7日、直木賞作家・角田光代の原作「紙の月」を原田知世主演でNHKドラマ10がドラマ化!予告動画公開中

2014年01月02日17時39分ドラマ

直木賞作家・角田光代が、心に空漠を抱えた女性たちの切実な思いを描いた、第25回柴田錬三郎賞受賞作品「紙の月」を全5回で、女優・原田知世主演でドラマ化!1月7日よし毎週火曜日放送のNHKドラマ10の枠、夜10時から放送、番組公式サイトでは予告動画を公開している。

原田知世のNHKドラマ出演は、2011年度連続テレビ小説『おひさま』以来の出演。今回原田が演じるのは、夫の何気ない言動に傷つけられてきた主婦の梅澤梨花。銀行のパートに出たことで、ようやく自分の居場所を見つけたと思ったものの、かえって夫婦の溝は深くなってしまう。そんな時に年下の大学生・光太と出会って、人生が大きく変わってしまう。梨花の人生を変えた大学生の航太を演じるのは、FolderおよびFolder5の元メンバーで女優の満島ひかりの実弟で真島真之介。そして梨花の高校時代の友人・木綿子役を水野真紀、亜紀役を西田尚美が担当する。そのほか、ミッキー・カーチスや冨士眞奈美、光石研らベテランが脇を固める。

平凡な主婦が、1人の年下男性との出会いをきっかけに、顧客から預かった1億もの金を着服し、海外に逃亡する。いったい梨花に何が起きたのか。高校時代の友人・岡崎木綿子(水野真紀)と中条亜紀(西田尚美)は、梨花が起こした事件をたどるなか、それぞれが抱える心の闇と向き合わざるを得なくなっていく。

■あらすじ
わかば銀行から契約社員・梅澤梨花(41歳)が約1億円を横領した。梨花は発覚する前に、海外へ逃亡する。梨花は果たして逃げ切れるのか?―--自分にあまり興味を抱かない会社員の夫と安定した生活を送っていた、正義感の強い平凡な主婦。年下の大学生・光太と出会ったことから、金銭感覚と日常が少しずつ少しずつ歪んでいき、「私には、ほしいものは、みな手に入る」と思いはじめる。夫とつましい生活をしながら、一方光太とはホテルのスイートに連泊し、高級寿司店で食事をし、高価な買い物をし…。そしてついには顧客のお金に手をつけてゆく。


原作本は、まるでハートフルなホームドラマのような表紙に騙され、読み進めていくうちに、主人公の狂気の世界に聞きずりこまれ、間違った自己肯定の世界に引きずり込まれそうになる。原作本を丁寧に映像化することに定評のあるNHKが、本作をどう描いていくのか、ドラマの放送が待ち遠しい。

気になる第1話は、1月7日(火)夜10時から。すでに番組公式サイトには、予告動画が公開されている。

NHKドラマ10「紙の月」番組公式サイト

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