大塚製薬、「カロリーメイト」満島ひかりが南アフリカの大地で本物のチーターと共演するTVCMとメイキングを公開
大塚製薬は、「カロリーメイト」の満島ひかりが出演するTVCM「人間とチーター」篇と、そのメイキングを公開した。
今回のCMでは、主演映画「ハロー!純一」が2月15日から公開される満島ひかりが、南アフリカの広大なサバンナに立ち、合成ではなく実写の映像でチーターと共演する。実際の共演にこだわったのは彼女で、南アフリカのサバンナの情景の美しさや大地を包み込む陽の光も見どころのひとつとなっている。
TVCMは、満島ひかりがアフリカの広大な大地をチーターと並び、その背中にやさしく手をかけつつ歩くところから始まる。彼女が首筋に手を添えたチーターの顔にアップになり、続いて彼女のアップになり、太陽が地平線の近くにあり彼女とチーターがポツリと歩く美しい引きの映像になる。
続いて、チーターが腰を下ろし、彼女もそれに合わせてしゃがみ、チーターの首筋を優しくなでる。チーターが彼女のほうを見やり、それに合わせて彼女をチーターの顔をのぞき込む。
チーターが鹿らしき動物の姿を見かけると、それを追って勢いよく走り出す。彼女が「チーターは、肉しか食べないのに、どうして栄養バランスが偏らないんだろう。人間には、人間に合った栄養バランスが必要だ。バランス栄養食カロリーメイト」とナレーションし、大きな木の下で横になるチーターの背中を優しくなでる。
撮影は、1月上旬、ヨハネスブルグからクルマで3時間以上離れたサバンナの真ん中で行われた。東京から撮影現場までの移動時間は実に30時間で、満島ひかりはアフリカ大陸も南アフリカ共和国も、訪れたのは今回が初めてとのこと。
彼女は、事前の打ち合わせ段階から、「チーターと私の姿を合成したCMは避けたいです。実際に触れられるならば触れて、共演したいです。怖いとは思っていません」と話しながら、チーターの写真や資料に見入っていた。
彼女と共演したチーターは、幼少期から調教され、調教師の指示には従うものの、本来は獰猛な肉食獣。彼女は、そんなチーターに対して、全く臆することなく近づき、調教師の指導のもと、コミュニケーションをとり始めた。
その後、撮影が進むにつれ、その親密さは増していく。彼女は、「毛が固くて、なでてると、ツヤが出てくるんですよ。グラフィックの撮影のときはよく、私が肩をなめられました」と語る。
「人も、動物も、みんな一緒。チーターだから何ってわけじゃない。相性はあるけど(笑)」という彼女の思いが、きっとチーターにも通じたのだろう。
調教師も、「こんなに短期間で、完全にコミュニケーションできる人はほとんどいなかった。アジア人の女性としては初めてだ!」と、彼女とチータの親密な様子に驚いていた。
撮影は、早朝と夕暮れ。複数日にわたって、太陽が地平線の近くにある時間帯を狙って行われた。彼女は、長距離移動後にもかかわらず、最初から最後まで疲れを見せず、チーターとともに過ごす。
撮影終了後は、「撮影中、彼と私の関係は優しくて、リラックスしていました。もう会えないかと思うと、とってもさみしい。せっかく好きになれたのに・・・」とコメントするなど、チーターとの別れを心から惜しみつつ、真夏の南アフリカをあとにした。
帰国後、スタッフが改めて話を聞いたところ、「撮影をしたサバンナは、ただただ空が広くって。雲が違いましたね。国によって、雲って、違う! 毎日、野生の動物たちと一緒に、朝日と夕日を見ることができて、ぜいたくでした。私の体は、ここを求めていたんだ! とさえ感じました(笑)。
これまで訪れた国の中でも、最高に好きかな。完成したCMを見た感想は、『今すぐ、南アフリカに帰りたい!』です(笑)」と、とても明るく素敵な笑顔で話していた。
メイキングでは、撮影中の様子を見ることができ、彼女がCM以上にチーターと戯れているところも楽しめる。チーター調教師からのチーターや彼女についてのコメントも聞くことができる。
◇大塚製薬「カロリーメイト」CM