贈収賄の聴取が新たな事件の火種に!ドラマ「緊急取調室」第4話予告動画と前回のあらすじ-テレ朝
2月6日、テレビ朝日のドラマ「緊急取調室」は第4話を放送、真壁有希子(天海祐希)のいる緊急時案対応取調班に、郷原(草刈正雄)の要請で何故か贈収賄事件の取調要請が来る。被疑者は衆議院議員の三木本史郎(神保悟志)、捜査二課の案件であることから二課出身の小石川(小日向文世)が主取調官として捜査に当たる。三木本は逃げ口上で第一秘書の菅沼(泉谷しげる)の名を出す。しかしその後、菅沼が青酸カリの服毒自殺をしてしまう。真壁は情と義理に厚い菅沼が直筆でなくパソコンで遺書を書いた事を疑問視する。
【みどころ】
今回被疑者を演じるのは神保悟志、名脇役として人気も高く局を問わず数多くのドラマ作品に出演、最近では「相棒」シリーズの大河内警視役でのファンも多い。更に第二の事件に登場するのは泉谷しげるとあって、個性派のゲスト陣に波乱のストーリー展開が期待出来そうだ。そして隠された真壁の過去が、どう取調に反映されているのか、少しずつ明らかになる事実にも目が離せない。
【第3話あらすじ】
非番だった真壁有希子がたたき起こされて向かった仕事は、ある殺人犯の取調だった。被疑者・佐原利香(安達祐実)は夫・俊夫(神尾佑)を殺害したとして連れてこられた。殺害されたのが経済産業省のエリート官僚で国家機密にも関与していたため、キントリが扱う案件となった。
利香は夫に女がいたから夫婦喧嘩になって子どものおもちゃを使って頭部を殴ったと説明し、夫に愛人がいて別れを切り出されたためカッとなったと告白した。モツナベコンビこと監物(鈴木浩介)と渡辺(速水もこみち)が愛人と名指しされた部下という女性を訪ねるが、その女性は佐原の事を毛嫌いする程で全く個人的な関係は無いようだった。嘘をついたのではと真壁が問い質すと、今度は利香は夫に殺してくれと頼まれたと証言を翻した。夫が下着の盗撮が趣味で、それを苦にした夫におもちゃの電車を渡されてこれで殺すように言われたというのだ。
しかし再び検証してそれも嘘だと分かる。利香は自分の罪は認めているのに何故動機を隠すのか?真壁は尋問中に利香から子どもを愛していないと言われて苛立ちを覚える。涙を流すが実は強かな被疑者に、真壁は一筋縄では行かないと覚悟を決める。真壁は残された利香の息子・大地(田中奏生)と俊夫の母・和子(田島令子)を訪ねて聞き込みをする。大地は事件後一言も口を開かず、和子もどこかうろたえた様子だった。その時、真壁は大地の部屋が木のおもちゃだらけのと、大地の手首の包帯に目を付けた。その後大地の幼稚園で聞き取りを行うと、大地が父親から虐待を受けていたという供述を得る。それを裏付けるように、モツナベたちも被害者が酒を飲むと乱暴になることや出世が望めず行き詰っていた事を調べ上げていた。
その間も利香は嘘の証言を続けていたが、少年課出身の中田(大滝連)がある仮説を立てた。俊夫を殺害したのは大地で、利香はそれを庇っているというのだ。その仮説を利香に突きつけると、利香はそれを認めて泣きじゃくった。事件は、息子が犯人だが6歳ということで児童相談所送致の後自宅に戻るという話だった。しかし未だに利香の供述が信用ならないと訴えた真壁の言葉に、梶山(田中哲司)はこれまでの取調映像の見直しを提案する。そこで真壁は再び利香の取調に立ち会う。真壁は利香が嘘をつくとき必ずハンカチを使っている事、そして大地が犯人だと証言した時もハンカチを使っていたと指摘。利香は自分の身を守るために息子を犯人に仕立て上げた、自己保身しか考えない女だと真壁が糾弾すると、利香は徐々に怒りを露にしていく。
そして息子を虐待し続けた夫が憎かったこと、自分が学歴もないから息子が頭が悪いといっては”頭が良くなる”木のおもちゃを買い続ける夫に居たたまれなかったことをぶちまけ、ついには夫は死んで当然だとまで言い放つ。怒りを自分にぶつけろと真壁が利香に近寄ると、利香は真壁の顔を殴りつけた。それでも真壁は利香の怒りを受け止め続けた…。取調が終わり、真壁は初めてキントリメンバーとの飲み会に参加する。そこで、行きつけの居酒屋の店主がかつて中田が歩道した青年だったと聞かされる。家に戻り、利香とのやりとりを通して思う事があったのか、真壁は息子の将汰に向かって話しを切り出した。お父さんは殺されたんだよ、と。そしてまだ捕まっていない犯人は、お母さんが捕まえると力強く続けるのだった。
木曜ドラマ「緊急取調室」第4話は6日(木)よる9時から放送。予告動画はドラマ公式サイトトップページで視聴出来る。スピンオフ動画「モツナベの緊急取調室」は同サイト内コンテンツおよびYouTubeで配信中。
◇木曜ドラマ『緊急取調室|テレビ朝日』