チェ・ウの死!チェ・ハン政権と高麗の暗黒期「武神」第44話~48話あらすじと予告動画
テレビ東京で好評放送中のドラマ「武神」第44話~48話では、チェ・ウの死後、萬全(マンジョン)がチェ・ハンとして都房の長の座につくが、後継者の座を狙おうとしていた関係者を謀反だとして尽く排除する。その暴君ぶりにキム・ジュンは自分の選択を後悔し始める。DVD公式サイトには予告動画が公開されている。ナビコンでは【「武神」を2倍楽しむ】で、ドラマの放送にあわせて話のあらすじと見どころ、気になるドラマの時代背景などを紹介しているので、視聴にあわせて参考にされたい。なお、テレビ東京での放送は、日本語吹き替え版となっている。また、以下のあらすじと見どころは、オリジナル版で紹介。テレビ放送版とは異なる部分もあることをご承知の上お楽しみください。
■第44話:未来を託して
チェ・ウは萬全(マンジョン)にチェ・ハンという名を与え、キム・ジュンを師と仰ぐよう言い、家臣一同にもチェ・ハンに忠誠を誓わせる。大提学(テジェハク)ソン・インニョルとリュ・ヌンがチェ・ハンに学問を教え、チェ・ヤンベクが側近として親衛隊長に就任する。キム・ジュンはイム・ヨンが政治に関心があることを見抜き、教定都監(キョジョンドガム)で働きながら、自分の補佐をするよう言う。その頃、実績のないチェ・ハンに高い官職が与えられたことを知り、チュ・スクは自分の将来を心配し、都房の力を王室に戻そうと企む。一方、チェ・ハンに自分の娘を嫁がせたくないチェ・オンは困ってパク・ソンビに力を貸してくれと頼むが、気の毒に思いながらもチェ・ウの命は絶対として断る。チェ・ハンとチェ・オンの娘の婚礼が行われる中、キム・ジュンは、都房(トバン)を廃止して王政復古を企むチュ・スクを牽制する。月日は流れ、大蔵経が完成する。1251年、臨終の時を迎えたチェ・ウは、キム・ジュンに高麗の未来を託しながら、息を引き取る。
むやみに命や官職を奪うなとチェ・ウに言われたのに、チェ・ハンの胸の中は自分を踏みつけてきた人間たちへの復讐心が支配していた。殺したいやつが沢山いるとヤンベクに打ち明けるチェ・ハン。チェ・ハンに絶対服従のヤンベクとチェ・ハンを牽制するキム・ジュンとの新たな運命の幕開けを予感させる。
■第45話:暗黒の時代
強い高麗を作り蒙古への徹底抗戦を宣言して、都房(トバン)の長の座に就任したチェ・ハン。人事権と軍事権を得たチェ・ハンはチェ・ヤンベクやイ・ゴンジュを別将(ピョルチャン)にし、チェ・ヤンベクに都房の護衛隊を任せる。チェ・ハンは、わずか二日で喪服を脱いだばかりか、喪中のさなか、別院を訪れ、チェ・ウの愛妾たちと戯れ、テ氏の怒りを買う。しかし都房の主に干渉するなと逆ギレする始末。チェ・ハンの暴挙に、キム・ジュンは主君を正しく補佐するよう要請するが、チェ・ヤンベクは主の命令に服従するのは家臣の義務だと言い放つ。意見が対立するチェ・ヤンベクとキム・ジュンを心配するイム・ヨン。そんな中、チェ・ハンは、大提学(テジェハク)ソン・インニョルからキム・ミとオ・スンジョクが都房(トバン)の後継者の座を狙っていたことを聞かされる。寺に幽閉されているキム・ミは密かに下僕に命じ、キム・ギョンソン宛の密書を届けさせるが、謀反を知らせる内容に受け取ったパク・ソンビは驚き、キム・ジュンに報告する。
チェ・ウの後妻テ氏を演じたのは、キム・ユミ。イ・ビョンフン監督の「商道」以来11年ぶりの歴史ドラマの出演。「商道」では、控え目な役で登場したが、今回は自分の連れ子のオ・スンジョクを都房の後継者に仕立てようと、密かな野心を燃やす役。
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■第46話:血の嵐
キム・ミが密かにキム・ギョンソンに手紙を送っていたことが発覚する。キム・ミが遣わした下僕の口から謀反の企てが漏れるのを恐れるキム・ジュンは下僕を必死で探させるが一歩遅く、チェ・ヤンベクの耳に入ってしまう。キム・ジュンはキム・ギョンソンに手紙を渡し、先手を打ち、チェ・ハンに事実を伝えるべきだと提案する。手紙の引き渡しを拒むキム・ジュンに対し、チェ・ヤンベクは主君を騙すつもりかと責める。一方、大提学(テジェハク)のソン・インニョルとリュ・ヌンからテ・ジプソンが孫のオ・スンジョクを都房の後継者にしようと企んでいたとの事実を聞いたチェ・ハンは、謀反の罪で、テ・ジプソンを追放し、オ・スンジョクを海に突き落として殺害させるが、オ・スンジョクは密かに助けられる。事実を知ったテ氏はチェ・ハンを訪ね、息子を返せと叫ぶが、怒りで倒れてしまう。さらにチェ・ハンは、都房(トバン)の廃止を企んだチュ・スクを処刑する。チェ・ハンの非道な振る舞いに、キム・ジュンは萬宗(マンジョン)を選ぶべきだったと自らの選択を後悔する。ついに密書を持ってキム・ギョンソンがチェ・ハンの元へ向う。
チェ・ヤンベクの盲目的な忠誠心ぶりに腹が立つ。嘘も方便という言葉を知らないのか。チェ・ヤンベクVSキム・ジュン。変わったのはどっちか?
