チェ政権の崩壊と最高権力者キム・ジュンの誕生「武神」第49話~53話あらすじと予告動画
テレビ東京で好評放送中のドラマ「武神」第49話~53話では、暴政を繰り返すチェ・ハンはキム・ジュンの手によって排除される!キム・ジュンは都房を廃止し、国を立て直すために挙兵し、チェ・ヤンベクとの戦いの末、キム・ジュンが勝利を収める…そして王政復古が実現した矢先、高宗(コジョン)が崩御する!DVD公式サイトには予告動画が公開されている。ナビコンでは【「武神」を2倍楽しむ】で、ドラマの放送にあわせて話のあらすじと見どころ、気になるドラマの時代背景などを紹介しているので、視聴にあわせて参考にされたい。なお、テレビ東京での放送は、日本語吹き替え版となっている。また、以下のあらすじと見どころは、オリジナル版で紹介。テレビ放送版とは異なる部分もあることをご承知の上お楽しみください。
■第49話:最期の諫言
このまま事態を見ているつもりかとキム・ジュンを問い詰めるテ氏に返す言葉がないキム・ジュン。一方、オ・スンジョクは拷問の上、再び海に沈められてしまう。そしてテ氏には毒薬を届けるようチェ・ヤンベクに命じるがテ氏は毒薬の器を投げつける。チェ・ハンの横行に我慢の限界を超えたキム・ジュンは意を決してチェ・ハンに会いに行く。人払いをしてチェ・ハンと対面し、強い口調で叱責し、約束を守らなかったチェ・ハンに刀を突きつける。劣等感を克服しろというキム・ジュンの言葉が胸に刺さるチェ・ハンだが、憤慨を抑えられず、結局テ氏に強引に毒薬を飲ませて殺害してしまう。パク・ソンビやイ・ゴンジュも兵部の閑職に追いやろうとするチェ・ハン。そんな中、蒙古の使者が訪れ、高宗(コジョン)の来訪を求める。戦争を防ぎたい文臣たちの主張にチェ・ハンは、高宗(コジョン)が江都(カンド)を出ることは降伏を意味すると反対する。蒙古は憤慨し、戦争の始まりを宣言する。そして、キム・ジュンの胸の内を読んだイ・ジャンヨンがキム・ジュンにチェ・ハンの殺害に力を貸すと提案する。チェ・ハンを叱責する時のキム・ジュンの迫力が半端ない。目の前にいるのはチェ・ハンではなく、萬全(マンジョン)だった。キム・ジュンの怒りは、萬全(マンジョン)の横行に対してはもちろんだが、間違った選択をしてしまった自分に対する怒りにも見える。
■第50話:窮地の中で
蒙古の10万の大軍が再び侵攻を開始し、梁山(ヤンサン)城や春州(チュンジュ)城などが次々と陥落する。皇族の親族が軍を率いており、10年前に蒙古に送った永寧(ヨンニョン)公と使臣のイ・ヒョンも同伴していた。都房では対策を議論するが、高宗が蒙古の使者に接見していれば事態は防げたと非難するチョン・アンをチェ・ハンは会議から追い出す。非常時においては私邸ではなく、都房での生活をすすめるキム・ジュンに対し、都房は危険だというチェ・ヤンベク。江華島(カンファド)の対岸に集結した蒙古軍に対し無為無策のチェ・ハンは、自身に非難を繰り返すチョン・アンを追放し、さらに殺害してしまう。一方、蒙古軍に包囲された忠州(チュンジュ)城では、城主となっていたキム・ユヌが奴婢たちを集めて、身分を解放し、共に徹底抗戦を呼びかける。そんな中、キム・ジュンは国と民を守るためにチェ・ハンの排除を決意し、都房(トバン)の厨房に戻って働いていたカンナンをそっと呼び出し、協力を仰ぐ。
久しぶりに登場したキム・ユヌ。僧侶の姿でなく、軍服を着ると随分印象が変わる。一瞬誰か分からなかった。忠州(チュンジュ)城を守るキム・ユヌの姿が亀州(キジュ)城を守り抜いたキム・ギョンソンと重なる。
■第51話:疑惑の病
