、これで合ってますか?」ってよく聞かれました。だから私たちが「上手よ」と励ましてあげていたのを覚えています。スンファンは個人的な後輩でもあって、以前からの知り合いなんです。ドラマを撮りながら、「あんたは本当に正真正銘の国民的悪役だ」「どうしたらこんな、恩を仇で返すような役を上手に演じられるのか」そんなふうに言うほど、スンファンがうまく演じてくれて、毎回、けんかして、怒って。「国民的ならず者」そんなふうに言ってました。そんな思い出があります。撮影しているときはすごく面白かったのですが、ドラマをご覧になった方々には、たぶん、悪く言われるでしょうね(笑)。
――グミはパク・ケヒャン先生や母親(サネ)など尊敬する人が周囲にいて幸せですが、パク・ソニョンさんが尊敬する人とはどんな方ですか?
子どものときは、有名な偉人などを見て尊敬の念を抱きましたが、年を取ってみると、自分が本当に尊敬するべき人は、両親だと思うようになりました。私の母、私の父が、私をこのように育ててくれて、こうして生きてきたことが、すごくありがたく、尊敬すべきことだと思うんです。大人になったんですね。
――グミは医者から料理人へと転身、大きな人生の決断を下します。パク・ソニョンさん自身は、このような大きな決断を迫られたときはどのように対応しますか。
グミと似ています。グミは、ともすると、韓医者から料理人へ職業を変えるということは簡単なことではないのに、決断して進んでいくじゃないですか。それと同じく、そんな中でもいちばん大切なことは、自分が好きなことをするということだと思うんです。自分が好きな仕事ができるということは、どれだけ幸せなことでしょうか。 私もそんな選択の岐路に立たされたら、好きなことを選ぶのが正しいと思います。私はたぶん、グミのように、今している仕事よりもっと好きな仕事ができるなら、私もたぶんそのような決断をするのではないかと思います。
――好きな日本料理や場所はありますか?
日本食は何でも好きですよ。うどんとか……。日本食は基本的に味付けが韓国料理とは違いますが、全部おいしいので、何でもよく食べます。だから、日本に行くといつも食べ過ぎてしまいます。仕事以外でも、友達と旅館のようなところで1泊して、温泉に入って、ゆっくりしながら遊んだりしました。日本はいろいろな楽しみ方ができる、韓国ととても近い国じゃないですか。すごくいいと思います。
――今後挑戦してみたい役柄やジャンルは?
今後やってみたいのは、人々に、前向きで温かいエネルギーを与えられる、そんな役をやってみたいです。だから、あえて挙げるなら、そういう映画やドラマができたらいいなと思っています。
――最後に、日本のファンにメッセージをお願いします。
視聴者のみなさん、「キムチ 不朽の名作」は、さまざまな複合的な要素で作り上げられた“職人ドラマ”です。ご覧になると、いろいろな料理を見ることもできるし、薬膳料理についての情報も得ることができるし、そんな中にも三角関係や甘酸っぱい恋愛ストーリーも出てくるし、そして、親子間の温かい情愛や家族の結びつき、人間性の回復……このようなすべてのことがひとつにまとめられた、複合ジャンルのドラマなんです。ドラマをご覧になれば、いろいろな世代にわたって、お母さんからおばあちゃん、子どもまで、一緒に見ることができる、温かいドラマだと思います。たくさん見てくださいね。
「キムチ~不朽の名作」は、8月13日より、CS Mnetにて月~金の昼1時~2時15分に放送。
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