高麗に栄光あれ!最高の英雄 キム・ジュンの最期は?「武神」第54話~最終回あらすじと予告動画
テレビ東京で好評放送中のドラマ「武神」第54話~最終回では、蒙古との戦を望まない朝廷と最後まで蒙古と戦おうとするキム・ジュンが対立!高麗の誇りを守りたいキム・ジュンが果たしてどんな最期を迎えるのか?DVD公式サイトには予告動画が公開されている。ナビコンでは【「武神」を2倍楽しむ】で、ドラマの放送にあわせて話のあらすじと見どころ、気になるドラマの時代背景などを紹介しているので、視聴にあわせて参考にされたい。なお、テレビ東京での放送は、日本語吹き替え版となっている。また、以下のあらすじと見どころは、オリジナル版で紹介。テレビ放送版とは異なる部分もあることをご承知の上お楽しみください。
■第54話:孤独な戦い
キム・ジュンは全国民の軍隊化と戦闘化を実現させるという刷新策の下、太孫の前で、蒙古への徹底抗戦続行を主張し、それに動揺する文臣たちを非難する。有事に備えて三別抄軍の訓練を強化するキム・ジュン。一方、蒙古の新皇帝となるクビライに対面した太子は、撤兵の約束を取り付けて高麗に帰国し、24代王・元宗(ウォンジョン)として即位する。蒙古の好意に答え、敵対せず、開京へ戻る準備をするよう命じる元宗。自ら進んで蒙古に屈しようとする元宗(ウォンジョン)の態度に憤りを覚えるキム・ジュンだが、パク・ソンビとイ・ゴンジュはキム・ジュンの過激な方針に困惑の色を隠せず、疲弊した民の現状を知るイム・ヨンもキム・ジュンの強硬案に反対する。そして王室に利用されるのを恐れたキム・ジュンはパク・ソンビを罷免し、イ・ゴンジュを閑職へと左遷する。また、イム・ヨンを内勤へと追いやる。そんな中、蒙古が再び元宗(ウォンジョン)に入朝を求めてくる。キム・ジュンは王命により官僚の頂点である門下侍中(ムナシジュン)と教定別監(キョジョンピョルガム)に任命される。
奴婢出身のキム・ジュンがとうとう最高権力を手に入れ、閣下(ハッパ)と呼ばれる日が来るとは感無量と言いたいところだが、親蒙政策をとる朝廷に反対する攻蒙政策のキム・ジュンがどんどん孤立しているようで手放しで喜べない。
■第55話:蒙古の注文
ついにキム・ジュンが最高権力者の座に就き、盛大な祝宴が開かれる。一方、キム・ジュンは、元宗(ウォンジョン)の蒙古訪問に強行に反対を主張するが、平和的解決のためとキム・ジュンに土下座までして懇願する元宗(ウォンジョン)の姿に、渋々ながらも入朝を黙認する。元宗(ウォンジョン)が留守中に政務を執り行う太子に対し、チェ・ウの血を受け継ぎ、チェ氏都房の愛国心を忘れないよう肝に命じ、高麗の将来を考えて蒙古に弱みを見せてはいけないというキム・ジュン。しかし、宋や日本の討伐のため兵力と食糧を提供するという蒙古の要求を持ち帰った元宗(ウォンジョン)に対し、キム・ジュンは、民の血が流される結果は変わらないと非難する。高麗で戦が起こるよりマシだと言い、要求を飲むしかないという文臣たちに、怒りをあらわにし、蒙古への入朝を主張したイ・ジャンヨンに対しても責任を追求するキム・ジュン。三別抄たちの朝廷に対する不満が高まる中、元宗(ウォンジョン)の廃位を考え始める。そんな中、イ・ジャンヨンは、イム・ヨンに接触し、王室への協力を呼びかける。
最高権力を得てから険しい表情の多くなったキム・ジュンがアンシムと話す時にだけ見せる和らいだ表情に注目。キム・ジュンを父と慕うイム・ヨン、父子関係は壊れてしまうのか…
■第56話(最終話):高麗に栄光あれ
蒙古の使者が訪れ、日本へ送る兵の準備や船の建造を始め、高麗に対する膨大な要求を押しつける。
弱小国の悲哀だというイム・ヨンの言葉に、深く失望し、兵を挙げるべきではないと説得するイム・ヨンに耳を貸さないキム・ジュン。キム・ジュンは要求に応じるふりをしながら軍備を強化し、蒙古の武将が来る時に合わせ、反乱を起こす決心をする。王宮では先手を打ってキム・ジュンの命を奪う計画を立て、蒙古の使者のため宴会を開くが、キム・ジュンは姿を現さない。そんな中、家臣一同がチェ・ウの命日に集まり、久々の酒宴が催される。その席上でキム・ジュンは、かつて撃毬(キョック)大会の際に高宗(コジョン)から下賜された宝剣を国のために役立てるよう使えと言いながら、イム・ヨンに授ける。蒙古の査閲にあたり養成した軍隊で革命を準備するキム・ジュンだが、そこへ元宗(ウォンジョン)が倒れたという知らせが舞い込み、キム・ジュンは王宮に呼び出される。危険なので行くべきではないという臣下を振り切り、王宮へと足を踏み入れたキム・ジュンの目の前には…。
いよいよ最終回。高宗(コジョン)から下賜された貴重な宝剣をイム・ヨンへ渡した時に、キム・ジュンの心は決まっていたのか。キム・ジュンが血のつながりがない息子イム・ヨンへ残した最期の言葉に涙。
■最終回に寄せて
奴婢から最高権力者の地位にまで上り詰めたキム・ジュンの一代記を通して、絶対権力もいつかは滅び、頂点に立った人間は孤独であるということを教えてくれるドラマではあるが、男同士の熱い友情や鮮やかな戦闘シーン、権力の冷酷さ、そして切ないラブストーリーまで見どころたっぷりだった。キム・ジュンを始めとし、出演者のキャラクター設定がとても分かりやすく、長編ながら毎回飽きることなく、固唾を飲みながら見守り続けた。
「武神」は月~金の毎朝8時25分からテレビ東京にて放送中、最終回は9月11日(水)の予定。予告動画はDVD公式サイトで視聴できる。次回作は、時代を次の王朝に移し、朝鮮王朝で最も過酷な人生を歩いた名君、第22代王正祖を主人公にした「イ・サン」を放送。【「イ・サン」を2倍楽しむ】時代背景や豆知識、全話のあらすじと見どころ、キャストの紹介をしているので、参考にどうぞ。
ドラマ基本情報≫
【「武神」を2倍楽しむ】
◇「武神」DVD公式サイト
◇テレビ東京「武神」番組公式サイト
※2013.6.25 月~金 朝8時25分-9時21分