食糧輸送路が絶たれ、民の状況が極度に悪化している江都(カンド)。キム・ジュンはチェ・ハン排除に動き出したことをパク・ソンビらに告白し、彼らもチェ・ハン排除に同意する。そして都房(トバン)の後継をキム・ジュンに託す。チェ・ヤンベクは昔の家臣たちは信用できないと都房の警備と警戒を強化するよう部下に命じる。その頃、忠州(チュンジュ)城ではキム・ユヌの指揮により一か月に及ぶ蒙古軍の猛攻を退け、総司令官のイェグが戦闘中に負傷する。高宗(コジョン)が江華島(カンファド)を出て昇天府で蒙古の使者を迎え、王子の安慶公(アンギョンゴン)を人質にすることで蒙古軍は撤退するが、そんな中、チェ・ハンが急な病で苦しみ出す。ただの過労で他に異常はないという御典医。何かがおかしいと感じたチェ・ヤンベクは部下に命じ、チェ・ハンの料理を準備しているものを内密に調べさせ、ほかの御典医にも診察させる。そしてチェ・ヤンベクがキム・ジュンの屋敷を訪ねる。
蒙古軍の元帥イェクがなかなか落城しない忠州(チュンジュ)城を目の前に発したセリフ。どこかで聞いた事があると思ったら、昔、キム・ギョンソンが守る亀州(キジュ)城の前でサルタクが言った言葉と一緒だ。
■第52話:風雲急を告げる
チェ・ハンの正体不明の急病の理由を問い詰めるチェ・ヤンベクに対し、盲目的な忠誠心を非難するキム・ジュン。そんなキム・ジュンに対し、チェ・ヤンベクは、いずれはどちらかが死ぬことになるだろうと吐き捨てる。手足が動かなくなり、気弱になったチェ・ハンは息子のウィに自分のように己を卑下しながら生きてはいけないと言う。そんな中、イ・ヒョン殺害をきっかけに再び蒙古軍が高麗を侵攻し、高麗が送った使臣に対し、蒙古の大元帥ジャラルダイは太子とチェ・ハンの入朝を要求するが、太子が蒙古を訪れることを条件に撤兵する。 一方、病状が極度に悪化したチェ・ハンは、息子のウィをチェ・ヤンベクに託し、最期にキム・ジュンに会い、許しを請いたいと言い残し、息を引き取ってしまう。翌朝、チェ・ヤンベクはチェ・ハンの死を伏せたまま全臣僚を召集し、チェ・ハンの死を知らせると共に、息子ウィが都房(トバン)を引き継いだことを宣言する。キム・ジュンは国を立て直すために、都房の廃止を提案し、パク・ソンビ、イ・ゴンジュら賛同の下、挙兵の準備を開始する。
どんなに悪者でも自分の死が近づくと、突然気が弱くなるのだろうか?キム・ジュンのせいで自分が死ぬと分かっていながらも最期にキム・ジュンに会いたいと言うチェ・ハンを見てチェ・ヤンベクはどう感じたのだろうか
■第53話:決戦の時
ついに挙兵したキム・ジュン。チェ・ヤンベクはチェ・ウィの私邸を厳重に警備するが、パク・ソンビやイ・ゴンジュの部下である守備軍はキム・ジュン側につき、親衛隊の大半も革命軍に加わる。都房(トバン)の廃止を約束して陛下の名のもと、王室を味方につけた革命軍により劣勢に追い込まれ、キム・ジュンとの対決の末、チェ・ヤンベクは敗れてしまう。チェ・ウィは処刑され、チェ・チュンホンから4代続いたチェ政権が倒れ、ここに王政復古が実現し、キム・ジュンは大将軍に任命される。そんな中、再度、蒙古軍が侵攻するが、太子が入朝することにより撤退する。その頃、高麗の国境付近は蒙古の統治下にあり、民をはじめ役人や兵士までもが蒙古へ寝返っていた。親蒙古派の太子が王位を継ぐ立場にあることを憂慮するキム・ジュンだが、そこへ高宗(コジョン)崩御の知らせが舞い込む。太孫(テソン)を王座につけようとするキム・ジュンに対し、パク・ソンビは臣下が皇帝を変えることは許されないと非難するが、キム・ジュンは国を守れる強い王が必要だと言い放つ。
来る時が来てしまった。武士の誇りを示したいと言ったチェ・ヤンベクのために、剣を抜いたキム・ジュン。運命のいたずらとは言え、一番戦って欲しくない二人。全56話の中で一番の見せ場とも言える。
「武神」は月~金の毎朝8時25分からテレビ東京にて放送中、予告動画はDVD公式サイトで視聴できる。「武神」の最終回は9月11日の予定で、12日からはイ・ソジンが朝鮮王朝第22代王、正祖を演じた、イ・ビョンフン監督の大ヒット作「イ・サン」を放送。【「イ・サン」を2倍楽しむ】で全話のあらすじと見どころ、時代背景などを紹介しているので参考にどうぞ。
ドラマ基本情報≫
【「武神」を2倍楽しむ】
◇「武神」DVD公式サイト
◇テレビ東京「武神」番組公式サイト
※2013.6.25 月~金 朝8時25分-9時21分