■第47話:無力
キム・ジュンと一緒に、チェ・ハンを訪ね、事実を打ち明けた上でチェ・ハンに許しを請うキム・ギョンソン。自分の権威を奪うものは生かしておけないというチェ・ハンに対し、都房の主として個人的な感情は捨て、慈悲を見せるべきだと苦言を呈するキム・ジュン。その頃、蒙古からの使者が高宗を訪ね、都を開京に移す要求に応じなければ挙兵すると言い放つ。人望の厚いキム・ギョンソンを危険視するチェ・ハンは、民心を鎮めるために執り行われた大蔵経の落成式のさなか、彼を島流しにする。チョン・アンをはじめとし、方々から赦免を求める声が挙がるが、チェ・ウは聞く耳を持たず、さらにソン・ギリュに島に渡って殺してこい、と命じる。イム・ヨンからその事実を聞かされるが、もはやチェ・ハンの暴走はキム・ジュンにも止められない。命拾いしたスンジョクからテ氏のもとに手紙が届き、江都(カンド)に戻るという。そんな中、撃毬(キョック)大会が開催されることになり、チェ・ヤンベクのたっての希望でキム・ジュンとの対決が実現する。
事あるごとに、チェ・ハンをそそのかす大提学(テジェハク)のソン・インニョルとリュ・ヌンの罪が一番重い。
■第48話:悲しき英雄
チェ・ハンと高宗が見守る中、キム・ジュンとチェ・ヤンベクの撃毬(キョック)対決が行われ、雷雨の中の一騎打ちで、チェ・ヤンベクが勝利を収める。パク・ソンビやイ・ゴンジュにわざと負けた理由を尋ねられたキム・ジュンはヤンベクの実力だという。そんな中、チェ・ハンの命によりキム・ギギョンソンの流刑地にやってきたソン・ギュリの目の前でキム・ギョンソンが毒をあおって自決する。一方、テ氏に会うため江都(カンド)に戻ったオ・スンジョクは、奉恩(ポンウン)寺でテ氏と会っているところを捕らえられ、オ・スンジョクを助けた兵士とともに拷問にかけられる。その頃、腹の虫の収まらないチェ・ヤンベクはキム・ジュンを呼び出し、わざと隙を見せて負け、自分に屈辱を与えたとしキム・ジュンを責めるが、二人の対決よりも、蒙古との対決の方が重要だと諭すキム・ジュン。しかし、チェ・ヤンベクは聞く耳を持たず、もう一度勝負をしろと言う。さらにチェ・ハンは、部下に命じ、テ氏までも連行しようとするが…
チェ・ウの後継者、暴君チェ・ハンを演じるのは「善徳女王」でミシルの息子ポジョンを演じたペク・トビン。木村拓哉主演の映画『HERO』では木村拓哉と松たか子が韓国に捜査しに来た時、横で通訳と案内を担当した事務官役も演じている。
「武神」は月~金の毎朝8時25分からテレビ東京にて放送中、予告動画はDVD公式サイトで視聴できる
ドラマ基本情報≫
【「武神」を2倍楽しむ】
◇「武神」DVD公式サイト
◇テレビ東京「武神」番組公式サイト
※2013.6.25 月~金 朝8時25分-9時21分