旅先から届く襄の遺言、留守中の波乱続き…大河ドラマ「八重の桜」第44回予告動画と前回のあらすじ-NHK
11月3日、NHKの大河ドラマ「八重の桜」は第44回「襄の遺言」を放送、大学設立の資金集めのため欧米に旅立つ新島襄(オダギリジョー)だったが、その旅先から遺言が届いて八重(綾瀬はるか)を驚かせる。その頃八重は、新島不在の間に起こった米国人宣教師との問題に頭を悩ませていた。更に山本家では最近住み込むようになった青木栄二郎という書生が一方的に時栄(谷村美月)に熱を上げ、不穏な空気が漂っていた。
[第43回「鹿鳴館の華」あらすじ]
関東では大隈重信が早稲田大学の前身となる東京専門学校を設立、新島も自らの大学設立に強い意欲を燃やしていものの体調は思わしくなかった。
帰国したばかりの捨松は女性の地位のあまりの低さに驚き、国費で留学した自分を雇わない文部省に苛立っていた。そんな折、山川浩(玉山鉄二)が京都の山本家を訪ねて来た。久々に対面した覚馬は、かつて家老として苦労をした山川に頭を下げて尽力出来なかった過去を詫びる。山川が山本家に来たのは、捨松を同志社女学校の講師として雇ってもらえないかというものだった。在米時代に捨松を知っていた新島は、二つ返事で捨松を引き受ける事を約束した。
東京へ戻った山川だったが、ある日玄関で書生たちが騒ぎを起こしていた。出てみるとそこには陸軍中将の大山巌(反町隆史)が立っていた。大山は捨松を妻に欲しいと言ってきたのだった。陸軍の人事部長に栄転となっていた山川は、捨松を人質に自分の人事が決まったのではと怒る。妻に先立たれ三人の子を持つ大山だったが、大山は海外の文化を吸収していく今後には捨松のような開明的な女性が必要だと訴える。しかし山川は妹を道具にするなと大山を追い返してしまった。
山川健次郎(勝地涼)は大山の来訪をこっそり捨松に報告するが、捨松は国のためになるなら大山のアクセサリーとして嫁いでもいいといきり立つ。しかしその後パーティの場で大山と実際に対面した捨松は思いもかけず好意を抱いてしまう。その思いを捨松は母に告げるが、会津家老の家のものが薩摩の人間と結婚するのは許さないと叱りつけられてしまう。更に、川崎尚之助が書いた会津戦記を読んで涙を流す山川を見て、捨松は何も言い出せなくなってしまった。
山川家のひと悶着を聞いて気を揉んだ八重は、新島が大学設立の陳情のために上京する用事があるのにかこつけて山川家に訪問することにした。勝海舟(生瀬勝久)に面会して好感触を得た新島と八重は、その翌日山川家を訪ねた。すると先客として大山が山川と面会しており、居間には険悪な雰囲気が漂っていた。会津と薩摩の結婚は断じて認めないとする山川に、八重は捨松本人の意思がまるで存在しないと意義を唱える。それでもまとまらぬ話に業を煮やした八重は、腕相撲で勝負をつけようといい始める。
女と腕相撲など出来ないという大山を挑発し、八重は新島を審判に指名して大山との腕相撲勝負を始める。予想以上に力の強い八重に、大山は一時落され気味になる。周囲が八重を応援し八重に軍配が上がろうとするその時、捨松は大山の名を叫ぶ。ハッとして腕を止める八重だったが、再び気を取り直して腕に力を込める。そして、大山が渾身の力で八重の腕をねじ伏せた。呆然とする一同の中、山川はこの屋根の下では自分を兄と呼ぶようにと大山に声を掛ける。見詰め合う大山と捨松の姿を見て、八重は負け戦が嬉しいのは初めてだと顔をほころばせた。そしてその年、出来たばかりの鹿鳴館で大山と捨松の結婚式が盛大に執り行われるのだった。
大河ドラマ「八重の桜」第44回は3日(日)総合・よる8時から、BSプレミアム・午後6時から放送。再放送は総合で毎週土曜日ひる1時5分から。予告動画は番組公式サイト「あらすじ」で視聴出来る。放送翌日からNHKオンデマンドでは見逃し配信を行う。
◇NHK「八重の桜」番組サイト
◇NHKオンデマンド「八重の桜」視聴ページ
18時より見逃し配信開始(視聴価格:200円)
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